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Home現論会ジャーナル大学別対策大学入試共通テスト【2025年共通テスト】新課程世界史探求を得点源にできる勉強法!

【2025年共通テスト】新課程世界史探求を得点源にできる勉強法!

「世界史の参考書が多すぎてどれを選べば良いかわからない」

「理系なので世界史まで手が回らない」

こんな悩みを抱えていませんか?しかし、世界史で高得点を取ることは決して難しいことではありません。

この記事を読んで大学入学共通テスト世界史を短期間で効率よく対策し、本番で満点を目指しましょう!!

共通テスト世界史のアイキャッチ

この記事のポイント

3行で記事の要約!

  • 2025年度以降の共通テスト「歴史総合・世界史探求」の出題範囲を記載。
  • 共通テストならではの出題形式を紹介。
  • 共通テスト世界史のおすすめの勉強法を紹介。

この記事を読むと…

  • 自分たちが解く共通テスト世界史の内容がわかる。
  • 共通テストならではの出題形式にどのように取り組めばよいかわかる。
  • 効率的な共通テスト世界史の勉強法がわかって無駄な時間を削減。

執筆者

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博

開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の執行役員。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。

新課程大学入学共通テスト「歴史総合」「世界史探求」の特徴

寺田
寺田

まずは、旧課程の共通テストとどのような所が変わったのかを見ていきましょう!

旧課程の共通テストでは歴史総合の出題はなく、全て世界史B(現在の世界史探求)の出題でした。そのため、今までの共通テストは世界史探求のみの勉強で全ての問題を解くことができました。

しかし、新課程の共通テスト試作問題では第1問に歴史総合が出題され、第2問以降に世界史探求の内容が出題されていました。そのため、新たに歴史総合の勉強をする必要が出てきたのです。

歴史総合とは日本史と世界史の融合で、近現代が中心となっています。その中でも日本史範囲はほとんどが中学生で学習する内容です。

世界史探求とは旧世界史Bとほとんど違いがありません。そのため、旧共通テストの過去問を用いても十分対策が可能です。

また、試作問題の歴史総合においての出題比率は日本史:世界史は3:7の割合となっていました。

つまり、歴史総合が出題されるからといって対策をたくさんする必要はありません

新課程で追加される歴史総合は第1問のみで出題される!

共通テストの出題形式の特徴

共通テスト世界史は教科書に載っている歴史的知識を問う問題だけではありません

共通テスト世界史では、教科書の歴史的知識をもとに、教科書に載っていないグラフや資料といったものを読んで解答する歴史的思考力を測る問題が出題されます。

このような出題は旧課程の共通テストの問題とあまり変わっておらず、特定の時代や狭い分野について深く問う問題はなく、大まかな時代の流れや、主要な出来事、それらの時代背景が押さえられているかが主に問われます。

つまり、細かい用語や年号の暗記をしなくても、満点が取れるようにできています

共通テスト世界史は出題形式が少し特徴的なため、教科書だけでなく学校配布の資料集や地図帳を必ず用いるようにしましょう

共通テスト世界史は教科書知識の暗記だけではなく、その知識を活かしてグラフや史料を解答する歴史的思考力が求められる!

共通テスト世界史の出題形式と形式ごとの対策法

寺田
寺田

共通テスト世界史の出題形式について見ていきましょう!

共通テスト世界史の出題形式を2つに分けるとすれば、

教科書知識型:短答四択問題・空欄補充問題・地図問題・文化史問題・正誤判定問題

思考型:時代並び替え問題・アクティブラーニング問題・グラフおよび資料読み取り問題

となるでしょう。

短答四択問題

基本的なレベルの用語が出題されます。

これは私大の入試問題でもよく見る出題形式です。

短答四択問題の対策

寺田
寺田

短答四択問題の対策について解説していきます!

短答四択問題は教科書の文章を引用しているため、教科書を読むのがいいと思います。

また、最近よく出題されるようになった環境問題やジェンダーなどのテーマ史は資料集の方がまとまっているので、資料集を読むようにしましょう!

短答四択問題は教科書の文章から出題されるため、教科書を読みましょう!

空欄補充問題

空欄に当てはまる用語や出来事、説明を選ばせる問題が出題されます。

上の写真は2024年の共通テスト世界史Bで出題された空欄補充問題です。

二択や四択で用語を選ぶ問題のみならず、背景の説明を選ぶことができるかが問われています。このように複雑な形でも出題されるでしょう。

空欄補充問題の対策

寺田
寺田

これまでよりも複雑になった空欄補充問題の対策について解説していきます!

空欄補充問題は、イギリス史や中国史などのように一か国の歴史の流れであるタテの流れが中心です。

ここは、教科書よりもタテの流れが掴みやすい資料集を使いましょう!

空欄補充問題はタテの流れが大事!資料集を読みましょう!

地図問題

問題に関する地名と地図上の位置、移動の経路などが出題されます。

上の写真は2023年の共通テスト世界史Bで出題された地図問題です。

従来のaとbの二択と地名を選ぶ問題に加えて、このように中東地域の国の位置を正確に把握していないと解けない問題が出題されました。

地図問題の対策

寺田
寺田

地名だけを覚えがちな地図問題の対策について解説していきます!

学校で配られた資料集または地図帳を使いましょう!

地図に載っている地名にマーカーを引き、頻繁に目を通しておく事で自然と頭に入ってきます!

地図問題は必ず資料集・地図帳を使って対策しよう!

