【2024年最新版】合格する為の小論文参考書オススメ9選!
この記事では小論文の参考書を分野別に紹介していきます。
小論文は誰しもが勉強したことがない状態から始めるので、全く心配する必要はありません。この記事で適切な参考書を選び、基礎から一つ一つ着実に勉強していけば、おのずと力はついてきます。
このような悩みがある方にはぜひ解決してほしいです!
- そもそも小論文の書き方が分からない人
- 小論文の添削を受けても弱点を見つけられない人
- 小論文の苦手意識を克服して武器にしたい人
- 受験で確実に得点にしたい人やAO入試での合格を狙っている人
こうした悩みに対して、この記事では、スタディサプリ講師がおすすめする小論文の参考書・問題集をご紹介します!
この記事で紹介する様々な小論文の参考書を比較しながら読み進めてもらえれば、自分に合った小論文の参考書や問題集が必ず見つかります。
小論文の勉強法がまだわからないよ!という方はこちらの記事をみて、まずは勉強法を身につけて来てください!
監修者
■柳生 好之(やぎゅう よしゆき)
■リクルート「スタディサプリ」現代文講師。難関大受験専門塾「現論会」代表。
■早稲田大学第一文学部総合人文学科日本文学専修卒業。
■「文法」「論理」という客観的ルールに従った読解法を提唱し、誰でも最短で現代文・小論文ができるようになる授業を行う。その極めて再現性の高い読解法により、東大など最難関大学を志望する受験生から現代文が苦手な受験生まで、幅広く支持されている。
■主な著書に、『大学入試問題集 柳生好之の現代文ポラリス1基礎レベル・2標準レベル・3発展レベル』(KADOKAWA)、『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』(かんき出版)、『入試現代文の単語帳 BIBLIA2000 現代文を「読み解く」ための語彙×漢字』(Gakken)などがある。
執筆者
現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の執行役員。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
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自分に合った小論文参考書の選び方
小論文の参考書はどのように選べばいいでしょうか?
小論文の参考書は自分に合ったもの選んでください!
これから小論文に取り組む人、既に書く練習を進めている人では選ぶ参考書が変わってきます。
初めての方はそもそも小論文とは何なのか、どのようなことをどのように書くのか、について分かりやすく紹介されていて、手軽に読めるものを選んでください!
①小論文を書くときに語彙が思い浮かばない人
語彙・知識についての参考書を選びましょう!
小論文を書くにあたり、知識の土台ともなる語彙や漢字を書くことができないと、どうすることもできないので、語彙や漢字の知識関係が足りてない方は語彙や漢字の知識を固めることを目的にして、語彙、知識についての参考書を選びましょう!
②文字数は書いているのに点数があまりとれない人
小論文の書き方を教えてくれる参考書を選びましょう!
小論文を必要としている受験生でも「主語述語が対応していない」「修飾関係がわかりにくい」といった文を書いてしまう人が意外にも多いです。
これを解決するために、いきなり「論文」に入るのではなく、「文法」を勉強してから「一文」を正しく書き、さらに「指示語」「接続表現」を正しく用いた文章を書くためのトレーニング、「作文」をするべきなのです。
この 文法、作文、論文という順番 やルールを教えてくれる参考書を選びましょう!
③設問に沿った文章をうまく作れない人
様々な問題形式を扱っている参考書を選びましょう!
ひとえに小論文と言っても、問題形式は「テーマ型小論文」「読解型小論文」「議論型小論文」「問題解決型小論文」と4つほどあります。
いつも同じ書き方や考え方、答え方だと、これらの問題から少しズレた解答になってしまう可能性が高いです。
なので、凝り固まった小論文になってしまわないように柔軟な書き方や考え方、そして問題に沿った回答の仕方を身に着けておくことが大切です。
そういった問題形式ごとへの柔軟な書き方、考え方を身に着けるために様々な問題形式を扱っている参考書を選びましょう!
④小論文での自分の弱点が分からない人
減点されてるポイントなどが明示されている参考書を選びましょう!
