【2021年版】厳選!分野別の現代文参考書9選!スタディサプリ講師オススメ!

「参考書や問題集はどれを使えば良いか分からない」
「参考書や問題集をやっても成績が上がらない」
「現代文参考書や問題集の選び方が分からない」
こうした悩みに対して、この記事では、スタディサプリ講師がオススメする現代文の参考書・問題集をご紹介します!
ここで紹介する様々な現代文の参考書や問題集を比較しながら読み進めてもらえれば、この記事で自分に合った現代文の参考書や問題集が見つかります。
さらに、参考書・問題集のオススメの使い方や特徴を明記しているので、ぜひ参考にしてみてください!
現代文の勉強法がまだわからないよ!という方はこちらの記事をみて、まずは勉強法を身につけて来てください!

現代文の参考書は目的に合わせて選ぼう!

現代文はどのような参考書や問題集がいいでしょうか?
現代文の参考書や問題集は目的に合わせて選ぶことをお勧めします!

現代文は大学受験の科目なのに、なんとなく解けるから参考書や問題集は必要ない。などと思われがちですが、
実はそのように思われている現代文こそ、参考書や問題集が必要なのです!
ですが、目的に合った参考書や問題集を選ばず、ただただ演習問題をしていても現代文の点数は上がりません。
現代文の点数を取るためには、単語・文法・解釈・長文の4つの目的から参考書を選び、分野ごとの正しい知識を身につけ、現代文を学習するべきなのです。
簡単に言うと、自分の苦手な分野の参考書や問題集を勉強する必要があります!
『4つの目的』
- 多くの言葉の意味が文章への理解を深める単語。
- 現代文の全体の基礎を担っている文法。
- 一文ずつの正しい読み取りが可能になる解釈。
- これらを3点を理解したうえでの長文読解。
自分に必要な分野の参考書や問題集を利用して正しい知識を身につけていれば、
なんとなく解いている他の皆んなが落としがちな現代文の問題もあなたには答えが簡単に見えてきます!

自分の目的に合った正しい参考書や参考書を選び、苦手な分野を詰めていく勉強をすることが重要です!
このことを理解して正しい勉強をしていけば、誰でも現代文を受験の武器にすることができます!
それでは、四つの目的別に現代文のオススメ参考書を紹介していきますので自分の求める現代文の参考書を探しましょう!
現代文の解き方に関する記事
現代文 文法 おすすめの参考書・問題集

まずは文法について見ていきましょう!
現代文:文法の学習の注意点
文法では、「AがBをする」や「AのBがCにDされる」に見られるような、「て・に・を・は」などの助詞の性質を理解し、意識することが重要です。
なぜならば、我々日本人は日常的に使うため、日本語に関しては無意識だからです。
また、英語は「文構造で論理が決まる言語」だとすると、日本語は「助詞で文の論理が決まる」言語です。
日本語に対して無意識であると言うことは、文の論理にも無意識であるという事なので、現代文の問題が解けない原因は文法にあることが多いです。
共通テスト現代文の選択問題でも助詞や主語を確認するだけで解ける問題があり、その問題の正答率は100%近くても良いはずなのですが、正答率は基本的にそれ程高くないというのが実情です。
現代文オススメ参考書【文法1選】:くわしい国文法 中学1~3年 新訂版

現代文の文法オススメ参考書・問題集は「くわしい国文法 中学1~3年 新訂版」です!
特徴
- 国文法について詳しく解説している
- 1から勉強する人も勉強しやすい
- 国語の基礎の力をつけることができる
現在の学習指導要領では文法は中学生で学ぶことになっているので、高校の参考書・問題集では文法を詳しく学習することができません。
ですので、中学生の参考書・問題集で定評のある「くわしい国文法 中学1~3年 新訂版」をオススメします。
使い方

