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Home現論会ジャーナル大学別対策大学入試共通テスト【残り30日からできる】短期集中で点数を伸ばす共通テスト直前対策!【2025年度最新版】

【残り30日からできる】短期集中で点数を伸ばす共通テスト直前対策!【2025年度最新版】

共通テストまで残り30日を切りましたね。

あと30日を切って、共通テストの勉強を本格的に始める方が多いと思います。

この限られた時間の中で、どのようにして成績を効率的に伸ばすかが鍵です。

この記事では、短期間で効果的に得点を上げるための戦略をご紹介します。

監修者

■肘井 学(ひじい がく)
■リクルート「スタディサプリ」英語講師。
■慶應義塾大学文学部 英米文学専攻卒業。
■自身のスタディサプリの英文読解講座は年間25万人の生徒が受講する超人気講座となっている。
■主な著書に、『大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)『きめる!共通テスト 英語リーディング 改訂版』(Gakken)『大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション』シリーズ(かんき出版)などがある。

執筆者

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博

開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の執行役員。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。

はじめに

「残り30日では何も変わらないではないか」と思っていませんか?
そんなことはありません。

これまで学習してきたことの総復習の機会となる今は、正しく勉強すれば1番成績が伸びやすい時期に変化します。
つまり戦略と戦術次第で共通テストの得点を1割も2割も上げていくことが出来ます。


実際のケースをご紹介します。
東大理系で10月時点で730点ほどだったTさん。
12月からセンター試験対策に本腰を入れ始め、試験本番で839点(93.2%)の高得点を取ることが出来ました。

実際、共通テスト(センター試験)で100点差がついても二次試験の11/440点分でしかないのでコスパが良いわけではない。
しかし東大合格者平均を大きく上回る点数を取れたことで自信を獲得して、二次試験対策も心に余裕を持って進められるようになりました。
その結果、無事東大に現役合格します。

共通テストで良い点数をとるメリット

  • 共通テスト利用の活用→合格校の確保、併願校が減り、本命校の対策の時間の増加
  • 足切りラインの突破
  • 合格者平均を上回ることで自信につながる

つまり本命校の合格確率のUPにつながります。

それでは、短期間で効果的に得点を上げるための戦略をアドバイスしていきます。

目標点数の決定

共通テストの目標点数は決まっていますか?

① 目標点数が決まっていてすでに到達している人

共通テスト受験の準備がばっちりな人ですね。                                     二次試験に集中しつつ、共通テストも腕がなまらないように1週間に1回分解くなど適度に触れておきましょう。

② 目標点数が決まっていてまだ到達できていない人

目標得点に到達するために頑張っている人ですね。                               二次試験と共通テストの勉強バランスを考えて、適度な配分をしていく必要があります。
各科目の戦略を立てて、それに基づいて対策の勉強をしていきましょう。
また本番想定の演習も行いましょう。

③ 目標点数が決まっていない人

目標点数が決まっていない人は黄色信号です。目標のない頑張りは効率が悪くなってしまいます。これから一緒に目標を設定しましょう。

そもそもなぜ目標点数を設定するのか?
ずばり、それは目標を決めることでそれに向かって効率よく対策をすることが出来るからです。

ここで意識して欲しいことが2点あります。
・短い期間で成果を上げるためには「すべてに手を回す」という考え方は捨てなければいけないです。
「何をしないで済ませるか」を念頭に、各科目ごとの適切なリソース配分を決める必要があります。

目標点数設定の基本戦略

①志望校合格者の共通テスト平均点を知る
→パスナビ、東進の共通テストサイトなどで確認できます。

「主要科目はコスパが良い」を念頭に置く。
→点数の重みが異なります。例えば日本史の60%→70%より英語の60%→70%の方が上げやすいです。

「得点率の低い科目ほど、伸ばしやすい」を意識する。                             →90%から100%に上げるより、40%から50%に上げる方が圧倒的に楽です。

