難関大受験専門塾 現論会

校舎を探す 無料受験相談

難関大受験専門塾 現論会

校舎を探す 無料受験相談

難関大受験専門塾 現論会

校舎を探す 無料受験相談

現論会ジャーナル

Home現論会ジャーナル大学別対策大学入試共通テスト2026年度共通テスト『情報Ⅰ』を翌日講評

2026年度共通テスト『情報Ⅰ』を翌日講評

2026年1月17日、1月18日に行われる大学入学試験共通テストについて、今年も翌日分析と講評を行います!

2027年の共通テストを攻略するためのおすすめの参考書ルートや勉強法も紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください!

監修

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博

開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。

寺田
寺田

今年も現論会でコーチを務める現役難関大学スタッフが実際の試験時間で解いて、徹底分析をしてくれました!

全体講評

「知識問題の深化と論理的処理力の要求により、昨年より『やや難化』」

今年度の情報Iは、昨年度(2025年度)と比較してやや難化しました。 全体的な傾向として、単なる用語暗記では対応できない問題が増加しており、特に第1問の知識問題と第2問の論理処理においてその傾向が顕著でした。

具体的には、知識問題において用語の正確な定義や仕組みの理解を問うものが増え、選択肢を絞り込むのに時間を要する場面が見られました。また、第2問の画像処理(ビット演算)などの処理系問題は、論理的な思考ステップを踏む必要があり、昨年よりも手ごたえのある内容となっています。

一方で、第3問のプログラミングは昨年並みの難易度、第4問のデータ分析に関しては、数学IA的な煩雑な計算処理が減り、データの読み取りや解釈に重きが置かれたため、取り組みやすかった受験生も多かったと思われます。

総じて、「知識の正確性」と「アルゴリズムや論理演算をトレースする処理能力」の有無が得点差に直結する試験内容でした。

試験形式

試験時間 60分
配点 100点
大問数 4問
マーク数 60(昨年度は51)

問題構成

大問出題分野設問数マーク数配点
第1問小問集合4問1520点
第2問情報通信ネットワークとデータの活用
コミュニケーションと情報デザイン
7問1730点
第3問コンピュータとプログラミング3問1525点
第4問情報通信ネットワークとデータの活用4問1325点

各大問の講評

第1問

分野:小問集合

情報技術全般に関する小問集合です。

  • 問1では 記憶装置(主記憶・補助記憶)の特性
  • 問2では クロスステッチを題材とした2進法・16進法の変換
  • 問3では UIデザイン(ホイール入力の操作量平均)
  • 問4では メール配送のプロトコルとDNSの仕組み

が出題されました。
昨年よりも用語や仕組みに関する知識の正確さが求められています。

問3のスクロール距離の平均の最小を求める問題では、中央値や最頻値といった指標を正確な理解したうえで、発展的な考察で正答を導くことが求められ、印象的かつ難しい問題でした。
問4のクロスステッチの変換問題は、単純な知識だけでなく、与えられたルールに従って変換を行う論理的思考力も必要とされました。

新高2・3生へのアドバイス

単語帳で用語を覚えるだけでなく、「なぜその技術が必要なのか」「具体的にどう動くのか(DNSの仕組みなど)」を図解レベルで理解しておく必要があります。特にN進法計算は今後も必須スキルです。2025年以降の共通テスト数学IAでは影を潜めた「整数の性質」単元ですが、情報において再び必要性が求められています。

第2問

分野:情報通信ネットワークとデータの活用・コミュニケーションと情報デザイン(システム・論理演算)

2つのパートに分かれています。

  • 前半(A)は、住民証明発行システムを題材にした認証とセキュリティの設計に関する問題です。
    • フローチャートを読み解き、システムの改善点(デジタルデバイド解消やセキュリティリスク)を考察する力が問われました。
  • 後半(B)は、ゲーム画面の画像合成(透過処理)を題材としたビット演算の問題です。
    • 背景透過のロジックを「AND・OR・NOT演算」を用いて構築する内容は、論理回路やビット演算の深い理解がないと苦戦したと思われます。ここは昨年よりも処理の難易度が上がったポイントです。

新高2・3生へのアドバイス:

「情報デザイン」分野は、単なるデザインではなく「論理的な設計」です。
特に論理演算(真理値表、論理積・和・否定)は、今後もこのレベルの理解を要求されることが予想されます。他の勉強では見慣れない話題ですが、決して放置せず具体的な事例(画像処理など)と結びつけて問題に慣れておくことをおすすめします。

