【東大生直伝】漢文読解問題の成績を上げる読み方とコツはこれだ!
受験において共通テストや一部の二次試験にて出題される漢文。
勉強し始めは、何が書いてあるかさっぱりわからず、苦しい思いをするかもしれません。
しかし、安心してください。
漢文はきちんと対策すれば一番成績が取れる科目です!
正しい順序で勉強を行い、読み方とそのコツを理解して、漢文の成績をメキメキと伸ばしていきましょう!
漢文の基礎
まず、漢文を読解していくために絶対に欠かせない基礎的事項があります。
それこそが、「句法」と「書き下し」です。
漢文は、そもそもただの漢字の羅列です。
しかし、日本人でも読めるように導入された工夫こそが、「書き下し」。
まずは、書き下しの順序を絶対に間違えないように、書き下しの基礎から学んでいきましょう!
そしてこのとき気をつけるべきが「句法」。
句法とは、「訳し方が決まっている漢字とその訳し方」のこと!
再読文字などが有名ですが、それだけはなく、「蓋」といった漢字もありますね。
こうした基礎の基礎となる、句法を覚えることで、書き下し文の順序を間違えることはなくなるはずです!
幸い、漢文においては、英単語や古文単語のように膨大な暗記量を求められることはありません。
「漢文ヤマのヤマ」など、漢文の参考書として非常に有名な参考書を一冊手に取り、その全てをきちんと暗記していけば十分です!
漢文読解の基礎は、「句法」と「書き下し」
漢文読解のコツ
漢文の基礎をしっかりと身につけたら、「漢文の読み方」を問題演習の中で覚えていく段階です!
東大生直伝の「漢文のコツ」をお教えします!
漢文を読むために必要な力を身につけたら、いよいよ漢文読解のコツをご紹介していきましょう!
まず、書き下し文を作れるようになった段階で、漢文読解の8割は完了しています。
なぜなら、書き下した古文は、通常の古文よりも何倍も簡単。
非常に読みやすい状態になっていることがほとんどだからです!
しかしこの状態でも知らない単語やあまりよく理解できない表現があると思います。
これを類推する力こそが、「漢文読解力」なのです!
そして、これを可能にするのが、「背景の読解」。
平たくいうならば、「この場面でこの登場人物ならこんなセリフを言うだろう」と推測を立てて読んでいくことこそが、漢文読解のコツなのです!
古文も同じですが、漢文でも物語のリード文がきちんと書かれ、登場人物の状態や社会的地位、置かれている状況や心境がわかるようになっています。
これらの背景をしっかり把握し、登場人物たちがどのような出来事に遭遇し、どのような反応をするか推測しながら読んでいきましょう!
これさえできれば、完璧に現代語訳を目指さなくて大丈夫です!
内容理解だけで漢文がスラスラ解けるようになりますよ!