【大学受験生物勉強法】共通テスト・二次試験対応!最短で合格点を取る体系学習の進め方とおすすめ参考書
「生物の体系学習をどのように勉強を進めて良いかわからない。」
「体系学習の勉強はいつの時期にすれば良いの?」
このようなお悩みに徹底的にお答えしていきたいと思います!
そしてこの記事では以下の内容を詳しく解説していきます!
- 体系学習の全体像と具体的な勉強方法
- 体系学習に最適な参考書や問題集
- 偏差値70に到達するための効果的な学習戦略
また、体系学習の勉強に取り組む前に、生物の勉強法の全体像がわからないという人は下記の記事を参考にしてみてください!
生物の勉強法の詳しい情報についてはこちら
体系学習の攻略法
体系学習とは?
生物の学習は、大きく分けて体系学習を経て、次に問題演習で実戦力を養い、その後に過去問演習へと進むのが最短ルートです。過去問で課題が見つかれば、必要に応じて分野別対策や問題演習に戻って対策を行います。まずはこの段階で何をすべきか、全体像を確認していきましょう。
体系学習
高校生物の全体像を把握し、アウトプットを通じて知識を定着させる段階です。主要な知識と概念、生物現象の論理的なストーリーを理解します。
問題演習
体系学習で得た知識を、実際の入試問題形式を通じて定着させ、実験・考察問題や記述問題に対応する実戦力を養う段階です。知識を知っている状態から、入試で使える状態へと変換します。
過去問対策
問題演習完了後、志望校の過去問を本番と同じように解いていきます。早期に過去問を解くことで自分の弱点を把握し、合格とのギャップを埋めるために何をしていくべきかを分析します。
分野別対策
過去問で見つかった課題に応じて、必要な対策を選択し実行する段階です。遺伝問題や計算問題、記述・論述問題など自分の苦手をピンポイントで補強します。
生物の体系学習とは、一言で言えば高校生物の全体像を把握する段階のことです。
生物の学習は、イメージとしては歴史の学習に近いと言えます。まずは知識を一通り覚え、そこからそれを活用して問題を解けるようにしていくというプロセスを踏む必要があるからです。
歴史の流れを学ばずに歴史の問題がいきなり解けないのと同様に、生物もまずは教科書に書いてある知識や現象をしっかり理解してからでないと、問題を解くことはできません。
その土台を作るために、まず最初に体系学習を行うことが絶対に必要なのです。
体系学習を行うつのメリット
生物=暗記だと思っていませんか? 実は、単語を詰め込むだけでは入試の点数は伸びません。正しい体系学習を行うことで、以下のような大きなメリットが得られます。
1. 因果関係で覚えることで、記憶が定着しやすくなる
生物の学習で多くの人が苦しむのが、その膨大な暗記量です。しかし、体系学習ではなぜその現象が起こるのかという因果関係や、現象ごとのつながりを重視して学びます。
歴史でも背景を知らずに出来事の名前や年号だけを覚えられないのと同様に、生物も現象の仕組みをストーリーとして理解することで、単なる丸暗記よりも遥かに効率よく、忘れにくい知識として定着させることができます。
2. 初見の問題でも出題の意図が読めるようになる
近年の入試問題は、初見のデータや実験結果を活用して判断する問題が主流です。こうした問題は、教科書に載っている基礎知識という共通のルールの上で成り立っています。
体系学習で正しい生物の仕組みを頭に入れることで、後の段階で演習するときに、問題がどの基礎知識をテーマにしているのか、その知識をどのように使えばいいのかという出題の意図が明確に見えてきます。この土台があって初めて、問題演習が大きな意味を持ち、入試問題に対応する実力をつける鍵となります。
体系学習に取り組むつのメリット
1.因果関係で覚えることで、記憶が定着しやすくなる
2.初見の問題でも出題の意図が読めるようになる
体系学習はいつから始める?

出題傾向を把握したら、次はいつまでに、何を終わらせるかというスケジュールを逆算して立てます。志望校に合わせて、以下の2つのルートを参考に計画を立てましょう。
二次試験まで見据えた標準ルート
二次試験で生物が必要な方向けのルートです。 二次試験の考察問題や記述・論述に対応するためには、秋以降に十分な演習時間を確保しなければなりません。そのためには、8月末までに体系学習を一通り終えておくのが理想的です。
早期に全体像を固めることで、9月以降にスムーズに過去問演習へ入り、自分の弱点の修正や記述問題への対応への時間を十分に作ることができます。
共通テスト特化の短期集中ルート
共通テストのみで生物を利用する方向けのルートです。 11月以降共通テスト対策や他の比重の高い科目の仕上げに向けた学習で手一杯になるため、遅くとも10月末までには体系学習を完了させておきましょう。
10月までに全体像を固め、基本的な用語の因果関係が説明できる状態を作っておけば、11月以降は過去問や予想問題集を解くだけの状態になり、安定して高得点を狙えるようになります。
次はいよいよ具体的な勉強法と参考書を紹介していきます!
体系学習の勉強法

