【受験数学】コツを掴め!確率が苦手な理由3つと正しい解き方!
「数学が苦手で、特に確率が苦手だ」
「共通テストでも確率がネックで点数が安定しない」
「二次試験で確率が出たら捨てるようにしている」
などなど、確率は受験生をもっとも苦しめる数学の分野ではないでしょうか?
この記事では、こうした確率が苦手な学生に向けて「具体的な確率対策」をお伝えします!
「数学の勉強法がわからないよ」という人はまずこちらの記事をご覧ください!
数学の勉強法:【数学勉強法】東大数学満点が教える絶対に成績が上がる数学勉強法
執筆者
現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の執行役員。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
確率が苦手な理由
まずは確率が苦手な理由に関して詳しくみていきましょう!
公式の使いすぎ
確率が苦手な生徒に最も多いのが、この「公式大好きパターン」です。
cやpなどの公式をしっかり覚えることはよいことですが、公式は万能はアイテムではないので、「公式を使えば解ける」と考えるのは非常に危険です。
公式大好きパターンから脱却するためには、「公式を使わない」という荒療治がオススメです。
もちろん中には使わないと解きにくい問題もあるので、あくまで荒療治としてご活用ください!
抽象的に考えている
これは確率以外の分野でも共通していることなのですが、数学を解く際に抽象的なまま問題を考えている人が多々います。
抽象的なまま解くことができれば、それはそれで良いのですが、できる限り具体的な事柄に落とし込んで考えるようにしましょう!
具体的に考えると、たいていの問題は「なんだそういうことか」と理解することができます。
演習不足
確率が苦手な原因として、単に「演習量が足りていない」パターンもありえます。
特に「確率に苦手意識」を持っている方だと、無意識のうちに演習量が少なくなっているケースもあります。
そういった場合は、意図的に演習量を増やすと解決するので、確率専用の問題集を利用するのも良いでしょう。
まずは苦手としている原因を探そう!!
確率の解き方
それでは具体的な確率の解き方について見ていきましょう!
具体的な値で考える
前項でも触れましたが、確率は具体的に落とし込むと意外と解きやすいものです。
具体的に考える時には、一般の値に例えば「3」や「5」などの値をいれて考えて見ましょう!
もしどういう挙動をしているか掴めない場合は、もっと多くの数字を入れてみて考えてみましょう!
この作業は別名で「実験する」という表現が使われます。
実験は確率以外の分野でも非常に大切な概念なので、おさえておきましょう!
手を動かして解答しよう
数学が苦手な人の中には「短く解答することが良いこと」と考え、公式を使ってスマートに解答しようとする人がいます。
もちろんスマートに解答できるのであればそれにこしたことはないのですが、入試では泥臭く解答しても満点は満点です。
例えば、筆者は数学を解く時に「全部書いたら答えがでるか」ということを常に考えています。
100個程度書き出すことで答えが出るのであれば、迷わず「樹形図」や「遷移図」を書きます。
こうした習慣をみにつけておくと、点数が安定するのでオススメです。
確率を得意にする方法
最後に確率を得意にする勉強法について解説します。
演習量を増やす=ハッ確
演習量を増やす重要性はさきほど解説しましたが、特にオススメなのが「はっと目覚める確率」です!
この参考書は「ものの数え方」「実験の仕方」という観点から場合の数・確率に向き合っている本です。
数学の力を全般的に鍛えながら、確率を得意にすることができるので非常にオススメです!
普段から手を動かす数学を心がける
また、普段の数学の勉強から図やグラフをしっかりと書いて、手を動かす習慣をつけておくことも非常にオススメです!
確率だけでなく、数学の全分野で役に立つので、ぜひ挑戦してみてください!
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