添削をしても、自分の弱点が見つけられない人は「減点される箇所が多い」のであれば、減点されるポイントが明示されている参考書、「内容が浅い」のであれば、提示する具体事例のパターンが多く紹介されている参考書など、課題克服につながる小論文の参考書を選びましょう
➄AO入試や他の入試も控えてる人
他にも受験予定がある方は分厚くない参考書を選びましょう!
ほかの準備にかかる時間とのバランスを考え、小論文にどれくらいの時間をかけて取り組むことが可能なのかを踏まえて、他の受験方法を利用される方は小論文だけに時間を使いすぎてしまわないように、あまり分厚くない参考書を選びましょう!
小論文はみんなが初めて挑戦するものなので、不必要な心配を抱えることなく、自分のレベルにあった参考書、使える時間に見合った参考書、自分の苦手な分野を深く書いている参考書を選び抜いてください!
そして、小論文の参考書は、英語や数学など他の学科の参考書に比べて、本によって解説の方向性が大きく異なるので、1冊だけに絞らず複数の参考書を利用して小論文作成の視野を広げてみてください!
小論文オススメ参考書 【語彙・知識】
それでは、皆さんに必要な小論文の参考書を紹介させていただきます!
必要だと思ったところはスクショして保存しておいてください!
まずは、小論文に必要な語彙・知識の参考書を見てみましょう!
小論文は現代文の知識がベースとして必要とされており、語彙力が低いと書きたいことを正確に、また簡潔に書き表すことが難しくなってしまいます。
「文章でよく出てくるけど、なんだかんだその意味をはっきりとは理解していない」というようなことを無くすために、小論文においても語彙の知識が必要になります。
また、小論文のネタは社会問題などが多く、難しい言葉で読みにくく書かれていることが多いので、様々なジャンルの知識を身に着けておく必要もあります。
① BIBLIA2000
小論文の語彙、知識のオススメ参考書は「 BIBLIA2000 」です!
こんな人にオススメ!
- 基本から発展まで一冊で済ませたい受験生
- 単語のみでなく抜粋された文章と共に勉強したい受験生
- 現代文での語彙・知識を音声で学習したい受験生
小論文は現代文の知識がベースとして必要とされており、語彙力が低いと書きたいことを正確に、また簡潔に書き表すことが難しくなってしまいます。
例えば、「イデオロギー」や「懐疑論」といったワードを使いたいとき、これらの単語の意味を自身でしっかりと理解していないと、それ以降の文章の流れが歪になってしまいます。
この参考書は、そのような語彙への知識の不十分さを、抜粋された文章とともに学んだり、他ではしていない音声学習により語彙の知識を確実に伸ばしてくれる参考書です。
初学者から上級者まで役に立つ単語帳を追求した結果、例文に関しても工夫が施されています。
「基本例文」はなるべく平易な表現で日常でも使用できるレベルであり、「発展例文」は実際の入試問題で出題された文章から抜粋されており、難しそうな文も「語彙力」が身についていれば読むことができるということを確認できるようになっています。
目で見るだけでなく耳から聞くことができる、音声アプリでの学習にも対応しているので、内容がいつもよりも頭に入りやすくなっております。
まとめとしての特徴を見てみよう!
特徴
- 基本から発展まで、この一冊で済ますことができる。
- 実際の入試問題から抜粋された文章で学習できる。
- 得点に直結しやすい形で例文を掲載している。
- 音声学習により頭に入りやすい。
②現代文キーワード読解
小論文の語彙、知識のオススメ参考書は「現代文キーワード読解」です!
こんな人にオススメ!
- 小論文でも使える現代文頻出単語や主義主張を学びたい受験生
- 単語のみでなく抜粋された文章と共に勉強したい受験生
小論文においても語彙力が低いと使いたい言葉を適切に使えず、小論文全体にぎこちなさを生んでしまいます。
この参考書は、それらのような、「文章でよく見かけるけど、意味をはっきりとは理解していないままだ」というような単語を抜粋された文章とともに解説してくれている参考書です。
また、ただの単語が載っているだけの辞書ではなく、その単語が扱われている文章を抜粋して記載されているので、ただの丸暗記ではなく、抜粋された文章を共に読むことで、単語一つ一つの意味を深く理解でき、小論文で書く際の実際の使い方も学ぶことが可能な参考書です!
