【8割安定!】共通テスト地理対策はこれ!基礎からの勉強法を解説!
記述式問題が導入されるか否かを巡って様々な議論を読んだ共通テスト。
結局2021年から記述式問題が導入されることはなく、センター試験と大きな問題構成が変化することはないとされています。
そんな中で2021年に共通テストの地理を受験する皆さんに、共通テスト地理の対策方法を解説します!
執筆者
現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の執行役員。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
センター試験との違い
共通テスト地理とセンター試験地理の違いを見ていきましょう!
共通テストの社会科目において、配点や問題構成などの大きな違いは見られません。
ただ、何点か変更点があるのも事実です。
大きく分けて3つの変更点がございます。
資料読み取り問題の増加
共通テスト全体として資料などを複合的に考え合わせて問題を解く形式が増えているため、地理も例に漏れず与えられる資料が増えています。
地理という科目では資料が多いほどヒントが増えるので解きやすいように思うかもしれませんが、それぞれから読み取る内容を重ねて考えなくてはいけないことや時間が食われることを考えると必ずしもそうではありません。
よって共通テストの地理では、資料読み取り問題は重点的に対策を重ねる必要がありそうです。
問題数の減少
共通テスト地理の施行問題では、センター試験の頃と比べると小問の数が3〜4問ほど減っており、これは一問一問の考える量が増えていることを示唆しています。
小問が減ったことで、時間的に厳しい試験になることは考えにくいので、その点においては受験生にとって朗報だと思います。
ただ、一問あたりの配点が大きくなるためプレッシャーがかかることは事実です。
地理は知識だけで即答できる問題は他の社会科目に比べると少ないため、1問1問が重要になります。
共通テスト地理の演習をしっかりしてプレッシャーに負けない力を身に着けましょう。
複数選択肢の完答問題が出題される
共通テスト地理では複数選択肢の完答問題の出題の可能性があります。
もちろんこれも地理の正しい知識を持っていれば確実に得点できるはずですが、共通テストでは、曖昧な理解でも解けるような問題が少なくなる可能性は高いです。
より確実な地理の基礎力を試される試験に変化していると言えます。
日頃の勉強のときから意識して取り組む必要があるでしょう。
共通テスト地理では、一問一問で試される地理的思考力の量が増える
共通テスト地理対策
共通テスト地理の対策方法を考えていきましょう!
共通テスト地理の特徴
地理は社会科目の中では抜群に暗記の要素が薄い科目です。
実際、地名などを答えさせる知識問題は少なく、地理的思考力に基づいて、様々な事象の状況や原因を考えることが求められています。
従って、地理は社会科目の中でも最も安定的な高得点が難しい問題であることは確かです。
それは共通テストでも同様のことが言えます。
ただ、盤石な地理の基礎知識と、それを運用する問題演習の経験をきちんと積めば、共通テスト地理で安定的に8割9割を獲得することができます!
そして、旧センター試験はこうした地理的思考力をきちんと運用できれば高得点が取れるようなかなりの良問が揃っています。
共通テスト地理の対策にも大いに役に立つことでしょう。
正しい地理力を身につけることが、共通テスト地理においても一番の対策になることは間違い無いため、センター地理を利用して共通テスト地理の対策をすすめることをおすすめします。
共通テスト地理の対策法
共通テストの地理では、特別な対策は必要なく、正しい地理の基礎知識とその運用力が求められています。
地理という科目は系統地理と地誌の二つに分かれていて、共通テストの地理でも同じようなウェイトで問われます。
地理の基礎力を固めるには、まずは系統地理を完璧にするところから始めましょう。
「系統地理」で地理で出てくる様々な事象や地域ごとの産業が【なぜそこで起こっているのか】を理解した上で、その因果関係に基づいて地誌の内容を推理することができるようになる必要があります。
その推理力が共通テスト地理でも重要になってきます。
従って、系統地理の基礎知識を理解・暗記した上で、地誌を学び、これらで培った基本的な地理的思考力を問題演習を通じて高めていくのが王道の勉強法なのです!
センター試験対策を利用する
共通テスト地理の勉強をしていく上で一番有用な勉強法が、センター地理の過去問を使用して演習をするという方法です。
まず、センター試験地理Bの点数が面白いほど取れる本などのセンター試験について解説・対策を行った参考書を用意します。
「系統地理→地誌」の順で地理の基礎を勉強し、基礎が固まったらセンター試験の過去問を解き進めます。
こうすることにより「地理的事象の因果関係を類推する能力」が身についていきます。
もちろん共通テスト地理での資料読み取り問題も問題形式が違うだけで、問われている能力は全くもって同じです。
この勉強法を使って、共通テスト地理の高得点を目指しましょう。
初の共通テストだから、特別な対策をしなくては!と思うことはありません!
地理も他の科目同様、共通テストとセンター試験で大きな差はなく、しっかりとした地理力があれば高得点が狙えるということです!
共通テスト地理対策:基礎を固めてセンター試験の過去問で問題演習を積む
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