【東大生が語る日本史の覚え方】日本史は流れで捉えて暗記せよ!
みなさんこんにちは!
今回は日本史の暗記について流れから覚えようというお話をしていきたいと思います。
日本史で覚えなければならない用語数はいくつかご存知でしょうか?
約2000語あると言われています。
この2000語をただ丸暗記するのは厳しいと思います。
ですので流れにそってしっかり覚えることが重要になってきます!
流れの捉え方① タテの歴史を意識する
まずはタテの歴史を意識しましょう!
歴史は時系列にそって進んでいきます。
歴史用語を覚える時は必ずこのタテの歴史を意識しましょう。
タテの歴史というのは時の政権の権力者のことです。
古代は天皇、中世は鎌倉執権・室町将軍、近世は江戸将軍、近現代は内閣総理大臣です。
とある政策を覚えるうえでも特にこの「だれがおこなったのか」というのを意識しましょう。
時代を作るのは権力者です。
その権力者が支配している時期は政策の方向も同じになりやすいのでかなり整理して覚えられます。
日本史の学習をスタートした段階ではかなり強く意識しましょう。
権力者の順番を覚え、時系列が入ってきやすいようにしよう!
流れの捉え方② ヨコの歴史を意識する
続いてはヨコの歴史です!
タテの歴史を意識できたら、次はヨコの歴史です。
日本史におけるヨコというのは、テーマごとという意味です。
政治・経済・文化・外交・社会などなどです。
例えば、明治初期の経済だけ切り取ってみましょう。
大隈重信が行ったインフレ政策、そしてその後には松方正義がデフレ政策を行います。
非常にシンプルなことですが、日本史が苦手な人は「松方正義がデフレ政策を行った」ということだけに着目してしまいがちです。
しかし経済という切り口を意識しておけば、「大隈がインフレ政策を行った。だから次はデフレ政策だな」とおぼえることができます。
慣れてきたら政治の側面も入れて整理しましょう。
先ほどの例と合わせて、流れで覚えましょう。
「松方正義がデフレ政策を行った」ことによって、「農民層が打撃を受け、政治界では激化事件が多発する」
といった風に流れを関連づけてあたまに入れることができます。
テーマごとにも流れがある!慣れてきたらテーマごとの関連も意識しよう
論述対策にもなる
なんと意識してきたことが論述対策にもなります!
実は東大など論述問題では、このタテとヨコの歴史を組み合わせた問題が多数出題されます。
流れを意識していないと解けない問題も多数です。
例えば、このような問題が過去に東大で出題されています。
「江戸幕府が暦を改める際に依拠した知識はどのように推移したか、幕府の学問に対する政策とその影響に関して、3行以内で述べなさい」
この問題を解く鍵はいくつかありますが、大まかな枠組みはタテとヨコでできてしまいます。
つまり暦の推移(タテ)と幕府の学問への政策とその影響(ヨコ)を組み合わせて描いてください。というメッセージでもあるのです。
論述対策こそ流れを意識すること!
最後に
今回は流れを捉えて暗記しようというお話をしてきました。
流れを捉えることで覚える際の負担は減りますが、最終的には覚えなくてはいけません。
暗記は必要ですが、覚える際に必ずタテの時系列とヨコのテーマを意識して、学習すれば得点にもつながる暗記ができます!
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