まとめとしての特徴を見てみよう!
特徴
- 抜粋された文章と共に単語を学習できるので、小論文を書く際の単語の使い方を学びやすい。
③小論文の完全ネタ本
小論文の語彙、知識のオススメ参考書は「 小論文の完全ネタ本 」です!
こんな人にオススメ
- 小論文のテーマへの対応力を上げたい受験生
- 小論文で出てきやすい知識をつけたい受験生
小論文のネタは社会問題などが多く、難しい言葉で読みにくく書かれていることが多いのですが、この参考書では受験生にもかなり読みやすく作られており、知識のインプットがしやすいです。
また、このネタ本には「社会科学」・「自然科学」・「人文・教育」・「医歯薬・看護」など様々なジャンルのものがあります。全て読む必要はありませんので、自分が受験する大学・学部で出題されそうなジャンルを優先的に読むといいでしょう!
この参考書を使う上で注意してほしいところは、インプットした知識を積極的にアウトプットすることです。この参考書はネタ本なので、問題がたくさん掲載されているわけではありません。ですので、ネタ本に載っている問題を使うだけでなく、大学の過去問などを活用しアウトプットしていきましょう!
まとめとしての特徴を見てみよう!
特徴
- 小論文のテーマへの知識を事前に蓄えておくことで本番での対応力を上げることができる。
小論文オススメ参考書 【書き方・考え方】
次は、小論文の書き方・考え方についての参考書を見てみましょう!
小論文は初めての人がほとんどなので、ありきたりな文しか書けない人も多いと思います。
ですが、小論文の参考書を利用すれば、ありきたりな小論文から抜け出し、自分にしか書けない小論文を書く力を身に着けられます。
また、小論文をどうやって書けばいいかわからない人でも、小論文の参考書を利用すれば、1から小論文の書き方正しくを学ぶことができ、減点方式では、減点されやすいポイントも把握することができます。
①柳生好之の小論文プラチナルール
小論文の書き方・考え方のオススメ参考書は「 柳生好之の小論文プラチナルール 」です!
こんな人にオススメ
- 作文の基礎から学びたい受験生
- 入試直前に間に合わせたい受験生
- 出題パターンごとに勉強したい受験生
一般的な小論文の参考書は文章の書き方から説明が始まりますが、多くの受験生は「文章どころか一文を書くことにも慣れていない」ということが多く見受けられます。
そこで、この参考書では「一文の書き方」から始め、いくつかの記載されている「ルール」を一通り身につけていただければ、スッキリ読みやすい文が書けるようになります。
小論文には「テーマ型」「読解型」「議論型」「問題解決型」という4つの出題パターンがあります。 これらの攻略法も「ルール」としてまとめられており、どんな問題でも答案を書けるようになります。
最近は「読解型+問題解決型」と複合問題になっていることが多いのでが、このような考え方についても解説されています。
そして、この参考書は入試直前に勉強しても間に合うようにと、あまり分厚く作られておらず、内容も作文の基礎から詳しい部分まで書かれているので、この一冊でどんなパターンでも対応可能になります。
まとめとしての特徴を見てみよう!
特徴
- 薄い参考書で入試直前でも間に合わせることができる。
- 作文の基礎から学習することができる。
- 4つの出題パターンごとの勉強ができる。
②採点者の心をつかむ合格する小論文
小論文の書き方・考え方のオススメ参考書は「 採点者の心をつかむ合格する小論文 」です!
こんな人にオススメ
- 「小論文をどう書いたらいいかわからない」
- 「型にはまったありきたりな小論文しか書けない」
この参考書ではそういった悩みを解決してくれます。従来の小論文はこんな風に書くといった常識を問い直し、採点者の心をつかめる小論文を身につけることができます。
採点者の心をつかむ小論文を書くためにこの参考書でキーワードとしてあげているのが、「自分の体験」です。世の中に溢れたありきたりな情報ではなく、自分の経験をもとに書くことで他の受験生とは違った小論文をかけるようになるのです。
ですので、小論文で自分にしか書けない小論文を書き周りに差をつけたいという人はぜひ取り組んでみてください!