第3問

分野:コンピュータとプログラミング

文化祭のゲーム体験における「待ち時間」をシミュレーションするプログラミング問題です。

配列(リスト)を使って到着時刻や終了時刻を管理し、条件分岐と繰り返し処理を用いて待ち時間を算出するアルゴリズムの実装が問われました。
「前の人の終了時刻」と「自分の到着時刻」を比較して開始時刻を決定するロジックは、プログラミングの典型的なパターンです。

難易度は昨年並みで、変数の追跡を丁寧に行えば正解できる内容でした。

新高2・3生へのアドバイス:

コードを眺める前の変数の事前説明が多く、どこまで真剣に読むべきか迷った受験生もいたのではないでしょうか。そんなときは、いったんコードを眺めてみて、わからない変数や処理が登場したら説明を読むという方法も有効です。

また、問題解答をスムーズにするポイントとして、「変数の値がどう変化していくか」を表に書きながら追う(トレースする)訓練が最も有効です。実際の値がどう変化するかを可視化すれば、おのずと次にやるべきことがわかります。

第4問

分野:情報通信ネットワークとデータの活用

桜の開花日と気温データを用いた分析問題です。

「400度の法則」「600度の法則」という仮説に基づき、散布図や相関係数を用いて検証を行うプロセスが問われました。
昨年までに見られたような数学的な計算処理の負担は減り、その分、散布図の読み取りや、回帰直線と残差(予測値と実測値のズレ)の解釈といった「データの見方」が重視されました。
箱ひげ図や外れ値の扱いなど、数学IAの「データの分析」の基礎知識があれば解きやすいセットだったと言えます。

新高2・3生へのアドバイス:

計算力よりも「グラフから何が言えるか」を言語化する力が重要です。散布図、相関係数、箱ひげ図、回帰直線といった統計ツールの意味と、それらがどういう結論を導くために使われるかを理解しておきましょう。

前年度との共通テストとの比較

昨年度(2025年)は、QRコードやレシートの読み取りなど、身近な技術を解釈させる問題が目立ちました。今年度(2026年)は、「情報の科学的理解」への回帰が見られます。特に第2問のビット演算による画像処理は、情報のデジタル表現の本質を突く良問である一方、文系受験生など論理演算に不慣れな層には厳しかった可能性があります。

  • 難易度:昨年よりやや難化
  • 変化点
    • 知識:より詳細な理解が必要に。
    • 処理:第2問B(ビット演算)のような抽象的な論理処理が登場。
    • データ:計算量は減少、考察・解釈重視へシフト。

新高3生・高2生へのアドバイス

2026年度の結果から、共通テスト「情報I」は、単なるパソコンの使い方やリテラシーだけでなく、「プログラミング的思考」と「データの科学的解釈」を本格的に問う試験として定着しつつあります。

これからの対策で重要なのは、以下の3点です。

  1. 用語の丸暗記を避ける:IPアドレスやDNS、論理演算などの用語は、それが「何をするものか」だけでなく「どのような仕組みで動いているか」まで深掘りしましょう。
  2. 手を使ったトレース練習:プログラミング問題は、目で追うだけでは解けません。変数の箱を書き、値の書き換えを手作業で行う練習を積んでください。
  3. 図表の読み取り:データ分析は計算よりも「このグラフは何を表しているか」「この外れ値はどういう意味か」を言葉で説明できる力が求められます。

来年共通テストを受験する方へ!おすすめ勉強戦術を紹介!

名前
名前

来年(2027年度)以降の共通テストを受験するみなさんに、現論会の戦略をご紹介します。

  1. 共通テストで必要な合計点を考える
  2. 情報Iの目標点を決める
  3. あと1年(~2年)でどのように勉強していくか計画する

今年の難易度を基準とした情報Iの目標点別のおすすめ参考書は以下の通りです!

70%台が目標の場合

まずは教科書レベルの知識を完璧にすることから始めます。

講義系の参考書(『きめる!』または『しっかりわかる本』)で用語や仕組みを理解した後、すぐに共通テスト過去問を解き、形式と難易度に慣れましょう。

その後、『動画とアプリでよくわかる実践問題集』を使って、知識を問題の中でどう使うかをトレーニングします。この戦術を徹底すれば、知識問題と標準的な思考力問題で確実に得点でき、70%台は十分に到達可能です。

80%台が目標の場合

70%台のルートに加え、「プログラミング対策」を一冊追加します。
共通テストの情報Iで差がつくのは、やはり第3問のプログラミングです。

基礎固めと実戦演習を終えた後、『プログラミング問題対策 ステップアップで身に付く練習帳』か『プログラミング集中攻略』のどちらか一冊に取り組み、コードを読み解く力とアルゴリズムを組み立てる思考力を強化しましょう。

