インタビュー企画第１弾（柳生先生）

今回は、現論会代表の柳生好之先生にロングインタビューを行いました！

現論会を立ち上げるに至った経緯は？

スタディサプリで全国の受験生に授業を提供するようになると、全国の受験生から様々な要望が届くようになりました。

その中で最も多かったのが「過去問の添削をしてほしい」というものでした。

最初は「オンライン通信添削」で過去問添削からはじめました。

すると、「授業をしてほしい」「学習計画を立ててほしい」など、また様々な要望が届くようになり、受験生の悩みは尽きないのだなということを再認識しました。

そこで、個人に最適化された受験勉強をトータルプロデュースする塾を構想しました。それが現論会の始まりです。

柳生先生自身の受験時代を振り返ると

僕は偏差値38から受験勉強をスタートさせました。

当時は全入時代ではなかったので、文字通り「受かる大学がない」という状態です。

周りの人々（家族、教師、友人）からは「早稲田どころか、中堅私大も受からない」と言われていました。

しかし、映像授業と参考書で学習することによって、周囲の人間から不可能と言われた早稲田大学に逆転合格することができました。

このことが原体験となって「周囲の人間がなんと言おうとも、生徒の目標を本気で信じて合格に導く」という現論会の「生徒ファースト」の考え方が生まれました。

今進行中のお仕事、今後したいプロジェクトは？

まずは映像授業と参考書で理想の受験勉強ができるように、僕のコンテンツを充実させたいですね。

ただ、これは来年までにほぼ完成します。

その先は、ウィズコロナ時代を見据えた学習塾を作ることです。

zoomやSlackなど時代の寵児といえるようなアプリを開発した会社のように、オンラインを駆使して最高の学びを届ける最先端の学習塾を作るつもりです。

校舎のFC化、指導クオリティをさらに引き伸ばして標準化させるAI校舎長、生徒の学習状況を全て「見える化」して、問題発見→原因分析→解決策を提示できるアプリケーションの開発など、やりたいことはたくさんあります。

youtubeでの授業の様子

受験を頑張る意味とはなんでしょうか？

これはスポーツや芸術にも共通しますが、目標を立てて現状との差を明らかにし、その差が生じる原因を分析して、解決策を考えるという「問題解決」のスキルを磨くという意味があると思います。

正直、スポーツや芸術でも良いのですが、折角受験勉強をするという良い機会を得たのであれば、受験勉強を通して「問題解決」のスキルを磨いてほしいですね。

また、スポーツや芸術と比較すると、受験勉強の方がはるかに短期間で結果が出ますので、その辺りからも受験勉強はお勧めです。

なぜ計画を重視するのでしょうか？

受験勉強には「不安」という気持ちがつきものです。その「不安」は「将来に企てた自分（大学生）」と「現在の自分（受験生）」との間に隔たりがあることによって生じています。

であれば、「不安」を解消する方法はただ一つ、「将来に企てた自分」と「現在の自分」の隔たりを埋めるための「計画」を立てて、確実にその計画を「遂行」していくことです。

ここから「受験は計画が９割」という現論会の考え方が生まれました。

今後の現論会の展望は？

日本全国の受験生に「都心の進学校の受験生がやっている勉強のやり方」を伝えて地域格差をなくし、「教育の機会均等」を実現することです。

そのために現論会は全国展開しますし、一部の「虎の穴」で行われてきた特待生対象の授業をも、オンラインで日本全国の受験生に届けます。

ウィズコロナ時代は都心一極集中を緩和しなければならないので、世界のどこにいても最高の教育を受けることができる状態を作り出したいですね。

受験生へメッセージをお願いいたします。

苦しいのは受験勉強そのものではなく、「問題点」や「その原因」が見えないことです。

どうすれば状況が良くなるのか分からないから、苦しいのです。

それらの「問題点」「その原因」を見える化してしまえば、受験勉強は自身の成長を楽しむこの上ない機会となりますよ。

受験が終わった時に、「受験勉強によって自身の成長を実感できて、とても楽しかった」と言えるように頑張っていきましょう。

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