まとめとしての特徴を見てみましょう!
特徴
- ありきたりな小論文から抜け出し、自分にしか書けない小論文を書く力が身につく
④何を書けばいいかわからない人のための小論文のおきて55
小論文の書き方・考え方のオススメ参考書は「 何を書けばいいかわからない人のための小論文のおきて55 」です!
こんな人にオススメ
- 小論文をどうやって書けばいいかわからないという受験生
小論文をどうやって書けばいいかわからない人でも、1から小論文の書き方を学べる参考書です。筆者は小論文には正解があると述べており、55個のオキテをもとに小論文の正解に導いてくれます。
また、内容は非常にシンプルに書かれており、参考書への抵抗なく小論文の勉強に取り組めると思います。小論文以外にも、大学生になってからのレポートや会社への志望動機など様々な場面で活かせる力を身につけることができます!
まとめとしての特徴を見てみよう!
特徴
- とても読みやすいため、取り組みやすい
- 小論文の書き方を1から学べる
➄小論文を学ぶ
小論文の書き方・考え方のオススメ参考書は「 小論文を学ぶ 」です!
こんな人にオススメ
- 時間に余裕があり、小論文が出題される学部を受験する全ての人
この参考書では、そもそも小論文とはどういうものなのかという小論文の基礎から学ぶことができます。その上で、小論文に必要な知識・書き方・考え方など小論文に必要なものが1冊で学ぶことができます。
一方で、内容がやや難しいという部分はあります。しかし、難しかったものをやりきった分、かなり小論文の力をつけることができました。
少し難しくても小論文の力をとにかくつけたい!という人にはぜひおすすめしたい参考書です!
まとめとしての特徴を見てみよう!
特徴
- 小論文に必要な知識から書き方・考え方まで身につけることができる
小論文オススメ参考書 【学部別】
また、出題内容に特色のある学部専門の参考書を見てみましょう!
小論文を書く時は、必ずテーマがあります。そのテーマを理解していないと良い小論文を書けません。
日頃から新聞やニュースをチェックして知識を深めることも大切ですが、それでは時間がかかってしまいます。そんな時は頻出テーマについて紹介している参考書を読んでみましょう。
それぞれのテーマについて押さえるべきポイントや、テーマごとに出題されやすい問題などが紹介されています。また、いくつかの学部においては、その学部についての少し専門的なテーマが出題される可能性があるので、これらの参考書を活用しましょう!
①完全理系専用 看護医療系のための小論文 (大学受験シリーズ)
医療看護系の小論文を書く方は専門的な内容が書かれている参考書も読んでおくことをおすすめします。一般知識だけでは小論文を書くことができないので、医療看護系の小論文で出題されやすい知識がまとめられている参考書を読む必要があります。
②世界一わかりやすい慶應の小論文合格講座
慶應を受験する方は、世界一わかりやすい慶應の小論文合格講座がオススメです。
慶應で問われる論理的思考力を慶應の入試問題で鍛える珠玉の過去問集です。
今や慶應受験生必携の参考書と言えるでしょう。
③小論文これだけ!法・政治・経済編―国立・難関私大の受験生必読!
法学部の小論文は、基礎理論の出題が中心になっているので、憲法、基本的人権、日本や海岸の政治など、高校の政経で学んだ内容が出題されやすく、対策が必要です!
動画による小論文の本質的な勉強法
こちらのYouTubeでは、小論文の参考書の紹介に加えて、他の記事では載っていないような小論文の大事な勉強手順についても説明してます!
再生速度を上げれば、たったの5分未満で小論文に必要な知識を得ることができますので、ぜひチェックしてください!
まとめ
以上がオススメする小論文の参考書です!
小論文の参考書を購入する際には、こちらの記事を参考にしていただき、あなたに合った参考書を見つけてください!
言論会では他にも、小論文の勉強方法や5教科の参考書、勉強方法に関する記事もあるのでチェックしてみてください!
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