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Home現論会ジャーナル特集記事その他【速報!】2025年度共通テスト『情報Ⅰ』を当日講評

【速報!】2025年度共通テスト『情報Ⅰ』を当日講評

2025年1月18日、1月19日に行われる大学入学試験共通テストについて、
今年も当日分析と講評を行います!

2026年の共通テストを攻略するためのおすすめの参考書ルートや勉強法も紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください!

監修

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博

開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。

寺田
寺田

今年も現論会でコーチを務める現役難関大学スタッフが実際の試験時間で解いて、徹底分析をしてくれました!

全体講評

新教育課程により、今年から本格的に共通テストに採用された情報Ⅰは、「(1)情報社会の課題解決」「(2)コミュニケーションと情報デザイン」「(3)コンピュータとプログラミング」「(4)情報通信ネットワークとデータの活用」の4つの分野から構成されている。第1問は(2)(3)の分野から小問集合、第2問以降は(3)(4)の分野から出題された。

試験形式

試験時間 60分
配点 100点
大問数 4問
マーク数 51

問題構成

大問出題分野設問数マーク数
第1問情報通信ネットワークとデータの活用
コミュニケーションと情報デザイン
11
第2問 A情報通信ネットワークとデータの活用
第2問 Bコンピュータとプログラミング
第3問コンピュータとプログラミング12
第4問情報通信ネットワークとデータの活用12

各大問の講評

第1問

主に「情報通信ネットワークとデータの活用」「コミュニケーションと情報デザイン」の分野から、小問集合の形式で出題された。
問1aは、デジタル署名について、問2bはIPアドレスについて問うた、知識問題であった。IPアドレスの問題は令和3年度の試作問題でも出題されているが、本年度の方が易しい問いであった。
問2は、7セグメントLEDに関して、表示の組み合わせの数などを求める計算問題であった。
問3はチェックディジットについて、問題文に基づいて生成し、どのような入力ミスを検知できるかを問う問題で、考察力が求められる。
問4はマウスカーソルに焦点を当てたユーザインターフェースの問題で、問題文の条件に基づき考察すればさほど難しくない問題であった。

第2問 A

スーパーマーケットの情報システムを題材に、情報のやりとりに関して出題された。
問1、問2は、レシートから必要な情報を抜き出す問題で、問題文を読み取ればすぐに解ける。問3は顧客、店舗、本部などの間、問4はネットショッピングも巻き込んでやりとりされる情報の性質を探る問題であり、思考力が問われた問題となった。

第2問 B

お釣りに用いる千円札の枚数に焦点を当て、モデル化とシミュレーションに関する問題が出題された。
問1は問題文のルールに基づき自分で千円札の枚数などをシミュレーションする問題、問2は提示されたシミュレーション結果から導ける考察を選ぶ問題で、問3は追加で与えられた条件から考察する問題であった。正確に問題文を読み取れば、得点しやすいであろう。

第3問

工芸部で作成する工芸品の分担に関する、主にプログラミング分野からの問題であった。試作問題同様、実際のプログラミング言語は使われていない。
問1は前提のアルゴリズムの理解を問う問題で、問2、問3が実際にプログラミングを行う問題であった。アルゴリズムはそこまで難しくないので、配列や変数の理解があれば解けるであろう。

第4問

地方別・目的別の旅行者数のデータから読み取れることを考察する問題であった。
問1は、棒グラフ、帯グラフの尺度水準に関する知識問題と、それらのグラフから分かることを選ぶ問題であった。問2以降は、散布図、相関係数、箱ひげ図などから読み取れる正しい考察を選ぶ問題で、それらの特徴を理解し考察していくことが求められ、差が付いた問題と言えるだろう。

前年度との共通テストとの比較

教育課程の刷新により、今年度から本格的に共通テストの主要科目となったが、事前に発表された試作問題から形式、分量で大きな変化は無かった。目立った難問や奇問もなかったが、思考力を問われる問題が目立った。

新高3生・高2生へのアドバイス

今年度の問題は、全体を通して高校生に身近なテーマを主題として出題されたので、問題文が示す条件は把握しやすかったと考えられる。国公立大学志望の生徒にとっては、今年度から共通テストに1科目追加され不安に思うかもしれないが、特に大問4には数学ⅠAの内容に似た問題も出題されているので、国公立大学志望の受験生にとっては、思考力を問う問題においてはそこまで大きな負担増とはならないと考えられる。しかし、知識問題もある程度出題されているので、知識のインプットを怠ると、高得点は望めないだろう。

共通テストを攻略するおすすめルート

高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる本

情報の講義系参考書の中で最もバランスが良く、1日で1周読み切ることも可能。
ただし「確認してみよう!」というふりかえり問題は、共通テストの出題の趣旨とずれるので、スルーしても良い。

高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる問題集

「高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる本」に対応する問題集。共通テストの前段階として知識を定着させることが出来る。

大学入学共通テスト情報I 実戦対策問題集

大問別・分野別に本番形式の問題演習ができる参考書。
情報関係基礎の過去問と情報Iの試作問題から103題が選出されており、本番形式に近い問題で演習することができる。

大学入試センター 試作問題

次年度以降の対策として、過去問と呼べるものは本年度の2025年度の本試と追試のみとなる。
過去問意外にも本番に近い問題を使って対策を進めていこう。
大学入試センターの公式サイトが令和3年度試作問題、令和4年度サンプル問題を公開しているので、こちらが活用できる。
また、情報処理学会が公開している旧「情報関係基礎」の過去問も有効である。ただし第4問(選択問題)は情報Iの範囲外のため、取り組む必要はない。

ライター

坂本大祐

大阪大学基礎工学部在籍。
現論会天王寺校、上本町校コーチ。
現論会では受験生のコーチング指導も行っている。

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