【速報!】2025年度共通テスト『英語(リスニング)』を当日講評
2025年1月18日、1月19日に行われる大学入学試験共通テストについて、
今年も当日分析と講評を行います!
2026年の共通テストを攻略するためのおすすめの参考書ルートや勉強法も紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください!
英語(リーディング)の記事はこちら!
(ここにリーディング記事のURL)
監修
現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
今年も現論会でコーチを務める現役難関大学スタッフが実際の試験時間で解いて、徹底分析をしてくれました!
全体講評
今年も6題構成でした。第5問と第6問Bに出題形式の変化がありましたが、それ以外の設問はこれまでの共通テストと同じような構成となっていました。難易度は昨年とほとんど変わっておらず、例年通りとなっています。しかし、2年前以前と比べると、今年と去年が易化しているため、来年度は今年の問題と比べて難化することも考えられます。
試験形式
試験時間 60分
配点 100点
大問数 6問
マーク数 37
問題構成
大問 | 出題分野 | マーク数 | 配点 |
第1問 | 短文発話の内容一致問題、イラスト選択問題 | 8 | 28 |
第2問 | 短文対話のイラスト選択問題 | 3 | 12 |
第3問 | 短文対話の内容一致問題 | 6 | 18 |
第4問 | 図表問題 | 9 | 12 |
第5問 | 講義ワークシート問題 | 7 | 16 |
第6問 | 対話問題 | 4 | 14 |
各大問の講評
第1問
難易度、出題形式ともに昨年と同様で、全体的にも得点しやすい問題でした。また、Bが一題増加していました。
Aは難しい表現やひっかけのような選択肢はなく、先読みがしっかりできているかがポイントです。
Bはイラスト選択の問題でした。問6、7は紛らわしい語句があり、苦戦した受験生もいたようです。一方、問5、8は確実に正答したい問題でした。
第2問
第2問も難易度、出題形式ともに昨年と同様で、全体的にも得点しやすい問題でしたが、昨年は4問出題されていたのに対し、今年は3問と1問少なくなっていました。
第2問は第1問Bと異なり、対話形式の問題が出題されています。対話の後に放送される設問文で何について問われているが把握できているかがポイントになっています。対話文だけでなく、設問も注意して聞き、何が問われているかを正確に聞き取りましょう。
第3問
第3問も難易度、出題形式ともに昨年と同様で、全体的にも得点しやすい問題でした。
第3問からは例年通り1回読みとなり、短い対話を正確に聞き取ることができるかが重要になります。しかし、何もヒントがない状態から一回で全てを聞き取り、問題を解くことは日本語でも難しいです。そのため、いかに時間を作り、設問及び選択肢を先読みすることができていたかが正答するためのポイントです。
問15のように直接表現はされていないが、意味としてあっているものを選ぶ問題は過去にも出題されています。そのため、特定の語句が聞こえたため、正解となるという考え方ではなく、文脈も考えて判断しましょう。
第4問
第4問は難易度、出題形式ともに昨年と同様でしたが、放送される英文が長くなり、少しずつ正答率が悪くなる大問です。
問18~21は何について話しているか主語が明示されていたため、それが聞き取れているかがポイントでした。
問22~25は短い間に答えになる要素がいくつもあるため、どれだけ簡単に答えを問題用紙にメモして、放送を聞き続けられるかがポイントでした。
問26は放送を聞きながら表に〇×をつけていき、すべてに〇が付いたものが答えになるため、聞き取った内容を表にすぐメモすることがポイントです。
第5問
第5問は難易度は昨年と同様でしたが、2回に分かれて読まれていた問題文が3回に分けられて読まれており、それぞれに設問が設置されていました。後半の問題はそれまでの内容を踏まえて答える必要があるため、最初にポイントを聞き逃してしまうと、大きな失点につながってしまうため、注意が必要です。
第6問
第6問Aは例年と同様のレベル、出題形式で、Bは昨年までは4人の対話でしたが、今年は3人の対話となっていたため、誰が話していたかは聞き取りやすくなっていました。そのため、難易度も少し易化したと思われます。
A、Bともに誰が何を話しているかを把握することが正答するうえでのポイントです。
前年度との共通テストとの比較
難易度は昨年とほとんど変わっておらず、その意味では例年通りといえます。しかし、過去5年で比較すると昨年と並んで簡単であったため、易化ともいえるかもしれません。問題の構成としては第1問Bが1題増加し、第2問が1題減少した。第5問は今までは2回に分けて放送されており、それぞれに設問が設置されていましたが、今年は3回に分かれて放送され、それぞれに設問が設置されるという構成に変わっていました。また、第6問Bは4人の対話が3人の対話となっており、取り組みやすい問題となっていました。
新高3生・高2生へのアドバイス
まずは聞き取る能力を上げる必要があります。聞き取る能力を上げるには発音を知っておく必要があります。よって『カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の発音の授業』に取り組みましょう。そして、発音を学んだら、『関正生の英語リスニング プラチナルール』でリスニングのポイントを学び、リスニング能力を底上げしましょう。そして最後に『きめる! 共通テスト英語リスニング』で解き方や傾向を学べば問題がないです。
共通テストを攻略するおすすめルート
『カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の発音の授業』
聞き取るにはまずは発音を知ることが大切です。この本で発音のルールを学びましょう。
『関正生の英語リスニング プラチナルール』
発音を学んだあとにリスニングの基礎力を向上するのに最適です。音読を何回もすることで聞くことができるようになります。
『きめる! 共通テスト英語リスニング』
上記の2冊で学んできた知識をもとに共通テストの解き方を身に付けることができる参考書です。
ライター
現論会教務部 大川峻矢
大川峻矢 現論会新宿校、オンライン校 慶応義塾大学法学部所属
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