大学入試で小論文が必要な大学は?対策法も含めてご紹介!
大学入試において一部の大学で使用されるようになった小論文。
ただでさえ出題される大学が少ないのに、参考書の数も少なく、対策が難しい科目です。
しかし、きちんとした勉強をすることで、的を射た小論文を書けるようになります!
受験のみならず大学以降の勉強にも役立つ小論文の対策を進めていきましょう!
小論文とは
まず、小論文とは何を目的としてどんな形で出題されているのでしょうか?
小論文の試験では、あるテーマが与えられて、それに対する自分の意見とその根拠を一定の字数で論述することが求められます。
テーマだけが与えられるパターンも多いですが、提示された課題文や資料を踏まえた上で論述しなくてはいけない出題もあります。
ただ、その全てに共通する出題意図は受験生の論理力を確かめたいということ。
意見を聞いているのだから、明確に結論を述べられているか。
そして、その結論に至る論理はおかしくないか。
読みやすい構成になっているか。
このようなポイントを確かめるために出題されるのが、小論文問題なのです。
小論文が必要な大学
小論文が課される大学は決して多くはありません!
今回はその中の一例を紹介します!
小論文が課される大学をまとめたリンクはこちら
国公立
国公立の試験では、前期の試験ではなく、後期の試験で使われることが多いです。
例えば一番有名なのは京大法学部。
「未だ答えのない課題に対して徹底して自ら考え抜こうとする姿勢を有しているかが重視される」とホームページに書いてある通り、徹底した思考力と確かな論理構成が求められる英語課題文型の小論文を課してきます。
また、千葉大学でも文学部人文学科の3コース、法政経学部法政経学科、理学部物理学科、園芸学部園芸学科では後期において小論文が使われることになっています。
理系では、学科の専門分野に近い内容の課題文を課されて論述を求められます。
国公立後期を受験しようとしている場合、きちんと科目が何なのかを把握した上で、小論文の対策を十分にして臨みましょう。
私立
小論文を書かせてくる大学の中で最も大規模に小論文を用いている大学が慶應義塾大学です。
その入試科目に国語の文字はなく、その代わりとして小論文を課してきます。
学部ごとにも特色があるので、その傾向をきちんと確認しておきましょう。
また、順天堂大学の医学部のように、面接試験を取り入れている大学がセットで課してくる場合もあります。
医学部で多い構成ですが、実際に面接試験の中で小論文に関する質問がなされるため、対策は必須。
私立では大学ごとに全く傾向の違う独特な小論文の使い方がされているので、受験する大学の過去問をきちんと見ておくことが重要と言えるでしょう。
国公立では後期の一部、私立では慶應など一部大学や医学部などで小論文が使われる。
小論文の解き方
小論文では、論理力と意見を見られているわけですから、これに答えることを意識した対策をしましょう!
自分の意見を固める際に、まずは資料が与えられている場合はそれをきちんと読み込みましょう。
大学によっては文章の要約が求められるので、それから取り組むべきなのは言うまでもないですね。
そして、前提として与えられたテーマを理解した上で、自分の意見を構築していきます。
まず、自分の意見をブレインストーミングの要領で全て書き出します。
ブレインストーミングとは通常複数人でやるものですが、自分一人でどんな意見が考えられるかをたくさんリストアップしていくのです。
そして、その中から根拠をきちんと提示できるものを2、3選びます。
小論文では、独創的な意見であればあるほど評価が高いのですが、これを意識しすぎると論点がズレてしまうなどマイナス評価をくらってしまうので気をつけてください!
そして、意見と根拠が決まったら、それをフローチャートにまとめて、段落構成を考えていきます。
この段階でのコツは、それぞれの段落における字数制限を決めること。
それにより意見を書きすぎて最後の結論が薄弱になることを避けることができます!
ここまでの準備ができたらいよいよ書き始め。
誤字脱字だけには気をつけて、焦らずに意見を述べていきましょう!