【速報!】2025年度共通テスト『物理基礎』を当日講評
2025年1月18日、1月19日に行われる大学入学試験共通テストについて、
今年も当日分析と講評を行います!
2026年の共通テストを攻略するためのおすすめの参考書ルートや勉強法も紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください!
監修
現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
今年も現論会でコーチを務める現役難関大学スタッフが実際の試験時間で解いて、徹底分析をしてくれました!
全体講評
- 大問数は3、設問数は15と、昨年の物理基礎と比較すると設問数は2題減少した。
- 全体的に昨年との問題の出題の仕方は大きく変化していなかった。
特に、実験装置の読み取りやグラフの問題は例年通り出ていた。
去年から注目されている会話文の内容はなかった。 - 公式の暗記がしっかりとできていないと難しいという印象を受けた。また、複数の公式を使う問題が多く、1つの公式を違う単位でも表せるように複数の公式を組み合わせて使うことが求められていた。
試験形式
試験時間 60分(理科基礎2科目)
配点 50点
大問数 3問
マーク数 15
問題構成
大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 |
第1問 | 小問集合 | 4 | 4 |
第2問 | 力学(固定の滑車) | 5 | 5 |
第3問 | 熱力学 | 5 | 6 |
各大問の講評
第1問
- 第1問は原子や力学、波動、電磁気のそれぞれの範囲から一問ずつ出された小問集合であった。
- 公式や知識を問う問題となっており昨年と大きく変わった印象はなかった。
- 難易度は通常通りである。
第2問
- 第2問は力学の滑車問題であった。滑車問題の典型の問題が出題された。
- グラフの問題が出てきており、速度と位置(高さ)の関係を意識させる問題となっていた。比例や反比例などの関係を意識して問題を解く必要があった。
- 難易度は通常通りである。
第3問
- 第3問は熱力学の問題であった。計算問題は前の小問で計算に利用する公式についての問題が出ていた。そこに気づければ、より簡単に解くことができた。
- 電流計と電圧計の配線を問う新しい形式の問題が出ていた。
- 難易度はやや簡単である。
前年度との共通テストとの比較
昨年と比べて、思考力を試す問題が減り、公式を利用して解く問題が多くなっていた。全体としてはやや易化しただろう。問題数が減っていたので例年よりも時間に余裕があったので、高得点を目指すことができるだろう。昨年よりも1問に時間をかけて正確さを出すことが今回の物理基礎のキーになっている。
新高3生・高2生へのアドバイス
物理基礎に関しては時間よりも正確さを重視する必要があった。また、公式のなかで何かの値が変化したら、他の値はどう変化するのかを聞く問題(例えば、温度が変化したときう電流の値はどのように変化するのか)が多くあったので、その点を意識して勉強をしていくことを強くおすすめする。
共通テストを攻略するおすすめルート
リードLightノート物理基礎
左のページに講義のプリントのような内容が書いてあり、右に問題が載っておりとても勉強のしやすい本である。また、レベルが基礎から標準まで広くのってるので始めやすい一冊である。
短期攻略 大学入学共通テスト 物理基礎
- 1日3個を1ヶ月続けることで一周することができるので、周回しやすいのが魅力である。
- また、共通テスト形式なのでより実践的である。
ライター
現論会教務部 吉田佳悟
関西医科大学医学部医学科在籍。
現論会天王寺、上本町校コーチ。
現論会では受験生のコーチング指導を行っている。
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