実際に目標得点を決めてみましょう。

以下の表をダウンロードして埋めていきましょう。


①まずは最終目標得点率各科目の直近のベストスコアを記入してください。


②次に上限スコアを決めましょう。


実力が上ブレしたら、このくらいの点数を取りたいという目標です。
合計値が目標得点点数を上回らない場合は、上限を引き上げて調節しましょう。

③次に下限スコアを決めましょう。


どんなに下ブレしても、この点数は割らないという目標です。


目標スコアを決めましょう。


上限と下限の間の数値が、目指せるスコアです。
現実的に目標とするスコアを決めましょう。
上に寄せると不安定に、下に寄せると安定的になります。

この数値を決めておくことで、過去問を解く度に良いスコアなのか悪いスコアなのかわかり、適切な次の作戦を立てられるようになります。

①下限より下の点数が出た場合                                            基礎の抜けを確認して最優先で取り組む。

②下限より上だが目標に至らない場合                                          自己評価から外れていないという点では素晴らしいです。                                 目標点に至らなかった原因を探って、最も簡単に上げられる戦略を考えよう。

③目標より上だが上限に至らない場合                                           上限に到達するために不足していた部分を復習しよう。

④上限が更新できた場合                                             上限・目標・下限をさらに上方修正する

過去問・模試の結果の自己分析方法

出来なかった問題を4つに分類しましょう。

出来なかった問題を以下の4つに分類しましょう。

  • 能力的にはできたはずなのに、ミスをしてしまった問題(例えば、計算ミス、読み間違いなどのケアレスミス)
  • 見覚えはあるけど、活用できなかった内容が出て、ミスをしてしまった問題(例えば、日本史で出来事の年号がわからず並び替えができなかったなど)
  • 未知の内容が出て、ミスしてしまった問題
  • 本番で出会っても追いかけないべき問題(例えば正答率が20%以下の難問など)

次に以下の3つの取り組みをしましょう。

  • ①②は確実に解けるようにすること
  • ③で手元の知識を増やすこと
  • ④に時間を溶かさないこと

この3つの取り組みで総合的に点数が伸ばせます。

分類したう上で分析をしましょう。

  • ①をカバーすれば何点取れたか
  • ②をカバーすれば何点取れたか
  • ③をカバーすれば何点取れたか

分析しましょう。

目標点に到達するためには、①から順にどこまで押さえる必要があるのか見極め、復習方法を設定しましょう。

次の例を参考にしてみましょう。

例:数学ⅠAを解いてみたら65点                                     下限65点、目標75点、上限82点の場合。

  • ①をカバーすれば10点取れたか
  • ②をカバーすれば15点取れたか
  • ③をカバーすれば5点取れたか

この場合①をしっかりカバーしきれば目標点を狙えることがわかります。                         (確実に目標を上回るために②もやっておく。)

①~③の復習方法

1⃣ 解いた過去問の復習

もう一度やったら目標点が取れると納得できるまでやりましょう。

2⃣ 「これまで使ってきた参考書」で該当箇所を復習

新しい参考書よりも、今まで学習した内容を確実に使えるようにする方が効果が大きいです。

3⃣ ミスノートの作成

①(余裕がある人は②も)で間違えてしまった問題は二度と間違えないと心得ましょう。                                             ノートにミスした問題原因分析対策法を記録していつでも見返せるようにしておきましょう。

このように目標設定→実践→復習のサイクルを回して、目標や上限を更新出来たら、各目標点を上方修正していきましょう。

最終目標点に到達するまで、各科目必要に応じて過去問を解いていきましょう。                逆に目標達成できている科目を沢山やる必要は無いです。

試験本番で予想より高得点をとるための本番想定トレーニング

本番で練習と同等のパフォーマンスを発揮するために必要なこと

あなたは試験本番に強い方だと思いますか?