使い方を見ていきましよう!
使い方
- 全部を熟読する必要はない
- 自分が苦手な分野をやる
- 完璧主義にならない
文法は解釈・長文の基礎にもなっているので、現代文の点数に伸び悩んでいる方必見の参考書・問題集です!
文法が現代文において如何に重要なのかが先ほどの説明で分かって頂けたかと思います。
無意識的に現代文の問題を読んでいる方、「て・に・を・は」などの文法を詳しく説明できない方は一度、この参考書・問題集に取り組んでみてください。
現代文は苦手科目だから文法の基礎からしっかりと学びなおしたい方にお勧めの参考書・問題集です!
現代文 単語 おすすめの参考書・問題集【2選】

次は単語について見ていきましょう!
現代文:単語の学習の注意点
現代文の「単語」というのは「漢字」と「語彙」の二つがあるので、両方とも勉強するようにして下さい!
「漢字」については問題集を一つやっておけば入試対策としては十分です。
大学入試現代文では頻出の漢字だけ押さえて下さい。
二次試験の現代文で書き取りが出題される場合は、雰囲気だけで覚えるのではなく、正しく書けるようにしておきましょう。
また、漢字を覚える時には必ず「意味」も一緒に覚えておくことが重要です。
漢字一つ一つの正解が、意外に現代文の点数に大きな影響を与えるのですが、直前期に漢字を勉強する余裕もないので、早いうちに漢字の参考書・問題集を終わらせておくのがおすすめです。
「語彙」は大体の言葉の意味を理解できていれば大丈夫です。
一方で、「機械論的自然観」・「アンチテーゼ」などの現代文でよく出てくる単語の意味が全く分からない場合は、現代文の長文参考書・問題集をする前に必ず「語彙」の参考書に取り組んでおいて下さい。
現代文オススメ参考書【単語】:入試頻出漢字+現代文重要語彙TOP 2500

現代文オススメ参考書・問題集単語編、一つ目は「入試頻出漢字+現代文重要語彙TOP 2500」です!
特徴
- 漢字だけでなく、カタカナ・キーワード語まで載っている
- 頻出漢字が漏れなく載っている
- 効率よく語句を覚えることができる
この問題集の特徴は、漢字だけでなく現代文単語まで収録されていることです。
入試では、漢字が重要な得点源になってきますし、長文を読む際に単語の意味が分からなければ、躓いてしまいます。
しかし、英語や古文で多くの単語を覚えなければいけないので、現代文で「漢字」と「現代文単語」の2冊の単語帳をこなすことは現実的ではありません。
そこでこの「入試頻出漢字+現代文重要語彙TOP 2500」を使って時短することが効果的になります。
使い方

使い方を見ていきましょう!
使い方
- 基本的には語句の意味を覚える
- 入試で漢字の書き取りが出題される場合は書けないのだけ練習する
- 現代文単語もしっかりと覚える
きちんとした対策を行って、漢字問題やボキャブラリーの問題で点数を落としてしまうことの無いようにしましょう。
現代文に必要な漢字と単語をこの一冊で学べるので、効率よく勉強できる参考書・問題集です!
現代文オススメ参考書【単語】:入試漢字マスター1800+

現代文オススメ参考書・問題集単語編二つ目は「入試漢字マスター1800+」です。
特徴
- 単語の意味が載っている
- 漢字にフォーカスしている
- 漢字が苦手な人に最適
この参考書・問題集は単語の横に意味がしっかりと掲載されていて、読み書きだけでなく意味も学習することができます。
多すぎず少なすぎずのボリュームもオススメのポイントです!

使い方を見ていきましょう!
使い方
- 基本的には見て覚える
- 書けないものは書いて覚える
- 漢字の横に書いてある意味も覚える
そんな時にオススメの参考書です!
現代文に出てくる苦手な漢字をしっかり覚えて、点数の向上を目指したい方にお勧めの参考書・問題集です!
現代文 解釈 おすすめの参考書・問題集【3選】

