【2024年最新版!】古典文法おすすめの参考書5選!
「古典文法の覚え方が分からない」
「どんな参考書を使って古文の文法を勉強すれば良いか分からない」
このような悩みを持つ方必見!
この記事では古典文法のおすすめの参考書について紹介していきたいと思います。
この記事の監修者
■柳生 好之(やぎゅう よしゆき)
■リクルート「スタディサプリ」現代文講師。難関大受験専門塾「現論会」代表。
■早稲田大学第一文学部総合人文学科日本文学専修卒業。
■「文法」「論理」という客観的ルールに従った読解法を提唱し、誰でも最短で現代文・小論文ができるようになる授業を行う。その極めて再現性の高い読解法により、東大など最難関大学を志望する受験生から現代文が苦手な受験生まで、幅広く支持されている。
■主な著書に、『大学入試問題集 柳生好之の現代文ポラリス1基礎レベル・2標準レベル・3発展レベル』(KADOKAWA)、『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』(かんき出版)、『入試現代文の単語帳 BIBLIA2000 現代文を「読み解く」ための語彙×漢字』(Gakken)などがある。
この記事の執筆者
現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の執行役員。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
この記事のポイント
- 古典文法の重要性と学習の必要性を説明。
- 講義形式の参考書2冊、問題集3冊を紹介。
- 古文読解や単語の勉強法について関連記事も案内。
古典文法を勉強しなければ点数が伸びない理由
まずはなぜ古典文法の勉強が点数に直結するのかについてお話ししていきたいと思います!
まず、参考書を紹介する前に、古典文法を勉強しなければならない理由についてお話していきたいと思います。
古典文法を勉強する理由を知ると、勉強する際に意識すべきことも分かってくるので是非、ご覧下さい!
では、なぜ古典文法を勉強しなければならないのでしょうか。
答えは単純で、古典文法を理解していないと古文を読み、問題を解けるようにはならないからです。
古文の学習段階として、単語・文法・解釈・長文の4つの学習段階があります。
そして、最終的なゴールである長文が読めるようになるには、まずは1文1文を正しく把握する解釈の勉強が重要になってきます。
そして、この解釈の勉強に文法の知識は欠かせないのです。
例えば、1文の主語を把握しようとすると「敬語」・「助詞」「助動詞」の知識が必要になってきます。
また、ある1文が挿入文かを見分ける際にも、助動詞「む」をはじめとする、文法の知識が必要となってきます。
このように、古典文法の学習は長文読解を制するために必須なのです。
もっと詳しく古文の勉強の仕方を知りたい方は以下の記事を読んでみて下さい。
では、古典文法の参考書・問題集の紹介をしていきたいと思います。
今回は、古典文法はどのようなものなのかを詳しく説明してくれている講義形式の参考書2冊と、古典文法を問題演習を通して身につけていくために用いるドリル形式の問題集3冊を紹介していきます!
岡本梨奈の 1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本
まずは「岡本梨奈の 1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本」の特徴を見ていきましょう!
特徴
- 会話形式になっていて読みやすい
- ポイントがまとめられていて確認しやすい
- 古文を勉強し始めた人・古文が苦手な方におすすめ
この参考書は大人気のスタサプ講師である、岡本梨奈先生が書いた古典文法の講義形式の参考書です。
会話形式になっていて読み進めやすく、ポイントがまとめられていて復習もしやすく、さらには問題も収録されています。
そのため、非常に分かりやすく、古典文法を効果的に学習していくことができます。
正しく、題名通りの参考書であるといえます!
次に「岡本梨奈の 1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本」の使い方を見ていきましょう!
使い方
- 講義を読んでから問題を解いていく
- 古典文法の概要が把握できるまで復習する
この参考書を取り組む上で重要なことは、講義を読み、それを理解することです。
なので、大体の古典文法の概要を自分で説明できるくらいまで復習して下さい!
望月光の古典文法講義の実況中継(1)(2)
まずは「望月光の古典文法講義の実況中継(1)(2)」の特徴を見ていきましょう!
特徴
- 講義形式でわかりやすい
- 二冊に分かれていてボリューミー
- 実況中継(2)では応用的な内容も解説されてある
この参考書は、先ほど紹介した参考書と同様で講義形式の参考書になっています。
なので、古文が苦手な方や初学者にぴったりの参考書であるといえます。
この参考書は二冊に分かれていて内容量が多いため、識別や敬語などの比較的に難しい分野も網羅的に説明されてあります。
内容は先ほどの参考書と同様に非常に良いので、こちらの参考書もオススメです!
次に「望月光の古典文法講義の実況中継(1)(2)」の使い方を見ていきましょう
使い方
- 古典文法の概要を理解するまで何度も復習する
- 古典文法を学び始める1冊目として用いる
この参考書をする目的は、古典文法について正しく理解することです!
なので先ほどの参考書と同様に、大体自分で古典文法について説明できるレベルまで到達できるように取り組んで下さい!
この参考書を終えたあとは、今から紹介する以下3冊の参考書のいずれかに取り組むとよいでしょう。
ステップアップノート30古典文法基礎ドリル
まずは「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」の特徴を見ていきましょう!
特徴
- 古典文法の演習用の問題集である
- 説明が簡潔で分かりやすい
- 文法について様々な角度から問われる
この問題集は河合塾から出されている古典文法問題集です。
簡潔に内容がまとまっており、演習にはぴったりの古典文法問題集であるといえます。
また、文法について活用や意味や識別などの様々な角度から問われるので、古典文法の総合的な知識が求められます。
次に「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」の使い方を見ていきましょう!
使い方
- 講義形式の参考書を終えた後の演習用として用いる
- 何度も復習し、定着させる
この古典文法問題集はあくまでも演習用の問題集です。
何の予備知識もなしにこの古典文法問題集をすると、おそらく詰まることになるでしょう。
まずは、講義系の古典文法参考書を完成させてからこの問題集に取り組んでください。
古典文法10題ドリル古文基礎編
まずは「古典文法10題ドリル古文基礎編」の特徴を見ていきましょう!
特徴
- 古典文法の演習用の問題集である
- 例文が分かりやすい
- 読解問題があり、実用的な文法を学ぶことができる
古典文法10題基礎ドリルは、古典文法をインプットした後の演習用の問題集です。
この古典文法問題集の特徴として、取り上げてある例文が実践的で分かりやすいという点が挙げられます。
さらに、確認問題は実際に長文を読んで問題に答える形式となっているため、実践的な力を養うことができます。
次に「古典文法10題ドリル古文基礎編」の使い方を見ていきましょう!
使い方
- 講義形式の文法参考書を終えた後に取り組む
- 何度も復習をして定着させる(特に識別や敬語)
基礎からのジャンプアップノート古典文法演習ドリル
まずは「基礎からのジャンプアップノート古典文法演習ドリル」の特徴を見ていきましょう!
特徴
- 難易度が易しめで、基礎を確認するのに適している
- 解説が簡潔である
この古典文法問題集の特徴として、難易度が易しめで、基礎を確認するのにちょうどよいという点が挙げられます。
なので、講義形式の古文分文法参考書を終えて、不安が残る場合や苦手意識がある場合は、この問題集で確認してみると良いでしょう!
次に「基礎からのジャンプアップノート古典文法演習ドリル」の使い方を見ていきましょう!
使い方
- 講義形式の参考書を終えた後の問題演習をするように用いる
- 復習は1冊目の講義形式の参考書を参照しながら行う
- 定着するまで何度も復習する
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