90%以上を目指す場合

満点近くを狙う場合、プログラミング問題での失点は許されません。また、初見の複雑なアルゴリズムにも素早く対応する処理能力が求められます。

そのため、80%台のルートで選んだプログラミング対策本に加え、もう一冊プログラミング本を実施するのは一手です。「ドリル形式で量をこなす(ステップアップ)」と「読み解き方を深く学ぶ(集中攻略)」の両方を行うことで、どんなパターンの出題にも動じない盤石な実力を完成させます。

プログラミングに限らずまんべんなく対策を進めたい場合は、さらに過去問や予想問題集、旧情報関係基礎の過去問等を活用して満点を目指しましょう。

① 『きめる!共通テスト 情報I』『高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本』

最初の知識のインプットには、この2冊がおすすめです。

『きめる!共通テスト 情報I』(Gakken)

  • 図解が豊富で、共通テストに出る範囲を網羅的に解説している定番書。辞書的にも使えます。(Amazon

『高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)

  • 要点がコンパクトにまとまっており、短期間で全体像を把握したい人におすすめです。(Amazon

② 『共通テスト過去問』

知識のインプットが終わったら、早速過去問に取り掛かりましょう。
「実際に何が出るのかを知る」ことが最も大事な作業です。まずは過去問を解いて敵を知りましょう。
中には、インプットした知識ですぐに解ける問題もあるはずです。

過去問でいま足りない知識やスキルを知ってから、次の参考書に取り掛かるようにしてください。

共通テスト過去問研究 情報Ⅰ (2026年版共通テスト赤本シリーズ)Amazon

③ 『動画とアプリでよくわかる 大学入学共通テスト「情報Ⅰ」実践問題集』

『動画とアプリでよくわかる 大学入学共通テスト「情報Ⅰ」実践問題集』(技術評論社)

  • 共通テストの形式に慣れるための問題集。160問の重要問題をマークシート形式で演習できるほか、解説動画がついているため、独学でもつまずきにくいのが特徴です。情報I対策に時間をかけられない場合は、すべてを解こうとせず苦手な単元から優先的に解いていくことも立派な戦術です。(Amazon

④ 『プログラミング問題対策 ステップアップで身に付く練習帳』
  『小船幹生の共通テスト情報Ⅰ プログラミング集中攻略』

プログラミング問題を攻略するための問題集です。プログラミングが原因で点数が伸び悩んでいる方は、プログラミング演習を通じて一気に点数がブレイクする可能性があります。

『情報Ⅰ大学入学共通テスト プログラミング問題対策 ステップアップで身に付く練習帳』(技術評論社)

  • 特徴: 実際にプログラムを動かせる実行環境「PyPEN」に対応しているのが最大の強み。「基本文法」から「タクシー運賃」「数当てゲーム」などの実践問題まで、スモールステップで進むため、手を動かしながら演習量を確保したい人に最適です。全問に動画解説がついているため、独学でも挫折しにくいドリル形式の一冊です。(Amazon

『小船幹生の共通テスト情報Ⅰ プログラミング集中攻略』(旺文社)

  • 特徴: 「コードの意味はわかるけど、処理を追ううちに混乱する」という受験生の悩みに特化。変数の変化を整理する「トレース表」の書き方を徹底解説しており、複雑なアルゴリズムを整理して解く「思考法」が身につきます。112ページとコンパクトにまとまっているため、短期間でコードの読み解き方を体系的にマスターしたい人におすすめです。(Amazon

情報Iの勉強法はこちらもチェック!

ライター

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博

現論会ではただいま無料受験相談を実施しています! 

受験にむけてどう勉強したらよいかわからない、ライバルの受験生はどのくらい勉強しているのか、どの参考書を使えばよいのかわからない……
このようなお悩みをお持ちの方は、現論会で無料受験相談を受けてみることをおすすめします!

現論会はオーダーメイドのコーチング指導をお届けしている塾で、
生徒一人ひとりに受験戦略や勉強法のアドバイスを日々お伝えしています。


自分の勉強法に自信を持てない方、受験勉強をしなければと思っているけど何から手を付ければよいのかわからない方、志望校のレベルと自分の立ち位置を把握したい方…..
そんな方は今すぐ無料受験相談を受けてみてください。
明日からの学習を変えるお手伝いをさせていただきます!


お申し込みは、ページすぐ下のご相談フォームからたった1分で送信が可能です。
少しでも気になった方は、ぜひプロのコーチがお届けする無料受験相談にご参加ください!

YouTubeチャンネル・Twitterのご紹介

毎日受験生の皆さんに役立つ情報を発信しています!
ぜひフォローしてみてください!

TAGS タグ

SCHOOL BUILDING

全国に校舎を展開中

RECRUITMENT &
BUSINESS PARTNERS

現論会では、一緒に働く仲間を募集中です

無料受験相談 資料請求