東大難関大受験専門塾 現論会

【東大物理対策】合格に必須な分野別の勉強法と時間配分を知ろう!

更新日 : 2020年7月3日

日本最難関とされる東京大学。

わずか数点の差が合否を分ける東大入試において、物理は最後の数点をとるための重要な科目です。

理系で東大への入学を志した受験生のほとんどは物理を選択することになっていると思います。

東大物理を攻略し、合格点を取得するためには何をすれば良いのでしょうか。

今回は東大物理の特徴を解説した後、その対策において気をつけるべきことを解説していきます!

東大物理の概要

寺田
寺田

東大物理で問われる内容についてまずはまとめていきましょう!

東大物理の試験時間

東大において理科の試験は入試二日目の2科目目として扱われ、理科全体で150分の時間が与えられています。

従って、単純計算で75分を使って解いていくことになります。

しかしながら、現実的には化学により時間を割く必要があるため、60分〜65分で解くことを目標にするのが良いでしょう。

東大物理の出題範囲

東大物理は20点配点の大問が3つありますが、2014年ごろから全体として問題量が多くなり、時間的に処理速度も求められるようになっています。

数年前から問題の難易度が格段に上がったために、解ける問題を瞬時に見抜き、確実に解く力も必要です。

物理における全ての分野から満遍なく出題されますが、第一問で力学は確実に出題されるとともに、一番の計算量を誇る大問になっていることが多いです。

第二問はほぼほぼ電磁気に関する問題で、第三問は熱力学もしくは波動となっています。

電磁気は東大物理の中では標準的な難易度となっており、熱力学だと簡単・波動だと難しい問題が出題されることが多いです。

一つ一つの立式を丁寧に行える物理の理解力とともに、その計算式をきちんと計算して答えを導ける数学力を求められるハイレベルな試験です。

東大物理の特徴

東大物理は現象を理解し、説明する力が求められます。

東大物理を、単なる公式の暗記で解き切ることは不可能です。

普段から問題集を解く時も、問題の現象について考察し、解き方について考える練習をしておくと良いでしょう。

東大物理では、一問一問に記述が求められます。

普段から問題を記述し、きちんと説明する練習をしておかないと、記述に時間を割いてしまうことになり、大変大きなディスアドバンテージとなります。

東大物理は、長文で問題が出されることがあります。

東大物理を戦うには、少ない時間で長文の内容を理解し、必要な情報を読み取る読解力が必要です。

また、近年は新たな東大の傾向として、以前に比べて問題数が圧倒的に増えてきています。

何度も繰り返しますが、東大の物理は圧倒的に時間が短いため、一つ一つの問題に時間をかけないことが重要になります。

短い時間の中で、起こっている現象について理解し、説明する

東大物理の合格点

東大物理では、合格のために理科一類、理科二類では最低5割理科三類では最低7割は必要です。

しかし、あくまでこれは目安であり、目標とする点数は物理の得意不得意、他科目との兼ね合いによって異なるでしょう。

物理で稼いでおきたい人は、理科一類、理科二類では7割、理科三類なら9割を目標にすると良いでしょう。

日本最難関と言われる東大物理でも、全問題が手もつけられないほど難しいわけではありません。

まずは序盤の易問を短時間で確実に取り切り、残り時間でできる限り他の問題を解いていくのが良いでしょう。

短時間で確実に易問を完答し、合格点を勝ち取る

東大物理の分野別対策法!

寺田
寺田

東大物理で出題される分野ごとに特徴と対策をお教えします!