まずは具体的な「体系学習の勉強法」について見ていきます!
具体的な体系学習の進め方をつのSTEPに沿って紹介します。効率よく実力を伸ばすために、以下のステップで演習を進めてみましょう。
STEP 1. 知識を丸暗記ではなく、繋がりを重視して理解する
体系学習で最も重要なのは、ストーリーを意識して知識を線で繋ぐことです。 教科書や講義形式の参考書を読み進める際、用語をただ暗記するのではなく、なぜその現象が起こるのかや前後の単元とどう繋がっているのかというストーリーを重視して理解しましょう。
例えば、代謝で学ぶATPは、私たちの体が動かすだけでなく、植物のエネルギーを蓄えるため光合成も支えるものです。このように、一見関係ない現象もATPという共通言語を介して理解すると、忘れにくい強固なものになります。
STEP 2. 自分の言葉で説明できるかチェックを行う
理解したら、覚えた知識を自分の言葉で説明できるかアウトプットを行います。 例えば、細胞の構造や遺伝子の発現といったテーマについて、何も見ずに誰かに教えるつもりで説明してみてください。用語の定義や背景にある因果関係まで説明できることを目指します。これに加えて共通テストの過去問などの、知識だけで解答できる問題を確実に正答できれば、実戦的な演習へと進むための土台が完成したと言えます。
- 知識を丸暗記ではなく、繋がりを重視して理解する
- 自分の言葉で説明できるかチェックを行う
以上2つのステップでの得点力を飛躍的に伸ばせます!
おすすめ参考書と効果的な学習戦略!!
現論会でも使用している、おすすめ参考書と効果的な学習戦略を紹介します!
ここでは、現論会でも実際に使用している、体系学習に特化したおすすめの問題集レベルごとに紹介します。それぞれの特徴やレベル感を踏まえて解説するので、自分の到達目標や学習スタイルに合わせて、最も効果的な一冊を選びましょう。
おすすめ参考書
基礎体系学習:日東駒専・産近甲龍・共通テスト8割が目標
改訂版 大学入試 山川喜輝の 生物基礎・生物が面白いほどわかる本

教科書に書かれている複雑な現象を、生物が苦手な人でも論理的に仕組みから理解できるよう分かりやすく解説している参考書です。 講義形式で書かれているため、読むだけでストーリーとして生物を捉えることができます。図解やイラストも豊富で、イメージとして定着しやすいのが特徴です。基礎から丁寧に解説されており、これ一冊を完璧にすれば共通テストや中堅私大で高得点を狙えるだけの土台が網羅されています。
【この参考書のポイント】
・講義形式なので、読むだけで生物の流れが頭に入る
・豊富な図解とイラストで、試験で使えるイメージが定着する
・知識がゼロからでも、共通テストで高得点が狙える
スタディサプリ ベーシックレベル生物基礎/生物

同じくスタディサプリ ベーシックレベル生物基礎/生物も有効な手段です。細かくチャプター分けされているため、スキマ時間を有効活用しながら視聴を進めることができます。音声や図解で学ぶことで、初見の現象でもストレスなく動的なイメージで記憶できるのが強みです。さらに、各講義には確認テストや復習問題が用意されているため、範囲が広い生物における知識の定着も、同時に進めていくことが可能です。文字情報だけでは理解が難しいと感じる方や、演習と並行して効率よく進めたい方にとって、非常に心強い選択肢となります。
標準体系学習:MARCH・関関同立以上、難関大学が目標
生物合格77講 【完全版】 2nd edition

現在出版されている参考書の中でも詳しく網羅性が高く、かつフルカラーで視覚的に理解しやすい一冊です。 各講ごとに到達目標が設定されており、チェックテストのような形で自分がその範囲を本当に理解できたかを客観的に判断できるようになっています。 非常に分厚いですが、教科書よりも読みやすく解説されているため、独学でも着実に難関大レベルの知識を積み上げることができます。
【この参考書のポイント】
・フルカラーの図版により、複雑な現象も視覚的にイメージできる
・各講の冒頭にチェックリストがあり、自学自習での定着度確認に最適
・圧倒的な網羅性で、難関大入試にも対応できる
同じく標準体系学習の参考書としては
大森徹の最強講義126講 生物:入試範囲を完全網羅しており、教科書には載っていないが入試で頻出の高度なトピックも収録されている一冊です。
がおすすめです。
応用体系学習:旧帝大・難関国公立・早慶・医学部が目標
生物用語集

重要用語が見出し語になっており、手軽に正確な定義を確認できる辞書的な参考書です。 用語の定義を明快に説明しているため、記述・論述の答案作成の際に非常に役立ちます。混同しやすい用語の違いを明確にできるため、二次試験で高得点を狙う受験生には必須のツールです。
【この参考書のポイント】
・見出し語形式で、記述・論述に使える正確な定義を即座に確認できる
・混同しやすい似た用語の違いを論理的に整理できる
まとめ
生物の学習において重要なのは、いかに早く過去問演習や実戦的な考察問題対策に入れるかです。しかし、生物における現象の仕組みや因果関係というルールを知らないまま演習に挑んでも、問題の出題意図が見えず、ただの答え合わせで終わってしまいます。
今回解説した体系学習は、生物の全体像を掴み、初見の実験データや考察問題を読み解くための思考の土台を手に入れるプロセスです。この土台さえ固まれば、その後の問題演習や過去問対策で得られる学習効果は何倍にも跳ね上がります。
もし、どの参考書から始めれば良いか迷っている、あるいは自分の学習法が正しいか不安を感じているなら、ぜひ一度、プロの専門家にご相談ください。
あなたに最適な学習計画を立て、志望校合格まで徹底的にサポートします。
監修者

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
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