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Home現論会ジャーナル科目別勉強法倫理・政経【2025年最新版】共通テスト公共・倫理の勉強法を徹底解説|高得点を狙うための最短ルート

【2025年最新版】共通テスト公共・倫理の勉強法を徹底解説|高得点を狙うための最短ルート

公共、倫理

共通テストの公共・倫理は正しい順序を踏まずに勉強を進めると、膨大な時間がかかってしまいます。

限られた時間で合格点を取るには、何を・どの順番で・どこまでやるかを見極めた、戦略的な学習が不可欠です。

倫理は「人間とはなにか」「どう生きていくか」を問い、考え続ける学問です。
人々は古来から「人」「愛」「生き方」「正しさ」などについて考え続け、対立と発展を繰り返しながら倫理学という学問を探究してきました。倫理学は世界の歴史や、現代社会の根幹ともいえる面白い学問です。

そんな倫理ですが、政経とは違い、大学入試の二次試験では使えない大学がほとんどです。

それでも入試のためだけでなく、教養としても学ぶ価値がある倫理について、

本記事では、共通テストに対応できる攻略ルートを明確に示し、他の科目に時間を割きながらでも効率良く倫理の得点力を伸ばす方法

を解説します。

寺田
寺田

この記事では、共通テストの公共・倫理のうち、おもに倫理を中心にお伝えしていきます!

倫理を攻略するための3つの視点

共通テストで高得点を取るためには?

共通テストの公共・倫理で高得点を狙うには、やみくもに問題を解き始めるのではなく、まず全体像を押さえてから学習に入ることが大切です。

そのために意識してほしいのが、次の3つの視点です。

  1. 倫理について知る
    科目の特徴や出題範囲を理解し、どんな力が必要かを把握します。
  2. 共通テストについて知る
    試験時間や大問構成、出題傾向を知ることで、学習の方向性を掴みます。
  3. 学習の進め方を設計する
    正しい学習順序と計画を立てることで、効率的に高得点を狙います。

この3つを学習に取りかかる前に整理できれば、準備は万全です。
あとは正しい手順に沿って勉強を進めるだけで、公共・倫理を安定した得点源に変えることができるでしょう。

倫理について知る

内容と出題範囲を理解する

倫理の学習内容は、大まかにまとめると以下のようになります。

倫理 学習内容

公共の学習内容は、大まかにまとめると以下の通りです。

公共の学習内容

公共のうち、倫理分野は「公共空間の形成」という、高校教科書の第一部にあたります。
高校教科書の第二部である「社会のしくみ」は、政治経済分野となります。

倫理では公共で学んだ倫理分野をさらに深めていくという学習となります。

共通テストでは、教科書全体から幅広く出題されることが明言されているため、公共、倫理ともに全分野をバランスよく学習することが高得点への近道です。

共通テストについて知る

試験形式と出題傾向を理解する

公共倫理の共通テスト形式

共通テストでは、歴史・地理・公民のうち、必要な1科目、もしくは2科目を選択して解答します。

試験時間は1科目60分となっており、2科目受験の場合は合計で120分となります。
大問構成は、2025年度共通テストでは6問へ増えましたが、設問数やマーク数は変化していません。
配点は、公共分野が25点、倫理分野が75点となっており、倫理の比重が大きくなっています。

傾向としては、知識を問う択一問題が必ず出題されます。
それぞれの思想や主義、抽象概念についての正誤問題や、組み合わせ問題などが中心となっています。
また、提示された文章や表、グラフをもとにした、思考力を問う問題が多くなっています。
こうした出題傾向では、教科書に掲載されている知識を漏れなく押さえておくだけでなく、文章や図表を読解し、それぞれの思想や主義に当てはめる力が求められます。

しかし裏を返せば、こうした特徴は戦略的に準備をすれば周囲と差をつけやすいことも意味します。
似たような思想の違いを押さえ、論理的に文章を読みキーワードを押さえるトレーニングなどを行えば、倫理は共通テストで安定して高得点につなげやすい科目となります。

番外編:倫理と政経、どっちがいい?