次は解釈について見ていきましょう!
現代文:解釈の学習の注意点
現代文の解釈の勉強とは一文を正しく読解し、一文と一文の関係を掴むことです。
言い換えると、一文内の修飾被修飾の関係や、文と文の因果関係などを分析していくことになります。
現代文の「解釈」の勉強は、普段無意識にやっていることを意識的に実行していくことが大切になってきます。
「なんとなくニュアンスで分かるからいいや」と飛ばしてしまうのではなく、解説を自分一人の力で再現し、他の人に説明できるレベルまで自分の中に落とし込んでいきましょう。
現代文オススメ参考書【解釈】:ゼロから覚醒 はじめよう現代文

現代文オススメ参考書・問題集一つ目は「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」です!
特徴
- 初学の人にでもわかりやすい
- 現代文とはどんな科目か解説されている
- 現代文の入門にはベスト
現代文の参考書・問題集の中で、もっとも初学者に向いている参考書となっています。
現代文について何もわからないという人はまずやって見ると良いでしょう!
特徴としては文法から解釈まで、幅広く初歩から勉強できるため、あらゆる参考書に接続できるという点が挙げられます!

使い方を見ていきましょう!
使い方
- 前半部分はクイズに答える感覚でやる
- 後半部分は演習の問題になっているので学んだことが実践できるようにやってみる
- 目標は書かれていることが自分で再現できるようにすること
現代文読解というのは正しいノウハウがありますから、それを一つ一つ学んでいきましょう!
現代文の解釈を基礎からしっかりと学びたい方にお勧めの参考書・問題集です!
現代文オススメ参考書【解釈】:池上の短文からはじめる現代文読解

現代文オススメ参考書・問題集解釈編二つ目は「池上の短文からはじめる現代文読解 (大学受験プライムゼミブックス) 」です!
特徴
- 短い文から解釈の練習ができる
- 対比や逆説などの理解ができる
- レベルに合わせて演習できる
現代文の解釈は一文の中の文構造を掴むことがまず第一歩なので、タイトルの通り短文から学習を始めることができる参考書・問題集は非常にオススメです。

使い方を見ていきましょう!
特徴
- 最初は書かれていることの真似でいいのでやり方を学ぶ
- 一文を理解することを意識する
- 2〜3周繰り返す
解釈の勉強をこれから始めるという方は是非この問題集から始めてみてください!
現代文の文構造について詳しく理解したい方におすすめの参考書・問題集です!
現代文オススメ参考書【解釈】:現代文読解の基礎講義

現代文オススメ参考書・問題集解釈編最後にご紹介するのは「現代文読解の基礎講義」です。
特徴
- 方法論が詳しく説明されている
- 本文へのマーキングのやり方が説明されている
- 難易度が非常に高い
この参考書の一番の特徴は「本文へのマーキング」のやり方まで詳しく解説している点です。
どういう風に読解すればよいのか、どういう風に問題を解けば良いのかわからない人はぜひトライしてみてください!

使い方を見ていきましょう!
使い方
- 基礎講義の部分に書いてあることをしっかりと理解する
- 書かれている方法を自分で再現できるようにする
- 学んだ方法で付録問題に挑戦する
ただしタイトルには「基礎」と書いているのですが、この「基礎」というのは、難しい問題を解くために必要な土台という意味で、「並易」という意味ではありません。
内容は上級者向けとなっているので注意してください。
この参考書・をマスターできると現代文は演習の段階へと移行して良いでしょう!
現代文の論理的な読み方、解き方を深く理解したい難関大向の参考書・問題集です!
現代文 長文 おすすめの参考書・問題集【3選】

最後に長文について見ていきましょう!
現代文:長文の学習の注意点
現代文の「長文」の勉強法で大切なことは、段落と段落の関係や文章全体の趣旨を把握することがポイントとなってきます。
ここでは「解釈」の参考書・問題集で勉強した読解法を再現しながら、長文の参考書・問題集をこなすようにして下さい。
また、「長文」の段階では、「解釈」の段階で少し学習していた入試現代文の「解法」の完成も目標となっています。
現代文の勉強に時間をかけないために、間違えた問題の解説だけ読んで「読解の解説」を読まない人が出てきてしまいます。
これでは長文(入試現代文)を学習する効果が低くなってしまうので、必ず「読解の解説」も全ての「設問の解説」も読むようにしましょう。
また、設問に対しては必ず「本文中の根拠」を掴んだ上で答えるようにして下さい。
「できる人の真似」をすることが現代文上達の近道なので、なるべく自己流はやめましょう。
現代文オススメ参考書【長文】:現代文読解力の開発講座

