【2024年度最新版】『英語長文ポラリス』の使い方と特徴をレベル別に解説!【演習用に最高の1冊】
今回はスタディサプリ大人気講師、関正生先生の著書『英語長文ポラリス』シリーズをご紹介したいと思います。
「ポラリスってどんな参考書?」
「レベル別みたいだけど自分はどれをやれば良い?」
「いつの時期にやるものなの?」
このようなお悩みに徹底的にお答えしていきたいと思います!
・英語ポラリスの使い方・使うタイミングがわかる
・ポラリスのレベル感がわかる
・ポラリスで身に付く英語力がわかる
また、英語長文ポラリスを勉強する前に、英語の勉強法にまだ少しでも不安があるという下記の記事を参考にしてみてください!
監修
関正生
慶應義塾大学文学部英米文学専攻を卒業。リクルート運営のオンライン予備校「スタディサプリ」で英語の授業を担当。予備校出講時は250人の教室を満席にし、スタディサプリでも生徒からの絶大な支持を受け「非常にわかりやすい神英語教師」として高い視聴率を誇っている。
『英語長文ポラリス』をお勧めしたい受験生
『英語長文ポラリス』をお勧めしたい受験生は「英語を得意科目にしたい!」と考える方です!
英語の過去問に取り組める状態になった人、もしくは過去問に一度取り組んだ人たちは「合格に近づくにはどうするべきか」と悩む時期に差し掛かるのではないでしょうか。
『英語長文ポラリス』は「もっと長文対応力を向上させて合格点突破を安定させたい」と考える受験生におすすめの参考書です。他にも、
「自分の受ける大学のレベルに近い問題だけをたくさんやりたい」
「出題されやすい話題を取り上げている問題集をやりたい」
「ただ読むだけではなく、問題の解き方まで知りたい!」
といった受験生にもおすすめです。
英語力の底上げをし、合格へと導いてくれる参考書。それが『英語長文ポラリス』です!
『英語長文ポラリス』の特徴
レベル別の三冊
「長文が読めない」と悩む生徒は、間違いなく「長文にフォーカスできていない」と断言できます。従来の問題集は自分の志望校の演習をピンポイントで行うことが困難であり多くの受験生の課題だったように思います。
しかし、『英語長文ポラリス』は
【標準レベル】
【応用レベル】
【発展レベル】
の三冊があります。
自分の志望校のレベルに合ったものだけを選んで、
長文読解の勉強を演習ベースで積むことができる参考書となっています。
自分に最適なレベルの参考書だけ取り組んで効率アップ!
解説が多すぎない
『英語長文ポラリス』は解説があえて詳しくされていません。
これは解説が杜撰という意味ではなく、あくまで『英語長文ポラリス』を問題集・演習用として使ってほしいという著者の意図が汲み込まれた参考書になっているからです!
この参考書に解説が書かれていないレベルの問題や英文構造のものはしっかり自分で復習しておきましょう!
解説は自分の考え方と同じであったかをポイントにして見比べよう!
膨大な量の入試問題の分析
著者である関先生は「膨大な量の入試をすべてデータ保存し分析している」と述べられています。
『英語長文ポラリス』も例に漏れず、
今の大学入試問題はどのような単語、文法、解釈が出題され、
どのような力を受験生は問われているのかを重要視しています。
時間の限られた受験生が、貴重な時間と気力を注ぎ込むに値する英文ばかりで、
1冊終えた後には見違えるほどの読解力がついていることが期待できる参考書になっています!
出題意図を把握し、的確に解答できるようにしよう!
今後出題傾向が高いテーマをピックアップ
『英語長文ポラリス』は出題テーマについても最新の傾向が反映されています。
入試問題は現代社会で起こっている現象について問われることが多いです。
近年は科学や社会現象(情報化社会、ハイテク産業の発展、医学的発見)や社会問題(環境、人種、政治)などの話題が多く出題される傾向が多いようです。
このように、最新の入試問題の傾向を掴むことができる参考書になっています!
最新の入試問題の傾向を掴み、志望校対策に繋げよう!
ワード数に囚われない
ワード数が多いと視覚的にウッとなり、文章を読む気力を失うといった経験を受験生はしたことがあるのではないでしょうか。
『英語長文ポラリス』では
「簡単な文章=ワード数が少ない」
「難しい文章=ワード数が多い」
という受験生がよく陥りがちな捉え方を払拭することも一つの目的としています。
文の構造や出題がその問題の難易度を決定するということを実感しながら成長できる参考書になっています。
文章量やワード数ではなく、長文の力を効率的に伸ばすためには、良質かつ今後の入試に出そうな英文を丁寧にじっくりと読んでいくことが重要です。
文章量やワード数に捉われず、問題に取り組もう!
『英語長文ポラリス』で対応できる志望校レベル
ポラリス1【標準レベル】
ポラリス1【標準レベル】は産近甲龍・日東駒専レベルの方向けです。偏差値で言うと45~55程度です。
ポラリス2【応用レベル】
ポラリス2【応用レベル】は関関同立・MARCH・地方国公立レベルの方向けです。偏差値の目安で言うと55~65程度です。
最難関大学の受験を考えている受験生はこちらの【応用レベル】をクリアしてから【発展レベル】へとつなげると併願する大学の対策にもなるので良いでしょう!
ポラリス3【発展レベル】
旧帝大・早慶レベルの方向けです。偏差値の目安で言うと65以上です。【発展レベル】はかなり本文の量も多く、単語・文法・解釈の面においても難易度が上がります。
『英語長文ポラリス』使い方
①設問を読んでから本文へ
どのようなテーマがこれから書かれ、どのような問いが設問になっているかをあらかじめ把握することが重要です。そして、本文を読む際にわからない単語や熟語、構文があった場合はチェックを入れておくことをオススメします。本書の後ろに書かれている構造解析で後ほど確認できるので、この作業をすることで復習の効果をアップさせることができるので使い方の参考にしてみてください。
自力で取り組み自分自身の課題を発見しよう!
