【東大国語対策】合格に必須な分野別の勉強法と時間配分を知ろう!
日本が誇る最難関大学、東京大学。
この東京大学では、現代文・古文・漢文の全てが問われる国語として国公立の中ではかなりボリューミーで難易度の高い問題になっています。
この問題に対してどのように対策をしていけば良いのでしょうか?
今回は東大国語を対策していく上で、どのように勉強していくべきかをお伝えいたします!
東大国語の概要
東大の国語は特徴的な出題形式が見られます。必要な能力をきちんと把握しておくことが大事です。
東京大学の受験において一発目から問われるのがこの国語。
文系は150分・理系は100分の試験時間を課されていて、文理関係なく現代文と古文・漢文が問われます。
東大国語文系では、現代文2題、古文1題、漢文1題の合計4題の大問で構成され、第一問が評論で、第四問がより難しい評論の問題になることが多いです。
科目配点は、文科では120点、理科では80点となっておりますが、合格点はそれほど高い点数になることがないため、なかなか差がつきづらい科目となっています。
ただ、東大国語で問われる問題は、論理関係を回答してもらうために工夫された良問が揃っています。
他の受験生に差をつけられないように、質を高めた問題演習を行って、基礎的な読解力や解答構成力を身につけていきましょう!
東大国語の対策
東大国語では、量より質を重視した対策をしていく必要があります!
それぞれをどのような形で進めていくべきか確認しましょう!
現代文
まず、東大国語では2行ほどの解答欄を埋めるように問われる小問記述問題と120字の問題の2種類が見られます。
そして、その問われ方が、「どういうことか」と「なぜか」のどちらかであることが非常に多いです。
本文の論理関係を理解しているかどうか、が東大国語では重要であるということです。
東大国語現代文「どういうことか」
「どういうことか」というのは、論理的に傍線部と同様な意味を持つように記述回答を作っていく必要があります。
従って、傍線部・選択肢を要素に分解し、要素ごとをうまく言い換えている内容を本文中に見つけていくのです。
その際に本文で書かれている論理関係をきちんと保存した形で解答を書いていく必要があります。
東大国語現代文「なぜか」
「なぜか?」と問われる因果関係の設問では、出題意図を読み取ることが必要です。
つまり、どの論理関係の理解が問われているのかを考えるのです。
本文の傍線部近くをきちんと見にいって、〇〇だから〇〇と言える、という論理関係を見抜きましょう。
このように、必要とされる要素を抜き出してくる通常の読解力に加えて、論理関係のチェック力というのも同時に鍛えていきましょう!
東大国語現代文「記述力をあげるには?」
記述をする際に、ヒントになるのは、解答における要素を一つ書くのに20〜30字はかかるということ。
解答欄が2行あったら、だいたい3つほどの要素を書く必要があるということになります。
これもヒントに解答を作成する練習を積み重ねていくのが、東大国語の対策における心構えです!
過去問を中心に問題演習を重ねて、信頼できる先生に添削してもらいながら、上記の力を身につけていきましょう!
また、スタディサプリなどで行われている志望校別の対策講座を受講することも力になります。
現代文の先生が東大国語の過去問をどのように解いていくのかを、自分のものと照らし合わせながら確認しておきましょう!
古文・漢文
東大という最難関大学において、古文漢文は比較的優しく得点源ともなり得る難易度です。
しかし、十分な対策をしていないと、他の受験生に差をつけられてしまいます。
そうした意味で過去問対策を行っていくことが非常に重要になります!
東大の古文・漢文では、訳せという問題と、どういうことかといった内容理解問題の二種類が出題されることが多いです。
そしてこの二種類を解く際に意識すべきことはまるで異なります。
東大国語古文漢文「訳す問題」
訳せという問題が要求しているのは、原文を忠実に・完璧に・間違いなく言い換える力です。
つまり、文脈に沿った解答をするのではなく、忠実に文章内の単語と表現だけを確認して、解答していきましょう。
また、助動詞なども全て完璧に訳すべきです。
助動詞や敬語を理解しているかを見られているわけなので、理解できているよ!と伝えるためにも、略することなく忠実に日本語に置き換えていきましょう。
漢文の書き下し文をする際も同じですよ!
東大国語古文漢文「内容理解問題」
一方、内容理解問題では現代文と同じような読解力が問われています。
ただ、このレベルはセンター試験よりも少し難しい程度です。
年によってはセンター試験の選択肢の方が難しいとされる年もあります。
つまり、十分な古文力を備えていれば、あまり苦労することなく合格点を取得することができるようになるはずです。
25年分の東大国語の過去問はできる限り全て解きましょう。
また、旧センター試験は非常に良問なので、ここにも取り組むべきです。
そして、文系の方などは、「得点奪取」や「精選問題集」などの入試問題を使った応用力を鍛えられる問題集を使うことをお勧めします。
十分な読解をしてきたと胸を晴れる量と質を行えば、古文や漢文で合格点が取れないということはなくなるので、頑張ってください!
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