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2024年度共通テスト物理対策を現役東工大生が解説!(2023年度分析つき)

今回は、2024年度共通テスト物理対策を現役東工大生である私が解説していきたいと思います。是非、2023年度の問題を実際に参照しながら、この記事を読んでいってください。
国立大の二次試験や私立大の個別試験とは異なる特徴を持つ共通テスト物理。実験や考察問題など、共通テスト独特の出題がありますが、このような問題が解けるようになり、受験生が目標としてる点が取れるように解説をしていきます。

共通テスト物理の概要

配点 100点
(1⃣25点、2⃣25点、3⃣25点、4⃣25点)

試験時間 60分

平均点

年度平均点
2023年度63.39点
2022年度60.72点
2021年度62.36点

2023年度の分析

全体として

共通テスト物理は、国立の二次試験とは少し毛色の違う問題だと感じます。現象を実験結果やグラフから考察して解いていく問題が多く、慣れていないと解きにくく感じる人もいたかもしれません。しかし、全体的に目新しい設定の問題はなかったので、問題は理解しやすかったと思います。
試験時間は60分でしたが、本番では物理を40~50分で終わらせて、生物や化学に余った時間を使えるとよいと思います。

【第1問】小問集合

小問形式の大問で分野問わず、幅広く出題されました。全体的にはしっかりと学習していれば完答できるよう問題なので、素早く回答するべき大問です。
受験生が手薄になりがちな原子分野からの出題もあったので、満遍なく学習をしてほしいと思います。

【第2問】力学

力学の問題でした。テーマは空気中での物体の落下運動であり、その時に働く抵抗力に関するものでした。受験生であれば、一度は扱うテーマだと思うので、スムーズに問題に取り組めたと思います。しかし、設問の内容は実験の考察やグラフに関するものだったので、その点は少し解きにくい部分ではあったと思います。このような問題では、解答と現象が一致しているかを考えながら解くと、間違いを減らせると思います。他の設問に比べて、分量も多かったので最後まで正確に解き切る力が必要でした。

【第3問】波動

波動がメイン問題でした。テーマは、音源が円運動をしている場合のドップラー効果の問題で、これも入試頻出のテーマです。こちらも現象の考察をしながら解いていく問題でした。この大問は、比較的解きやすいと思うのであまり時間を使わずに素早く回答できると良いと思います。

【第4問】電磁気学

電磁気学がメインの問題でした。問題のテーマは、コンデンサの原理に関するものでコンデンサの理解が試される問題でした。人によっては、このあたりの理解が曖昧で苦戦した人もいたでしょう。コンデンサのある回路の放電の過渡現象に関する問題で、ここでもグラフの意味を考えて解答する問題となっていました。

2023年度の特徴的な一問

2023年度の問題の中から共通テストらしさがある問題を紹介します。それは、第2問です。
この問題は共通テストらしさが詰まった問題であると感じました。今まで扱ったことのある現象に関して、実験やその考察をもとに出題されるという点で思考力を問われる問題となりました。問題の内容は違えど、2024年度の共通テストでもこのように実験やその考察、グラフを用いる問題が出題されると予想されます。普段の物理の学習の時から、解いた問題に対しての考察や答えの妥当性などを考えることで解きやすくなると考えます。具体的な対策は難しいですが、普段の二次試験の物理の学習をしていけば、十分に完答できる難易度なので特別な対策をするというよりは、二次試験の勉強をしっかりとやることが重要であると考えます。

2024年度の対策・戦略(目標点別)

90点~100点を目指す方

【当日の戦略】
基本的には前から順番に解いて良いと思います。小問や細かいところでの計算ミスがないように注意しながら解いていくことが必要です。化学や生物に多くの時間を使いたいので、ミスをしない程度にスピードを上げて解いていくことを意識するべきです。

【これからの対策】
基本的には二次試験の対策をしていけば良いと考えます。二次試験の問題が解けるほどに物理に関して理解をしていれば、共通テスト物理は十分に対応ができます。共通テストが近くなってきたら過去問を解き、形式や共通テスト特有の問題に慣れることは必要です。そのようにすれば確実に高得点は狙える科目だと思います。

80点~90点を目指す方

【当日の戦略】
基本的には90点〜100点を狙う人と戦略は変わりません。しかし、大問の序盤でミスをしたり、問題の状況把握のミスをしたりすると大きく失点してしまうので、その点は気を付けて問題を解いていくべきです。

【これからの対策】
こちらも90点〜100点を狙う人と同様に二次試験の対策を中心に学習して良いと思います。共通テストが近くなった時に過去問や予想問題を解くと思いますが、間違えた問題に関して理解が甘い部分があったら、優しめの参考書に戻り自分がどこで間違えていたのかを確認することが重要です。

70点~80点を目指す方

【当日の戦略】
第1問をまずは完答できるようにしましょう。第1問では各分野から基礎的な問題が出題されるので、このように確実に得点できる部分で失点しないようにしましょう。また、次に重要なこととして、大問の最後の問題が出来なければ、すぐに次の問題に移ることがあげられます。得点できそうな部分で時間を使うべきなので、時間をかけても出来なそうな問題は後回しにしましょう。さらに、問題の状況把握には時間をかけ勘違いなどでの失点を防ぐようにしましょう。最後に、グラフの問題や考察問題は多少時間がかかっても解けるようにしましょう。

【これからの対策】
まずは、基本的な問題集を用いて典型的な問題を解けるようにしましょう。物理は基礎を疎かにすると問題が全く解けないので、典型問題に関しては確実に解けるように対策をしましょう。
共通テスト物理に関しては、試験時間に比較的余裕があるので、時間をかけてでも解けるようにしましょう。そのためにはやはり基礎が重要なので、普段の勉強の積み重ねが最も重要となってきます。

共通テスト物理の勉強法

【物理の勉強法】

詳しい物理の勉強法は以下の動画をご覧ください

過去問、予想問題集の使用法

共通テスト物理の対策として、過去問や各予備校の予想問題集を解くことが有効です。共通テストの1~2か月前に解き始めても十分に間に合うと思います。予備校の予想問題集を1冊やった後に、過去問を行うのがスムーズでしょう。
各予備校の予想問題集は、大きな差はないのでどれを選んでも良いと思います。

2024-大学入学共通テスト 実戦問題集 物理
2024年用共通テスト実戦模試(8)物理 
2024 共通テスト総合問題集 物理

共通テスト物理が伸び悩んでいる人へ

共通テストの物理で点が伸びない人は、基本的な公式の使い方や、原理原則を理解しているかを確認してほしいと思います。共通テストの物理では、普段見慣れない考察問題やグラフの問題は出ますが、今までしっかりと学習してきた人にとっては十分に回答できる難易度です。そのため、あまり点数が高くない人は問題を解く上で必要な理解が足りない場合が多いと思います。物理は、原理原則を理解していないとその後の学習の効率を大きく下げてしまうので、理解していないと感じたら、概要把握の参考書まで戻り、基本的な問題集をやり直すことをおすすめします。基礎に戻ることには抵抗があるかもしれませんが、これからの学習をやりやすくするためにも基礎に戻って学習をやり直しましょう。

最後に

今回は、共通テスト物理の分析と対策についての記事でした。この記事を読んでみて、自分の目標に合わせた戦略は考えることはできることはできたでしょうか?
この記事を参考に是非、自分の勉強に生かしてみてください!受験勉強頑張ってください!

監修

高賀茂大介

東京工業大学在学。現論会ジャーナル数学・理科担当主任。
現論会では実際に生徒のコーチングも行っている。

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