②解説を熟読
『英語長文ポラリス』には、この英文を読む意義ということが書かれています。まずはそこに目を通し、自分が読んだ英文にはどんなメリットがあったかを確認しましょう。また、これを確認することにより英文を読むモチベーションも上がり、志望校に合格する道が高くなるでしょう!筆者の入試問題へのコメントを読むことで文章の読み方や問題の意図について熟知することができるので使い方の参考にしてみてください。
出題者の意図を理解し有利に過去問演習に取り組みましょう!
③構文解析で苦手克服
『英語長文ポラリス』には構文解析がついています。SVOCが一文一文に書かれているので英文解釈の復習ができます。
また、構文を把握する段階でわからない単語や熟語を詳細に確認でき、その場で暗記できる本の構成になっているので使い方の参考にしてみてください。
構文解析を徹底し、英文を塊で読めるようにしよう!
④音読用英文で音読
長文演習が終わった後に最も重要なものが「音読」です!構造解析を和訳を見ながら行い、それが終了したらこの長文はクリア!ではありません。関先生は音読こそ英語上達の鍵とおっしゃっています。音読は英語を英語のまま理解する頭、いわゆる英語脳を作ることこそが英文を早く正確に読むことができるようになるための訓練だからです。また、本書のp7「音読の効果」に書いてあるように音声を利用し音読を行うことで英文を読む際に目標にするべきスピードを認識でき、リスニング対策もできるので使い方の参考にしてみてください。
徹底的に音読をした人が英語を得意科目にすることができる!
間違った音読は成績を下げる!?英語長文力を上げる正しい音読法
『英語長文ポラリス』はこの時期に使う
過去問に取り組める段階が理想
『英語長文ポラリス』は自分の英語力が過去問演習ができる段階になったとき!
実際にこの本の使う理想のタイミングは、「赤本に取り組むくらいのタイミング」が一番効果的です。
その理由は著者の関先生がこの本の帯に「過去問10年分より最高の準備を約束する12題」と称しておられるからです。
また、受験勉強期のアウトプット期間であると考えられるので尚更演習で行うインプットが重要な意味を持ってきます。
具体的な時期
具体的な目安時期はどのレベルも10月中旬~12月初旬!
『英語長文ポラリス』に実際に取り組む時期は、具体的にはどのレベルにおいても10月中旬~12月初めが最適な時期です。
なぜなら、筆者の関先生が赤本をスタートさせるのが10月中旬とおっしゃっているからです。
そのため、過去問演習を行う前に取り組みたい人は10月初めから始めることをオススメします。
また、過去問演習を行った後に取り組みたい人は過去問演習終了後すぐに多読用という位置付けで取り組んでください!
ポラリス1【標準編】
長文が苦手な人や、一段階上のレベルの大学を目指す受験生は【標準レベル】を10月~11月に仕上げることを目標にしてください!
それが終了した後の11月~12月にかけて【応用レベル】へとレベルアップすることを目標にすると良いでしょう!
ポラリス2【応用編】/ポラリス3【発展編】
時間的に余裕がある受験生はこの【応用レベル】を10月~11月に突破することを目標にして見てください。
それが終了した後の11月~12月にかけて【発展レベル】に取り組むようにしてください!
『英語長文ポラリス』と組み合わせて使いたい参考書
『英語長文ポラリス』と併せてオススメの参考書としては肘井先生の『英語長文問題solution』や関先生の『関正生のThe Rules 英語長文問題集』があります!
なぜかというと、この2つは解説がしっかりしているからです!先述したとおり、『英語長文ポラリス』はテーマ対策用の長文問題集のため、演習量を確保したい場合は「英語長文問題solution」を解き方の練習をしたい場合は「関正生のThe Rules 英語長文問題集」に取り組むのがオススメです!
英語長文問題solution
関正生のThe Rules 英語長文問題集
まとめ
ここまで『英語長文ポラリス』について詳しくみてきました。どのレベルの『英語長文ポラリス』も読み応えがあり、実力のつくものばかりです。しかし、ここまで読んでくださった皆さんならこの参考書を使いこなし、自分の力にできると信じています。『英語長文ポラリス』は復習する段階が最も重要です。先述した通りの復習の方法に沿って勉強することで自分自身の英語力が向上し、合格に近づくことにもなるでしょう。そして『英語長文ポラリス』の中にでてきた単語・熟語・文法・解釈などはすべて完璧にし、初見の文章で通用する英語力を身につけてください!最後にこの記事を合わせて読むと英語の受験勉強が捗るオススメの参考書や勉強法を紹介した記事を載せておくので参考にしてみてください!
監修
関正生
慶應義塾大学文学部英米文学専攻を卒業。リクルート運営のオンライン予備校「スタディサプリ」で英語の授業を担当。予備校出講時は250人の教室を満席にし、スタディサプリでも生徒からの絶大な支持を受け「非常にわかりやすい神英語教師」として高い視聴率を誇っている。
英語長文に関するオススメ記事
関先生の英語勉強法
以前、関先生が現論会とコラボしてくださった際にお話いただいた【関正生先生が語る英語勉強法】についての解説動画です。
丸暗記英語からの解放を導いてくれる英語業界の革命児である関先生の解説動画となっているので是非ご覧ください!
YouTubeチャンネル・X(旧Twitter)のご紹介