現代文オススメ参考書・問題集長文編、一つ目は「現代文読解力の開発講座」です。
特徴
- 文章の読み方が詳しく解説されている
- 筆者の主張の捉え方がわかる
- 演習問題が良問
この本は、現代文の文章をどういう視点から読んでいけば良いのかくわしく解説した参考書・問題集です。
文と文の関係や、段落と段落の関係をしっかり学ぶことができ、収録されている問題も良問ばかりです。
東大生にも圧倒的な支持があり、堂々とオススメできる参考書となっております。
問題文の最後に要約がついているのですが、初めは飛ばしてしまい、ある程度勉強が進んでから戻ってくると良いでしょう。

現代文読解力の開発講座の詳細な使い方はこちらをご覧ください!
関連記事 現代文の名参考書!現代文読解力の開発講座をやる時期とレベル別勉強法!
現代文においての段落や文章の繋がり方を学べる参考書・問題集です!
現代文オススメ参考書【長文】:大学入試問題集 柳生好之の現代文ポラリス[1 基礎レベル]

現代文オススメ参考書・問題集長文編二つ目は「大学入試問題集 柳生好之の現代文ポラリス」です。
特徴
- 全文に文構造の解説がついている
- 設問の解き方の解説が詳しい
- 演習問題が豊富
拙著の紹介となり恐縮ですが、第2位にとさせていただきました。
多くの参考書・問題集は、文構造の解説などがついていないのですが、この参考書では、解き方だけでなく全文章に構造分析までついています。
そのため、問題の復習が非常にやり易く、独学でも進めやすい参考書です!
使い方
- 今まで学んだ文章の読み方で演習問題を解く
- 設問解説を読んで設問の解答法を学ぶ
- 2〜3周やる
現代文の文構造を徹底的に学ぶことができ、復習を行うことで現代文への理解をさらに深めることができる参考書・問題集です!
現代文オススメ参考書【長文】:記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方―「二つの図式」と「四つの定理」

現代文オススメ参考書・問題集最後は「記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方―「二つの図式」と「四つの定理」」です!
特徴
- 記述問題のやり方を詳しく解説してある
- 旧帝大などで記述問題をやる人にはピッタリ
- 記述のやり方が穴埋めになっていて手順が学べる
この参考書・問題集は記述問題の解法を体系立てて解説しているため、問題の解きっぱなしにはならないのでオススメです!

使い方を見ていきましょう!
使い方
- 穴埋めをやりながら記述のやり方を学ぶ
- 方法論を自分のものにする
- 2〜3周する
ぜひ二次試験に記述問題がある方はトライしてみてください!
現代文の問題で多くの人が詰まりがちな、記述の方法論を身につけることが出来る参考書・問題集です!
参考書ごとの細かい利用方法!
こちらではスタディサプリ現代文講師が分野ごとにオススメの参考書を紹介しています!
また、その参考書や問題集ごとの使い方、費やすべき時間、さらにオーバーワークにならないようにその参考書や
問題集のゴール地点も示してくれています!
倍速で見れば5分程度の長さなのに、動画の5分が皆さんに与えてくれる物はかなり多いと思います!
暗記科目ではない現代文において、参考書や問題集のゴール地点を知っていると知らないとでは全く違うので是非見てください!
まとめ
以上がおすすめする現代文の参考書です!
参考書や問題集購入の際にこの記事を参考にし、今の自分に必要な分野の参考書や問題集を選んでいただけると幸いです。
現論会では他にも、共通テスト対策や二次対策に関する記事もあるので、以下の記事もチェックしてみてください。
共通テスト現代文に関する記事はこちら!
【8割安定!】共通テスト現代文・評論対策はこれ!時間配分や勉強法まで!
記述試験に関する記事はこちら!
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