【8割安定!】共通テスト現代文・評論対策はこれ!時間配分や勉強法まで!
記述式問題が導入されるか否かを巡って様々な議論を読んだ共通テスト。
結局2021年から記述式問題が導入されることはなく、センター試験と大きな問題構成が変化することはないとされています。
そんな中で2021年に共通テストの現代文を受験する皆さんに、共通テストの評論に絞った対策をお伝えいたします!
センター試験との違い
まず、現代文においてセンター試験と共通テストはどのように異なるのでしょうか?
これに関して考えていきましょう!
まず、冒頭でも書いた通り記述式試験の導入が見送られたために、記述式問題に充てていた大問1問をなくすことで、センター試験と全く同じ試験時間80分、そして50点×4の大問構成をキープしています。
従って、現代文・評論問題の出題においては今までと変わらない形式であることは間違いないでしょう。
ただ、大きな出題傾向の変化が予想されます。
それは、出題される文章の増加。
文部科学省が公開している問題作成方針では、
問題の作成に当たっては,大問ごとに一つの題材で問題を作成するだけでなく,異なる種類や分野の文章などを組み合わせた,複数の題材による問題を含めて検討する
という文言が書かれており、一つの大問で複数の文章を横断的に読解する必要があると考えられます。
読解のやり方に大きな変化はありませんが、単純に読む量や理解にかかる時間は増えてしまうことが予想されるので、正確かつ素早い読解を意識しておく必要があるでしょう。
共通テスト評論では、大問ひとつにつき複数の題材が扱われる
共通テスト現代文の評論問題対策!
センター試験と共通テストの違いをきちんと把握したところで、評論問題への対策考えていきましょう!
共通テスト評論の特徴
まず、センター試験の頃から変わらないですが、大学入試センターが作成する評論の問題は非常に非常に質が良いです。
現代文という問題にするのが非常に難しい科目で、論理関係を理解しているかというただ一点を問うようにできているかなりの良問です。
採点に間違いが生じることも無いため、現代文の正しい読解方法が身についていれば、安定的に8割を越えることができるように設計されています。
出題形式としては、漢字の選択問題と内容理解の選択問題に分かれます。
漢字の方は、ここで落とすと痛いので、確実に取れるよう早い段階から対策をしておきましょう。
また、内容理解の選択問題は今までと変わらず高配点であることが予想されます。
最後二つまで絞らせて迷わせるように作問されているので、消去法を使って解いていくことが求められています。
焦らずじっくりと解いていきたいところです。
問題形式ごとの対策法
漢字問題
漢字は絶対満点を取れるようにしておきましょう。
最悪でも一問落とすくらいに留めたいです。
漢字対策に効くのは、実は学校の小テストです。
面倒くさがらず、わからなかったものはその場で覚えておきましょう。
もしそれでも全然取れないなら、参考書を使ってやるべきですが、基本は参考書を使わずにいけるはずです。
参考書を使う場合は、頻出入試漢字コア2800がオススメですよ!
内容理解問題
概要のところでも言いましたが、基本は消去法です。
まず明らかに違う選択肢を弾きます。
そうすると、二つや三つまでは絞れているはずです。
ここからは問題の問われ方に応じた対策をする必要があります。
「どういうことか?」を聞かれている設問であれば、傍線部・選択肢を要素に分解します。
そして、要素ごとをうまく言い換えている内容を本文中に見つけていくのです。
迷ったら、傍線部付近や段落のはじめや終わりの結論をきちんと確認し、論理的な矛盾が無いかチェックします。
この意識を使って問題文を使った言い換えを行う中で、誤答の選択肢に論理的な間違いが発見できるはずです。
「なぜか?」と問われる因果関係の設問では、出題意図を読み取ることが必要です。
つまり、どの論理関係の理解が問われているのか考えるのです。
本文の傍線部近くをきちんと見にいって、〇〇だから〇〇と言える、という論理関係を見抜きましょう。
また、主語や述語が明らかに違う選択肢が誤答とされていることが多いので、これも誤答の弾き方として有効です。
共通テスト評論対策におすすめの参考書
共通テストといえど、基本の形・問われている読解力は変わらないので、基本はセンター試験の過去問で演習していきましょう。
直前期にちゃんと残しておく必要があるので、やりすぎは禁物です。
また、難関大学の記述試験対策として使われることもあるように、センター試験をそのまま記述試験として使うことも可能です。
正解の選択肢が模範解答ですから、それの通りにまとめ直す練習をするのもありでしょう。
ただ、こうしたセンターの問題を解いていく中で、明らかに基礎ができてないと感じたら、参考書を使いましょう。
ボキャブラリーが足りない方は、現代文キーワード読解。
これを使うことで、評論問題で使われるボキャブラリーはだいたいおさえることができるようになります。
そして、読解力は足りないと思ったら、大学入試問題集 柳生好之の現代文ポラリスを使っていきましょう。
スタディサプリの人気講師、柳生先生が、全国の入試問題から厳選した「入試現代文の最前線」を走る良問を徹底解説し、それに取り組んでいく中で確実な読解力を身に付けることができます。
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