せっかく実力を蓄えてきて100%の力を発揮できないのはもったいないですよね。

本番で練習と同等のパフォーマンスを発揮するために必要なことは以下の4点です。

  • 本番戦略
  • 集中力
  • 体内リズム
  • メンタリティ

本番戦略、集中力、体内リズムを養うための方法3選

本番と同じ時刻、試験時間、マークシート使用で取り組む。

→時計も必ず活用し、時間感覚を身につけましょう。

アクシデントが起こったときの対処法を決めておきましょう。

→解けないとき、マークミスしたときの戦略を決めておきましょう。

早寝早起きの習慣を身につけましょ

→人間の脳は起床後2~3時間後にやっとフル回転し始めると言われています。

1科目目から最大のパフォーマンスを発揮するために、試験開始3時間前には起きましょう。

メンタリティを身につける方法

主人公感を身につけましょう!

主人公感とは「自分の物語を信じて突き動かす精神性」のことです。

試験会場で自信なさげにおどおどしている受験生と精悍な顔で胸を張って背筋が伸びた受験生ではどちらが「受かりそう」な気がしますか?

後者の方が受かりそうですよね!

人には演じているものに自信の本質が近づいていく性質があります。

自分が物語の主人公なら、マンガ・小説の主人公なら、合格を手にする受験生なら、こう行動するという想像を常に持ちましょう。

共通テストと二次試験どちらも落とさない勉強のバランス

私大受験生

共通テスト利用や併用を使う受験生はしっかり共通テスト対策に力を入れましょう!ただし、12月中も私立の個別試験の過去問演習も怠らないようにしましょう!

国公立受験生

得点の配分によっても変わります。

例えば東大受験生の中では、12月頭から共通テスト対策に全振りする人もいれば、1月から共通テスト対策をする人もいます。

まずは共通テストの目標点数を決めましょう。そこから配分を決めましょう。

共通テストは二次試験の役に立つのか?

一部Yesで一部Noだと考えています。

共通テストは学生の学力を公平に測るために最もよく練られた試験です。基礎力チェックはここで総ざらいできます。

しかし、試験形式や制限時間、当日の戦略は当然変わるので、共通テスト以降は二次試験の過去問に慣らし直す必要があります。

各科目の共通テスト勉強法

現論会では各科目の共通テストの勉強法をYouTubeや記事で公開しています!

みなさん、受験する科目の勉強法を見ておきましょう!

英語リーディング→2024年度共通テスト英語(リーディング)対策を現役東工大生が解説!(2023年度分析つき)

英語リスニング→共通テスト英語リスニング対策

国語→【9割安定!】共通テスト現代文対策はこれひとつで完結!時間配分や勉強法まで全て伝授!

数学ⅠA→2024年度共通テスト数学ⅠA対策を現役東工大生が解説!(2023年度の分析付き)

数学ⅡB→【満点を狙え!】共通テスト数学2Bの分野別対策!時間配分と勉強法も!

日本史B→2024年度共通テスト日本史B対策を現役早大生が解説!(2023年度の分析付き)

世界史B→

地理B→2024年度共通テスト地理B対策を現役早大生が解説!(2023年度の分析付き)

倫理・政経→【安定して高得点】共通テスト倫理・政経で9割取る勉強法

物理→2024年度共通テスト物理対策を現役東工大生が解説!(2023年度分析つき)

化学→2024年度共通テスト化学対策を現役東工大生が解説(2023年度の分析付き)

生物→【最新版】共通テスト生物の傾向と対策【成績があがる勉強法とは!?】

地学→

まとめ

・残り30日で共通テストの点数を最大限上げるためには

緻密な目標を立てて、その成否で戦略を決めていくのが鍵です!

・本番で100%~120%の成果を出すために大事なことは

  • 本番戦略
  • 集中力
  • 体内リズム
  • メンタリティ(主人公感)

の4点

・二次試験とのバランスも立てた目標に従って決めていく。

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この記事を読んで

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