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Home現論会ジャーナル科目別勉強法物理【ゼロから独学!】物理を独学するための勉強計画を一挙公開!

【ゼロから独学!】物理を独学するための勉強計画を一挙公開!

【ゼロから独学!】物理を独学するための勉強計画を一挙公開!

塾や学校の授業を受けることなく、受験に臨む独学。

自分のペースで進められるメリットがある一方、間違ったやり方で勉強しても自分では気づくことができず学習効果を得られない可能性が大きいというデメリットもあります。

独学で結果を残すには、適切なやり方で勉強する必要があるのです。

そして、この独学という道で物理を学ぶことを選んだ受験生に向けて、物理の勉強ルートについてご紹介します。

物理は数少ない定理、原理を理解すれば、奇問難問を含めた無数の問題に対応することができます。

これが物理という科目が独学で十分に対応できる理由です。

その正しい勉強法について学んでいきましょう!

目標を決める

寺田
寺田

まず、独学という道を選ぶ時に一番必要になってくるのは、「目標」です。

独学は全て自分で管理しなくてはいけません。

授業のように受動的に勉強する姿勢では、独学という道で物理を完璧にすることができないのです。

逆算して計画を立てるためにも、目標設定が欠かせません。

まず、自分はどの大学を目指すのか、そしてその大学の受験において物理はどれくらいのウェイトを占めているのかを確認しましょう。

また、目標とする大学の問題の難易度、近年、また長年多く出題されている頻出分野のチェックは必須です。

計画を立てる前に、実際に直近の過去問を解いてみて、自分のレベルと大学入試の問題のレベルのギャップ、自分がつまずきやすい分野を確認しておくと良いでしょう。

学校や塾なら、大学の出題傾向の分析などは任せきりにすることができますが、独学では、出題傾向の分析、自分の物理のレベル、苦手分野の把握まで自分でやらなければなりません。

それらを確認してから、全体の勉強計画の中で物理に対してどれだけの時間が割けるのかを確認しましょう。

そして、独学で勉強する時間の中で、基本を学ぶ一冊の参考書と、基礎用・標準用・応用で計3冊の問題集、過去問演習を進めていくことになります。

基礎用、標準用、応用と順番に進めながら、並行してできるところから過去問を進めていくと良いでしょう。

その参考書にかかる時間を逆算するためにも、まず自分の目指す物理レベルを確定させましょう!

予め大学の出題傾向、自分の学力レベル、苦手分野を把握してから計画をたたる

物理独学ルート:基礎編

寺田
寺田

それでは、物理の独学法について解説していきます!
まず、物理の基礎をどうやって身につけていくかです!

独学においては、授業のような形で満遍ない基礎知識を入れてくれる機会がありません。

そして、独学においては必ずやらなくてはいけない教科書もありません。

従って、独学では自分でこれと決めた参考書を教科書として勉強していく必要があるのです。

そして、物理は理解が非常に大事な科目です。

物理は英単語を覚えなくてはいけない英語などとは違い、公式など最低限の暗記の上にそれらの運用方法を学ぶ数学に非常に近い学問。

だからこそ、独学での物理学習は公式を暗記するだけでなく、その背景にある論理をどれだけ深く理解できるかにかかっています。

まずは、センターレベルの問題でコンスタントに9割以上取れるようになるまで、物理自体の基礎力を固めましょう。

その際にオススメの参考書は下の二冊!

一つは、“ひとりで学べる”秘伝の物理講義

この参考書が物理独学者にオススメな理由は、YouTubeに動画が上がっているので、実質独学ではなくなること!

非常に丁寧な講義で有名な先生だし、物理の基本理解に最適なのです!

また、物理のエッセンスという良書もあります。

これは受験業界ではあまりに良書とされている参考書で、受験物理で必要な知識は全て詰まっています。

多くの問題に応用できる基本問題も網羅されているため、独学での勉強はこれ一冊を完璧にできれば基礎学力は完璧と考えて大丈夫です。

どちらの参考書を選んだとしても、公式の導出を怠らず、単元ごとにきちんと問題を解き、理解すること、暗記することに焦点を置いてゆっくりともれなく進めましょう。

物理は単元がはっきりと分かれています。

全単元を完璧にするまで基礎を繰り返すのではなく、完璧に理解できた単元から次のステップに進むようにしましょう。

単元ごとに次のステップに進むことで、より短時間で応用問題まで取り組めるようになります。

物理は基礎をどれだけ深く理解できるかが非常に大事!

物理独学ルート:標準編

寺田
寺田

基礎が固まってきたら問題演習にうつりましょう!
問題演習で大事なのは、解法を暗記しようという意識です!

数学にも言えることですが、理系科目は、解法の暗記が大事。

用語ではなく、物理における解法の思考プロセスを頭に入れましょう。

物理には、力学のモンキーハンティング問題など全てのジャンルに典型問題とされる定番の形があります。

こうした典型問題は、見ただけで解法が浮かぶようにしておきたいところです。

問題演習を行う時、1週目は10分悩んでダメならあきらめましょう。おそらく解法を知らないだけですから。

だからこそ、解法の思考プロセスを解説を見て覚えきりましょう!

それに最適な参考書は「物理 重要問題集」です。

基礎問題から入試問題への橋渡しをしてくれるため、A問題から順に解法暗記を進めることにより、物理における典型問題への対応力が身につきます!

問題を考える→10分考えてわからなければ答えを見て解法を覚える→解法を覚えた上で問題を解き直す

このサイクルを繰り返すことで、入試問題にも通じる物理の学力を伸ばすことができます。

標準的な問題演習を通じて典型解法を暗記する!

物理独学ルート:応用編

寺田
寺田

最後は応用力をどのようにつけていくかについて解説します!
もちろん、最初の目標設定において必要だと判断した人だけで良いですよ!

最後の応用力をつける段階では、標準までで学んだ解法の組み合わせ方をカラダで覚えていきます!

このためには多くの問題にあたり、たくさん頭を使って考え、それでもダメなら答えを見て、そのアプローチを理解するというのを繰り返すことになります。

その時、良質な問題集を使うことが非常に重要になってきます。

オススメなのは、『物理の新演習』。

『物理の新研究』の問題編に相当する参考書で、教科書よりも詳しい解説を行ってくれるため読み物としてもよく、辞書がわりにも使えます。

 問題の難しさと問題の質が非常に高く、独学物理で難関大合格を目指す人には非常にちょうど良い参考書です。

この参考書の問題を理解して解けるようになれば、難関大入試の過去問でも解けない問題はほとんどなくなるでしょう。

物理独学ルート:過去問演習

寺田
寺田

大学が求める物理力を身につけたのち、過去問演習に入ります。
過去問演習をどれだけやったかが非常に重要なので、きちんと行いましょう!

物理の形式は大学ごとに全然違います。

どの分野がより出題されるかなども含め、過去問対策を十分に行わないと、今まで培った物理力がきちんと発揮できません。

難関大学を目指すなら10年以上の過去問をやりこみ、問題の癖や時間配分などを体に叩き込みましょう!

物理はいわゆる記述問題なども多くはないので、独学のせいで採点に困ることもないはずです。

ここまできちんと勉強を進めることで、独学でも物理はできるんだという人が一人でも増えることをお祈りしています!!

頑張ってください!

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