地理は暗記だけじゃダメ!効率的な覚え方と分野別の勉強法で成績UP!
暗記が重要とされる文系社会科目の中でもひときわ理系的で理解が求められる科目、それが地理です。
暗記だけでは太刀打ちできない地理という科目は、どのように勉強していくのが効率良い勉強法なのか、笹田先生と一緒に学んでいきましょう!
地理は気候と地形!
地理という科目を気候と地形を前提に捉えていくと、全体像が見えやすくなります!
一般的に地理という科目は、系統地理と地誌の大きく二つに分かれます。
系統地理は、地理という学問における理論のことで、気候や大地形などといった地政学から、農業・工業などの産業を学ぶもの。
地誌は各大陸、各地域ごとに気候や産業を横断的に学んでいくものです。
基本的に、地理という科目は系統地理を理解し、その理解に則って地誌を考える科目です。
勉強の流れとしては、系統地理→地誌という形になるでしょう。
ここで、重要なのが、系統地理の中で気候と地形を深く理解することです!
気候と地形はありとあらゆる地理的事象の原因を作っています。
地誌に限らず系統地理における産業分野を学ぶときも、該当地域の気候そして地形を抑えた上で勉強を進めるようにしましょう。
この意識があるとないとでは問題を解く際に大きな差が生まれますよ!
地理を勉強する際には、気候と地形を意識する!
地理の効率的な覚え方
地理の勉強に不可欠な気候と地形を意識できるように、まとめノートを作り込むのが地理の効率的な勉強法です!
気候や地形が大事な理由でもありますが、地理では事象の裏にある因果関係をきちんと意識することが大切です。
つまり、なぜこの地域ではこうした産業が発達したのか、といった問いに対して答える必要があるわけです。
しかし、こうした頭の使い方は日頃から意識をしていないとなかなか使いこなすことはできません。
これを気軽に行うことができるのが、まとめノートなんです!
インプットを行う際に、参考書に書いてある内容を自分でまとめ直していくわけですが、その時、その事象を引き起こした原因と考えられる要素を全てメモしておくのです!
その際に項目として必ず気候と地形を入れ込むようにしましょう!
こうすることにより、地理的な因果関係を掴む頭が出来上がり、地理の成績を効率的にアップさせることができます!
地理的思考力はまとめノートで身につけろ!
アウトプットは旧センターで!
地理の勉強において最良の問題集はセンター試験です!
何度も解いて身につけていきましょう!
今までの勉強で、地理的な思考力をきちんとつけてきたあなたは、いよいよアウトプットとしての問題演習を行うことになります。
しかし、地理的思考力を上手に試してくれる良問は世の中に多くありません。
しかし、誰もが使う、あの旧センター試験の過去問こそが最良の問題集なのです!
センター試験では、系統地理などの理解に基づいて知識では補えないような図表問題などを解いていく必要があります。
こうした地理的思考力が、地理の本当の実力なので、地理の理解を試すためにもセンター試験の過去問を使っていきましょう!
数十年前の過去問だと統計が変わっていることもありますが、気候など大きな変動が生じない問題は変わらず有用です!
センター試験を使って、自分の地理的思考力が足りていない部分を見極め、その分野の理解を深めるとともに必要な地理的事項の暗記を進めることで、地理を効率的に学ぶことができるようになるのです!
地理の問題演習はセンター試験が効率的!
まとめ
地理の効率的な勉強法として、気候と地形の重要性、まとめノート、センター試験過去問の有用さについて解説してきました!
地理という暗記だけではうまくいかない科目を攻略する上で必要な前提事項は全て含めたので、
この勉強法で地理を得意科目にしていきましょう!
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