【最短で満点まで】日本史の勉強法【東大生が教える】
「日本史の勉強法がわからない」
「どうやって問題集を進めればよいのかわからない」
こういった悩みを抱えている方に向けて、この記事ではしっかりと成績を伸ばすことができる勉強法をご紹介します!
日本史の勉強法 成績が上がらない理由
日本史の成績が上がらない理由について考えて行きましょう!
日本史の成績が上がらない学生は、2つのダメな勉強法を行っています!
1つ目は「通史に時間を使いすぎる勉強法」です。
日本史の勉強法というと、通史がまっさきに思い浮かびますが、やはり通史は非常に大切です。
しかし、通史に時間をかけすぎてしまうと、問題演習の時間がとれなくなってしまいます。
通史は、できるだけ早く終わらせて、問題演習に移るようにしましょう!
2つ目は「暗記を避ける勉強法」です。
歴史系の科目はどうしても暗記量が多くなるため、一問一答や問題演習をした後に、しっかり復習をして暗記する必要があります。
復習を怠って暗記がおろそかになると、成績が伸びないので注意しましょう!
日本史では、できるだけダメな勉強を避けて効率的に勉強しよう!
日本史の勉強法 勉強法の全体像を知る
まずは下記の図を見ながら勉強法の全体像を把握しましょう!
日本史の勉強法は世界史と同じように「通史」「問題演習」「論述対策」の3つに大きく分けられます。
細かく見ていくと、「通史」は「プレ通史」「通史基礎」「通史定着」の3つに細かく分けられます。
「問題演習」は基礎知識を覚えるための「基礎演習」、知識を網羅的に身につける「一問一答」、難易度の高い入試問題に取り組む「発展演習」の3つに分かれます。
最後に「論述対策」は、論述で必要な知識を60字程度の文章で暗記をしていく「小論述暗記」と、150字以上の大論述を書くために構成の仕方を学ぶ「大論述対策」の2つに分けられます。
世界史と違い、日本史では「タテの歴史」をメインに学ぶため、より細かい知識も要求されます。
その一例として「資料問題」があります。
この資料問題をより確実に解くために、「通史」「問題演習」「論述対策」に加え「史料対策」も行いましょう。
日本史の勉強法には「通史」「問題演習」「論述対策」がある!
日本史の勉強法① 通史
まずは通史について確認して行きましょう!
日本史の勉強は「通史」から始まります。
「通史」と聞くと分厚い参考書や教科書をひたすら読んでいくというイメージがあるかもしれません。
歴史好きな人であればこれでも乗り切ることができますが、そうでない人にとっては非常に厳しい道のりになってしまいます。
そこで「通史」を挫折することなく効果的に学習するために、「プレ通史」「通史基礎」「通史定着」と3つの段階にわけて取り組んでいくことをおすすめします。
まず「プレ通史」を行なっていきます。
「プレ通史」では歴史の重要事項だけを取り上げた薄い参考書に取り組みます。
歴史にアレルギーがある人は歴史漫画でも大丈夫です。
「プレ通史」では歴史の全体像を把握することが目的なので、無理に暗記しようとしなくて構いません。
「プレ通史」が終われば、次に「通史基礎」に進みます。
「通史基礎」では網羅的な参考書を用いて、より細かく歴史を学んでいきます。
「基礎演習」と並行することで知識を定着させていくので、参考書に書かれていることを丸暗記しようとする必要はありません。
「通史基礎」で網羅的に歴史を学んだ後は「教科書」を用いて「通史定着」を行います。
網羅的な参考書と比べて、コンパクトにまとまってあるため繰り返し読むことができ、また教科書の文章がそのまま出題されることもあるため、教科書の読み込みには一石二鳥の効果があります。
通史は「プレ通史」「通史基礎」「通史定着」の三段階がある!
日本史の勉強法② 問題演習
次は問題演習について見ていきましょう!
「通史基礎」と「通史定着」に並行して「問題演習」を行います。
まずは重要事項だけがコンパクトにまとまっている問題集を用いて「基礎演習」を行います。
「基礎演習」は「通史基礎」と並行して行いましょう。基礎的な知識が身につけば、次は網羅的な知識の定着のために「一問一答」に取り組んでいきます。
教科書の読み込みと並行して行うと良いでしょう。
教科書とリンクした「一問一答」を使うと並行して学習しやすいのでおすすめです。
「一問一答」が終われば、難易度の高い問題集に取り組む「発展演習」に移ります。
問題演習には「一問一答」「基礎演習」「発展演習」の三段階がある!
日本史の勉強法③ 論述対策
次は論述対策について見ていきましょう!
「問題演習」まで終われば、次に「論述対策」を始めていきます。
「論述対策」は「小論述暗記」と「大論述対策」の2つを行います。
大論述は論述の作法(枠組み)に小論述を当てはめていけば解答することができるので、まずは小論述を暗記していきます。
時間のある人は文章を丸ごと暗記してしまいましょう。
時間がなかったり暗記することが苦手だったりする人は、小論述のポイントを抜き出して暗記していきましょう。
「小論述暗記」が終われば、つぎは論述の作法(枠組み)を学習していきます。
「大論述対策」ではなるべく解答を書き上げるほうが良いですが、時間がない場合は「構成メモ」を作成するだけでも大丈夫です。
志望校で史料問題が頻出する場合は、分野別対策として「資料問題対策」を行うようにしましょう。
1〜2冊資料用の問題集を解き、過去問を解く中で見たことがない資料が出た場合は、必ず資料集で確認するようにしましょう。
論述対策は小論述暗記から始めて、大論述対策に進んで行こう!
日本史の勉強法④ 過去問演習
最後に過去問演習について見ていきましょう!
過去問が解き終わったら、間違えた問題を知識問題と論述問題に分けます。
知識問題は解説を読んで教科書の該当箇所にマーカーを引きましょう。
論述問題はできる限り模範解答をたくさん集め見比べながら全てのポイントを含んだ最良の解答を自作しましょう。
自作した解答は、ノートにメモしておき、暗記しとくとなお良いでしょう。
過去問演習では今まで使った参考書をフル動員して復習して行きましょう!
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