【京大国語対策】合格に必須な分野別の勉強法と時間配分を知ろう!
東京大学と並ぶ日本最高峰の大学として多くの受験生が入学を望む京都大学。
当然ですが、最難関かつ良質な問題が揃っており、十分な対策を取っていかないと合格点を取ることは難しいです。
ただ、きちんと対策をし、問題形式に慣れていけば問題ありません!
本日は京大の国語について、包括的に対策を見ていきましょう!
京大国語の概要
まずは、京大国語の出題形式を押さえておきましょう。
東大と異なり、漢文の出題が大問になっていないのが特徴です!
京大の国語は大問が3題あり、現代文が2つ、古文が一つの出題です。
現代文・古文で出題される文章の種類は多岐にわたるので、分野を問わない確立された基礎力がものをいう試験となっています
古文の中の小問で漢文についての問題が出されることもありますが、東大のように大問にはなっていません。
全て記述式で、大問一題につき3〜5問が出題。
それぞれ2〜5行程度となっており、記述量はかなり多く時間配分を効率的に行うことが求められます。
理系に関していえば、小問の出題が各設問で一問少なく、(一)の現代文のみ文理共通の文章となっています。
合格点としては、文系なら75点、理系なら50点。
すなわち半分以上は得点する能力が求められます。
京大国語は分野を問わない読解力と迅速かつ正確な解答力が求められる!
京大国語への対策
最難関にふさわしい出題が行われる京大国語。
問題形式に慣れ、解答力を磨くことが不可欠です!
京大国語では、他の大学が出題しないような随筆・小説といった文章まで含めたジャンルを問わない出題がなされます。
さらに、解答量も多いので、的確な記述解答をスピーディーにこなしていく力が求められます。
そのために意識すべきは二つ。
解答要素の素早い見極めと、自分の言葉で記述する力です。
一つ目は共通テストのような基礎的な問題でも十分に培える読解力の基礎。
問題文をきちんと理解し、どこからどこまでの理解が問われているのかを把握。
そしてその範囲の趣旨を論理的に捉えこみ、解答に必要な要素を複数見つける。
この、主旨理解→フォーカス→抜き出しのサイクルをどれだけ素早く正確に回せるかが肝です。
この力をつけるには問題演習しかありません。
自分の考えた読解と模範解答の読解における差異を分析し、「見ている範囲が違うのか」「要素を取り違えただけなのか」二つの原因を分けて考えましょう。
そして、それができたら解答作成です。
要素を把握し、その部分の記述を抜き出すだけでは足りません。
問題文の論理関係を壊さないようにしながら、適宜自分の言葉で言い換え、分量を削ったり増やしたりするボキャブラリーが必要です。
これは多彩な解答や文章に触れることで徐々に身についていきます。
学校の先生や塾の先生に見てもらいながら、正しい要素の言い換えは何なのか、ここまで添削してもらえるとベストです!
こうした3段階の間違い分析を行う際、良質な問題でトレーニングをすることがその効果を最大化します。
従って、使うべき問題は京大の過去問です。
25カ年分もありますから、計画を立ててきちんと解いていきましょう。
赤本の解説では不十分なことも多いので、適宜先生に添削をしてもらうこと。
また、京大の場合は大学側から出題意図や解答例が提供されている年度もあります。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/undergrad/past_eq/H31_eq
こうしたデータをフルに使って自分の間違いを分析し、模範的な考え方・論理構成力を身につけることが大事です!
まとめ
京大国語の特徴である、多様な文章ジャンル・膨大な解答量について確認してきました。
そして、自分の間違いの段階を確認することと、ひたすら良問でトレーニングを行うことで徐々に京大国語にも対応できるようになるのだというところをご紹介してきました。
京大国語は確かに難関ですが、非常に良問が多く、きちんと正確な頭の使い方をすれば合格点が取れるようにできています。
諦めずに演習を重ねて、正確な読解力を身につけていってください!