大問1

力学

東大物理において、力学は必ず出題されるといっても過言ではない分野です。

力学分野は、東大物理を攻略する上で一番大事なファクターになります。

なぜなら計算量が一番多いから。

東大の力学は、かけられる時間に対して圧倒的に計算量が多いです。

第一問に出題されることが多いので、計算にハマってしまうと時間制限に苦しめられることになります。

他の大問が手付かずになってしまったということになりかねません。

従って、時間配分戦略の中で、後ろに回すのも良い戦略ですよ。

そして、力学を勉強する上で、一番大事なのは基礎の基礎ですが、運動方程式を間違えずに立式することです。

難しい問題ほど、運動方程式を正確に立てるという、この最も基本的な作業をできない人が多くなってきます。

図示などを使って確実に立式できるような練習を重ねましょう。

そのためには、典型問題などでの解法をきちんと身につけておく必要があります。

どんなに難しい問題も、運動方程式を立てることができれば間違いなく解ける

大問2

電磁気

電磁気は東大物理の中では標準的な問題難易度です。

ですが、電磁気の分野自体に得意不得意が分かれるため、結果的に差がつきやすい大問となっています。

特に、現役生は電磁気を苦手にしている生徒が多いので、早めに電磁気分野を得意にしておく必要があります。

電磁気を得意にして根本的なところでミスらないようにするためには、物理を勉強する段階での基本をどれだけ理解できているかにつきます。

電磁気分野でよく出題されるのは、回路などの条件を変更させて起こる現象の変化、過程を答えさせる問題です。

したがって、東大物理の電磁気分野を攻略する一番のポイントは、条件の変化による現象の変化に注目し、理解することです。

普段から現象の変化に注目できるようにしておけば、問題文中でも余計な情報に惑わされることなく、重要な情報のみに着目できるようになります。

東大物理では、教科書には説明が書いてあるものの、問題数が少ないために受験生が手薄になりがちな問題がよく出題されます。

このような問題を解くためには、教科書に書いてある内容を深く理解することが最も重要になります。

東大物理のように、現象をきちんと理解する必要のある問題では、公式をただ暗記するのではなく、導出過程をきちんと理解することが大切です。

典型問題の演習でつまづいたところは映像授業や教科書などで基本の理解に立ち返ってきちんと穴を潰しておきましょう。

それにより、順調にレベルをあげた問題演習を行なっていけば、東大物理の問題でもできるようになるはずです!

また、東大物理はでは、受験生があまり知らなさそうな有名な考え方をモチーフによく問題を作っています。

東大物理の電磁気分野の問題でも、コッククロフト・ウォルトンカイロのような、有名な回路をモチーフにした問題が多く出題されています。

過去問を解く時や、普段の演習などでも、このような有名な回路については簡単に知っておくと良いでしょう。

問題で起こっている現象の変化を深く理解する

大問3

熱力学

東大物理で出題されたらラッキー!と言えるほどの得点源。

熱力学は他の分野と異なり、使われる原理や公式が非常に少なく、解法のパターンがあまりありません。

従って、ここを落としてしまうと非常に痛い問題です。

きちんと状態方程式を立てる、エネルギー計算を確実に行うというような、普段の問題演習でやることができれば熱力学の分野は怖くありません。

熱力学の分野は完璧にしておいて本番で出てくれた場合はきちんと点数に繋げましょう!

波動

東大物理において、波動分野は状況を掴むことが難しく、苦手にする受験生が多い分野です。

しかし、考え方をきちんと身につけることができれば、波動は苦手分野から得点源へと変えることが可能です。

波動分野で重要なことは、問題で起こっている物理現象を図に書いてしっかり把握することです。

図に書くことで、頭で考えてもよくわからないことが、視覚的に理解できるため問題を理解する時間短縮にもつながります。

東大物理で波動分野を攻略するということは、合格に大きく前進することだと言えるでしょう。

そのためにも、波動分野はしっかり考え方を理解し、問題演習を重ねることが大事になってくるでしょう。

現象を図式化し、起こっている物理現象のイメージを掴む

原子

原子分野は学校でも一番最後に習う受験生が多く、演習が不十分になってしまうことが多い単元です。

熱力学と同じ第三問に出題されることが多いですが、難易度は真反対。

東大物理の中で一番難しい問題とされています。

考えなければいけない要素が非常に多く、立式するために複雑な数学的知識を要することも多く、難易度は非常に高いです。

そして、原子からの出題は近年ではあまりないため、対策が薄くなるという意味も込めて出題された時の難易度は高いでしょう。

原子分野が難しくなりやすいのは、全分野の知識を使う必要があるからです。

逆に、出題者からすれば、原子分野の問題を出しておけば一度に全ての分野が理解できるかがわかるため、好んで出す傾向にあります。

東大では原子の出題は長く出ていませんが、いつ出てきてもおかしくない上、出題者が原子分野を好むことも考えると、対策をせずに受験に臨むことは危険です。

まずは教科書の内容をきちんと理解し、問題演習でしっかり解き方を学んでください。

原子分野は、一つ一つが難しい反面、理解しなければなれない量はそう多くないため、しっかり時間をかけることができれば得意にすることはそれほど難しくないでしょう。

東大物理を解くための勉強ルート

寺田
寺田

最後に東大物理対策をするために必要な勉強ルートについて解説します!

物理では、基礎を固める「概要把握」。

入試で必要な解法を身につけていく、「解法暗記」。

標準的な「問題演習」と応用的な「問題演習」の4段階の勉強フェイズがあります。

最初は公式を重要視せず、理解に重点をおいた勉強を行い、その後、物理のエッセンスなどの問題集を使って、典型問題の解法を理解していきます。

そして最後にその活用方法を応用的な問題演習を行いながら身につけて行くという流れになります。

東大物理を解くためには、問題文の情報を読み取る読解力、短時間で問題を解くスピードが求められます。

典型問題は見てすぐに解答できるようにしておかなければなりません。

また、過去問演習を通じて長文問題の情報を読み取る練習をしておくことも大事になります。

この部分の解説は以下の記事で詳しくしているのでぜひご覧ください!

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