【京大世界史対策】合格に必須な分野別の勉強法と時間配分を知ろう!
東大と並ぶ日本最難関大学、京都大学。
そして、国公立特有の豊富な科目の中で、世界史を選んだ方は、どのように勉強していくべきか悩んでいることだと思います。
京大世界史にどのように立ち向かっていくか。
今回は京大世界史対策をお届けします!
京大世界史の概要
大学別の科目対策では、まずその問題傾向を把握することが大事です!
京大世界史の特徴を概観していきましょう!
京大世界史は大問が5題あり、計90分で行われます。
年度によって異なりますが、Ⅰ〜Ⅱは東洋史、Ⅲ〜は西洋史から出題されることが多いです。
そして東洋史西洋史それぞれで、指定文字数300文字の論述問題が課せられます。
その他は一問一答問題や短文記述などで基本的な世界史理解を問う問題が続きますが、非常に問題数が多く、充分な過去問対策を行って挑む必要があります。
論述問題も含め、問われる知識レベルは教科書のものと相違なく、基礎から標準的な内容が多いですが、その分、歴史の流れ・因果関係など出来事同士の連関に対する深い理解が求められます。
また、出題分野もラテンアメリカや古代ギリシャなど、時代や地域を問わず広がってきていて、幅広く歴史を捉えて勉強していく必要があります。
京大世界史は、厳しい時間制限の中で、標準的な知識の深い理解が問われる!
京大世界史の対策
京大世界史では、出来事同士の関係に焦点が置かれています。
歴史の因果関係を学ぶために必要な勉強法をご紹介します!
まずは、2題ある300字論述に対する対策について見ていきましょう!
京大世界史を解いていく上で、必要な意識は「歴史事象の間にある因果関係を理解していることを採点官に伝えること」です。
実際に理解しているだけではなく、それを採点官に伝えられるような解答構成にしなくてはなりません。
そのためには、論述問題の構成をきちんと決めておくことが大事です。
このイメージに沿って問題を解いていく流れは、
- 与えられたリード文から題意を掴む
- アウトラインを書く
- 解答用紙に書いていく
です。
まずはきちんと題意を掴み、その題意に沿った形で解答を構築しましょう。
その際にアウトラインとしてフローチャートのような形で要素を並べるのがオススメ。
フローチャートに記された関係をきちんと保存する形で解答をしていくように心がけましょう。
そしてこのような解き方をするためには、普段から歴史を因果関係で捉えている必要があります。
具体的には、歴史をテーマ毎にフローチャート化して頭の中に入れておく意識を持ちましょう。
地域・時代を問わず、ある出来事がどのように別の出来事に影響を与えたか、視覚的に理解できるまで、インプットとアウトプットを重ねましょう。
これができるようになる最短の方法は、ひたすらに教科書を読むこと、そして信頼できる先生に解説や添削をしてもらうこと。
この二つに尽きます。
質の良いインプットとアウトプットを重ねることで、こうしたフローチャートがさまざまなテーマで作れるようになりますよ!
一方、小論述の問題では、簡潔明瞭な解答を素早く作成していく能力が問われます。
問われている知識は教科書レベルなので、徹底した過去問対策と基礎力の深い定着がなされていれば、充分合格点を取得することができるでしょう。
過去問対策でもうまく点数が取れないという場合は、逆一問一答がオススメです。
逆一問一答とは、用語集の単語を見て、その説明を記述していく演習のこと。
基礎的事項を簡潔に説明する力がつき、300字論述以外の対策として効果がありますよ!
問われている因果関係の理解をきちんと示すこと、そのための準備をすることが、京大世界史対策では重要!
まとめ
今回は京大世界史の概要と、その対策の際にするべき意識について解説してきました。
難関大学では総じて知識ではなく世界史の深い理解が求められます。
それを知った上で日々の勉強をきちんと行い、京大世界史を解いていける頭を作っていきましょう!