多くの受験生は共通テストの社会科目を、世界史・日本史・地理から1科目、公共、倫理・公共、政経から1科目を選ぶことになります。
そこで受験生が迷うこととして、倫理と政経のどちらを選ぶか?という点です。

(大学入試センター 共通テスト 受験者数・平均点の推移(本試験))

上は令和7年度の共通テストについての表です。
倫理よりも、政経を選ぶ受験生が圧倒的に多いことが分かります。

政経は、公共と学習範囲が似ているため学習しやすいことや、私立大学の2次試験で地歴の代わりに利用しやすいことが理由として考えられます。

政経と違い、倫理は私大2次の利用はほとんどできません
また、高校によっては授業が政経のみの場合もあり、倫理を独学しなければならないことも、倫理が選ばれにくい理由となっているでしょう。

政経に比べ文章を読む科目であり、共通テストは知識がなくても読解さえできれば解ける問題があるため、国語が好きな方や読解が得意な方には向いている科目です。

実際に倫理・政経を選ぶ理由は様々です。

  • 公民は共テだけなので好きなほうを選ぶ
  • 経済学部を志望しているので政経
  • 思想や哲学に興味があるので倫理
  • 勉強量をできる限り減らしたいから政経
  • 国語など読解の問題が得意なので倫理
  • 教科書や参考書を読んで、なんとなく向いてるなと思ったほうを選ぶ
  • 受験で必要な公民を勉強する上で、なにを優先するのかをぜひ考えてみてください!

    学習の進め方を設計する

    正しい学習順序を知る

    倫理は、正しい順序を踏めば誰でも着実に得点を伸ばせる科目です。
    その学習は、大きく3段階に分けて積み上げていくのが基本です。

    体系学習

    倫理の全体を把握します。また、人物と思想を一致させ、思想の枠組みをつかみます。

    問題演習

    倫理は、人物と思想の正誤問題が出題されやすい科目です。問題演習では正誤問題を中心に、それぞれの思想がどのようなものかを、正確にとらえていきましょう。

    過去問

    共テは資料や図から読み取る問題や、文章を読んで考える問題が出題されます。共テに対応できるよう、過去問や模試で練習していきましょう。

    本番から逆算した学習計画を立てる

    共通テストまでの限られた時間で高得点を狙うには、質の高い学習計画が不可欠です。

    まずは本番から逆算して、学習内容を月単位で可視化していきましょう。以下は、実際に現論会で生徒向けに作成された年間スケジュールの一例です。

    このように年間をフェーズごとに明確に区切ることで、自分が今どの段階にいるのかを常に把握しやすくなります。

    年間スケジュールは全体像をつかむために大切ですが、それを実行に移すには週単位での計画が必要です。

    このように週ごとにやるべきタスクを具体化することで、年間計画は実行可能なプランに変わります。

    他の教科とのバランスを意識しながら効率よく仕上げていきましょう。

    自分に合った参考書選び

    参考書・問題集の選び方を知る

    倫理の学習を進める上では、自分にとって最適な参考書や問題集を選ぶことが欠かせません。

    すべての教材は、基礎・標準・応用・発展といった難易度の軸と、体系学習・問題演習といった学習段階の軸に分類できます。

    以下の図は、各学習段階における代表的な教材を、レベルごとに整理したものです。

    寺田
    寺田

    次の章からは、いよいよ各段階の具体的な勉強法を紹介していきます!

    独学の人におすすめ!スタディサプリ

    映像授業のスタディサプリでは、

    1. 「ベーシックレベル倫理」
      (初学者向け)
    2. 「高1・高2・高3倫理」
      (知識インプット)
    3. 「共通テスト対策講座公共、倫理」
      (大問ごとの対策)

    という講義が視聴できます。
    倫理の授業が無い高校も多いため、倫理の授業を受けたいという方はスタディサプリを検討してください!