文化史問題

新課程の共通テスト世界史では写真で出題される事がさらに増えると思われます

また、共通テスト日本史のプレテストでは作者と時代背景を結び付けた問題が出題されたため、単なる人名を暗記するのではなく時代と結びつけて覚えましょう

文化史問題の対策

寺田
寺田

覚える事が多くなりがちな文化史の対策について解説します!

資料集をよく読んでおきましょう。

特に絵画はビジュアルで覚えないとすぐに忘れてしまいます!

しかし、資料集は用語集の範囲を逸脱した用語が載っている事が多いため、世界史用語集を参照して取捨選択しましょう!

文化史は資料集を用いて、時代背景と結びつけて覚える!

正誤判定問題

内容の正誤判定や、正しい組み合わせを選ばせる問題が出ます。

上の写真は2024年の共通テストで出題された正誤問題です。

従来の単なるaとbの正誤判定だけでなく、このようにアクティブラーニングや資料に絡めた出題がされるでしょう。

正誤判定問題の対策

寺田
寺田

受験生が苦手とする正誤判定問題の対策について解説して行きます!

正誤問題は、「キズ」となる部分があるかどうかを探しましょう!

「キズ」となる部分が分からない場合、焦るのではなくそれぞれの用語が正しいのかどうかを確認しながら解きましょう。

しかし、それでもすぐに正誤問題に慣れるのは難しいです。

そこで、短答四択問題で誤っている選択肢に関してどこが間違っているのかを普段から教科書を読んで調べておくようにしましょう。

正誤問題は、普段の短答四択問題を使って慣らしていこう!

時代並び替え問題

いくつかの出来事の前後関係や、時代順に配列する問題が出されます。

上の写真は2023年共通テスト世界史Bで出題された時代並び替え問題です。

その他、資料や図から時代を判別する問題が出題されました。

時代並び替え問題の対策

寺田
寺田

時代並び替え問題の対策について解説していきます!

タテの流れを因果関係で覚えるのが良いでしょう。

そのためには資料集をよく読んでおきましょう!

並び替えの時代の間隔は広めに出題されるため、年代を丸暗記する必要はありません。

時代並び替え問題は、資料集を使ってタテの流れを因果関係で覚えよう!

アクティブラーニング問題

アクティブラーニング問題とは先生と生徒の会話などが含まれた問題のことです。

上の写真は2024年の共通テスト世界史Bで実際に出題されたものです。このように問題を解くには先生と生徒の会話をグラフなどとともに読み取る必要があります。

しかし、教科書に記載のない知識や高度な文章読解力などは求められていません。

アクティブラーニング問題の対策

寺田
寺田

新しい出題形式であるアクティブラーニング問題の対策について解説していきます!

基本的には短答四択問題の対策のやり方と変わりはありません。

どの時代または誰の話をしているかを正確に掴めば答えられます!

また、ヒントは会話文中に記載されている場合が多く、中には読み取るだけで答えられる問題もあります。

アクティブラーニング問題は話の内容を掴めば答えられる!

グラフ・統計・資料読み取り問題

国家人口の変遷などのメジャーな内容だけでなく、一見世界史とは関係ないグラフや統計が出題されます。

上の写真のように、2024年の共通テスト世界史Bでは常に出題されています。

教科書の知識で解けるようになっているので、焦らずに問題文をきちんと読むようにしましょう!

グラフ・統計・資料読み取り問題の対策

寺田
寺田

前身のセンター試験よりも出題が増えるであろうグラフ・統計・資料読み取り問題の対策について解説していきます!

これらの問題は、それぞれの時代の背景と主要な出来事を覚えておけば答えられるように作られています。

タテの流れは資料集の方が分かりやすくまとまっているため、資料集を使いましょう!

グラフ・統計・資料読み取り問題は時代背景と主要な出来事を覚えていれば解ける!

二つの出題形式の対策法

教科書知識型

教科書知識型は、言ってしまえば覚えているかどうかの問題です。

だからといって、教科書の欄外に書かれているような用語を覚える必要はありません。

地名は地図帳を使って覚える、文化史は資料集を使うなど工夫する事で勉強の効率を上げましょう!

思考型

思考型は、教科書で覚えた歴史的知識を活かして、未知のグラフや資料を読み込む問題です。

そのために、タテの流れとそれぞれの時代背景や主要な出来事を理解しておく必要があります。

こうした情報が綺麗にまとまっている資料集を使うのが良いでしょう!

また、資料集は図やグラフが多く載っています。

それらが「何を意味しているのか」を普段から意識して見ておくようにしましょう!

問題の種類とそれぞれの対策法をまずは覚えましょう!

いつから過去問対策をやるべきか

寺田
寺田

これから共通テスト世界史の対策を始める人に向けて、過去問を始める時期について解説します!

基本的には共通テストの直前期(11月〜12月頃)で問題ありません。

知識レベルは基本なので実践で慣れていくのにもそこまで時間はかからないでしょう。

現時点で共通テストの過去問は4年分あります。

共通テストの過去問の本試と追試験を解くと良いでしょう!

過去問演習は力試し的な要素が強いため、自分の中でかなり世界史が仕上がってきたと考えられる11月や12月頃から過去問を解き始め、知識や理解の穴を埋めていく作業をしていきましょう。

この際、間違えた箇所や曖昧に覚えていた箇所のまとめたメモ書きを作っておくのがおすすめです。

メモ書きは、5W1Hを意識して作成しましょう

資料集などを参考にして、自分の言葉でまとめてみるのが効果的です。

ただ、メモ書きは直前に見直すための物なので丁寧に作る必要はありません。

過去問は直前で大丈夫!ただし、まとめノートを作って復習も並行して行おう!

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