【学研か山川か】世界史一問一答の選び方と、オススメの使い方!
世界史の成績を大きく左右する、知識量。
世界史では絶対に必要な知識分野を効率よく覚えることができる唯一絶対の参考書が、一問一答です。
そして、世界史の一問一答には二大巨頭として学研出版(旧東進ブックス)のものと山川出版社のものがあります。
この記事では、どの大学を受験する受験生が、学研と山川どちらの一問一答を使えば良いのか解説していきます!
一問一答のメリット
まずは一問一答のメリットについて見ていきましょう!
通史理解や論述力が試される科目でもありますが、世界史はやはり暗記科目です。
難関国公立の試験でも教科書にあるような用語は完璧に覚えていないと勝負のステージに立てません。
また、難関私立大の場合は、重箱の隅をつつくような細かい用語までもが出題されます。
こうした世界史に関連する用語を効率よく暗記するために一問一答を超える参考書は一つもないでしょう。
一問一答は、英単語帳のように高速でインプットとアウトプットを繰り返すことができ、赤シートを使えば思い出すための訓練をもすることが出来ます。
また、レベル別に単語が分類されているので、自分の世界史学習段階に合わせた勉強を行うことができます。
さらに、難関国公立を世界史で受験する人にとっては、中小論述などの答えあわせにも使うことができます。
世界史の教授たちが世界史用語一つ一つに簡略化した説明を乗せてくれているわけですから、自分で論述を行う時の参考にするのも一問一答の良い使い方と言えます。
一問一答のメリットを理解し、本当に必要なのか確認してみよう!
学研と山川の一問一答の選び方
さて、一問一答の素晴らしさをご紹介してきました。
そして、次にご紹介するのはどの一問一答問題集を使うべきかという点です!
世界史の一問一答問題集では、学研出版(旧東進ブックス)のものと山川出版のものの二大巨頭がいます。
用語集は学校指定のものがあると思いますが、一問一答まで指定されることはなかなかありません。
従ってどちらを選ぶべきか受験生は自分で選んでいく必要があるわけです。
そこで、どのように選べば良いかをここでご紹介していきます!
学研出版(旧東進ブックス)
まず、学研出版による世界史一問一答を使うべき人は、慶應義塾大学や早稲田大学などいわゆる難関私立と呼ばれる大学を世界史で受験する受験生です。
学研出版はレベル分けがキレイになされており、共通テストレベルから難関私立大で聞かれているような難用語もカバーしていることが特徴。
文化史やそれぞれの地域史だけでなく、ヒトの移動や病気などのテーマ史を含めた幅広い世界史用語を網羅しています。
まずは星の数が多い用語だけを覚えるために何周もして、身についてきたら星の数が少ない用語を覚えていきましょう。
これを完璧にした暁には、受験世界史に関して知らないものは殆どないという状態になれるはずです!
山川一問一答
一方、山川出版社の世界史一問一答は、東大京大をはじめとする難関国公立受験生のための問題集と言えます。
教科書としても定番の山川一問一答では、難易度が3段階に分かれており、教科書記載の難易度と一致しています。
つまり、教科書レベルの単語を覚える上で非常に参考になる難易度表記となっているわけです。
さらに、世界史単語一つ一つの説明がしっかりとされており、世界史用語集の代わりとしても使えます。
掲載語数も学研と比べると多いわけではありませんが、知識よりも世界史の理解が問われる難関国公立を受験する受験生にとっては十分な量だと言えます。
非常に細かな世界史用語を問わない私大の受験生も用いれます。
また、共通テストのみで世界史を使う理系の受験生でさえも効率的に必要なだけの世界史単語を覚えられると意味で非常に使い勝手の良い参考書となるでしょう!
自分の志望校にあった一問一答を選びましょう!
一問一答の使い方!
最後に一問一答の使い方を見ていきましょう!
使い始める時期ですが、まず一通り世界史の基礎事項を理解してからにしましょう。
世界史という科目は、通史理解と用語の暗記が必須です。
基礎が固まっていない状態で一問一答に入っても、一周目には何もわからずかえって覚える効率が悪いです。
それを避けるためにも、教科書や参考書で世界史の大まかな流れを把握しましょう。
そして世界史の幹となる部分を理解した上で、枝葉をつけていく作業こそが世界史一問一答です。
英単語の覚え方とも似通いますが、考えることなく、反射的に単語が出てくるくらいになるまで何周もするのが大事です。
ここで大事なのが、しっかりと一周ごとに分からなかった単語にチェックを入れておくこと。
何周もする参考書ですから、正の字を使ってチェックを入れることをオススメします。
また、付箋紙を使って関連用語や流れを書き込むのも良いでしょう。
ただし、プラスチックの付箋をベタベタ貼るのはやめましょう!
何故なら、プラスチックの付箋だと書き込めない上にどこが重要か分からなくなりかえって効率が悪くなるからです。
筆者は、地名が書かれているページには地図を貼るなど、工夫して覚えていました。
とにかく何周もして、頭に叩き込んでいきましょう。
特に中国史では、王羲之や『坤輿万国全図』など漢字の間違いが多い用語がよく出題されます。
記述形式を採っている大学を受験する人は、中国史に出てくる用語は書いて覚えるのが良いでしょう!
正直なところ、一問一答は机に座って勉強していると飽きます。
電車の中などスキマ時間の他に、寝転んでリラックスした状態で一問一答をやるのも良いでしょう!
一問一答は基礎を固めた後に用いる!
また、スキマ時間に効率よく工夫して覚えましょう!
まとめ
今回は世界史一問一答に関して、有名な学研出版と山川出版社の比較から、そのメリットと勉強法までをご紹介してきました。
世界史は流れを知り、用語を覚え、理解すればするほど面白くなる科目です。
そして、一問一答では努力量が得点に直結します。
世界史を得意科目にするべく、一問一答の参考書がボロボロになるまで使い倒していきましょう!
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