    スタディサプリは講義ごとに確認テストがあるので、受けっぱなしにならない点がメリットです。
    講義内容の理解度を把握できるので、復習のための手掛かりにもなります。

    また、

    • スマホでいつでも講義を見られる
    • 分からない部分を巻き戻せる
    • 何度も同じ講義を受けられる

    もスタディサプリの強みです!

    スタディサプリHP

    寺田
    寺田

    現論会では志望校に合わせて、参考書とスタディサプリを組み合わせた学習計画を作成しています!

    倫理の勉強法

    体系学習

    共通テストの「倫理」は、膨大な人物名と用語を前に、つい暗記に走りがちです。
    しかし、高得点を取るには、個々の知識をバラバラに覚えるのではなく、「体系」として捉えることが鍵となります。

    高2生

    多くの高校では、高1に公共、高2以降に倫理や政経の授業が行われます。
    人物や思想、主義などを授業内で押さえられると、学習の負担がぐっと減らせます。
    国語、英語などの科目に時間を割けるよう、学校の授業を最大限に活用することが効率的です。

    高3生・受験生

    体系学習に不安がある場合は、「蔭山の共通テスト倫理」での復習がおすすめです!
    高3以降は、模試や過去問を使っての演習がメインとなるため、できるだけ早い時期に復習を終わらせておきましょう!


    体系学習では、その思想や主義が持つ「核となる考え方」を押さえる必要があります。
    そのためには、その思想、主義が「何を目指して」「どのような時代の問題に対処するために生まれたのか」を把握することが重要です。

    また、それぞれの思想、主義のつながりや関係を意識しましょう。
    たとえばソクラテス―プラトン―アリストテレスの師弟関係や、経験論と合理論などの対立・継承の関係を押さえておくと、共通テストの正誤問題や比較問題に対応できるようになります。

    問題演習

    問題演習では、知識を解ける力に変えていきましょう。
    共テで高得点を目指すには、単に問題を解きっぱなしにするのではなく、戦略的な問題演習が不可欠です。

    高3生・受験生

    学校の授業や、参考書で内容を押さえたあとは、ひたすら問題演習を行っていきましょう。
    倫理の問題は1問1答形式がほとんどのため、演習では自分の知識の穴理解の曖昧な部分を見つけやすいです。
    見つかった弱点は、教科書や参考書を改めて復習するなどして、知識の穴を埋めていきましょう!


    問題演習では、ぜひ不正解だった選択肢の内容を検討してください!

    正解の選択肢は、なぜ正しいのか、その根拠となる思想家の定義や時代背景を教科書で再確認します。
    不正解の選択肢は、記述のどこが間違っているのかを確認し(例:「全員」が「一部」になっている、定義が入れ替わっているなど)、正しい記述に書き直してみましょう。

    選択肢になりやすい思想や、選択肢にあったら気を付けるべき単語が、だんだんと分かるようになってきますよ!

    共通テスト対策

    通テストでは、知識がなくても資料や文章を読めば解ける問題が一部あります。
    本番では、知識問題に時間をかけず、読解問題に時間をかけられるよう対策をしていきましょう。

    知識問題の対策は、とにかく問題演習が重要です。
    問題演習がそのまま共通テスト対策となるため、問題集や共通テストの過去問、センター試験の過去問を中心に演習を重ねましょう。

    読解問題については、共通テストの過去問や模試で対策していきましょう

    二次試験対策

    倫理の二次試験対策は、共テ対策と同じです!
    共テ対策ができていれば、特別な二次試験対策は必要ありません。
    大学によっては出題形式や出題傾向が異なるため、問題演習が終わったあとは各大学の過去問に取り組んでいきましょう。

    まとめ

    ここまで、共通テスト公共・倫理を伸ばすための根本的な考え方と、実践的な勉強法を紹介してきました。
    倫理は、志望校から逆算して今すべきことを正しく実行できていれば、必ず伸ばせる科目です。
    この記事が日々の学習に役立つことを願っています。合格まで一歩一歩着実に歩んでいきましょう!

    監修者

    現論会ジャーナル編集長 寺田貴博

    開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
    現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
    「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。

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