【速報!】2026年度共通テスト『生物』を翌日講評
2026年1月17日、1月18日に行われる大学入学試験共通テストについて、今年も翌日分析と講評を行います!
2027年の共通テストを攻略するためのおすすめの参考書ルートや勉強法も紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください!
監修

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
今年も現論会でコーチを務める現役難関大学スタッフが実際の試験時間で解いて、徹底分析をしてくれました!
全体講評
(試験の特徴、出題内容の特徴、難易度)
試験形式
試験時間 60分
配点 100点
大問数 5問
マーク数 25
問題構成
| 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
| 第1問 | 進化・遺伝 | 4問 | 5個 | 20点 |
| 第2問 | 細胞の構造 | 3問 | 5個 | 20点 |
| 第3問 | 発生・遺伝子発現 | 3問 | 5個 | 20点 |
| 第4問 | 生物の環境応答 | 3問 | 5個 | 20点 |
| 第5問 | 生態と環境 | 4問 | 5個 | 20点 |
各大問の講評
第1問
出題分野: 進化(人類進化、遺伝的浮動、ハーディ・ワインベルグの法則)、遺伝(電気泳動法、遺伝子組換え・連鎖)
講評:
基本的な知識を前提としつつ、それを直接問うのではなく、既存の知識をもとに消去法や考察によって解答を導く力が求められる大問でした。
ハーディ・ワインベルグの法則(問2(2))や遺伝子組換え・連鎖(問4)といった、計算問題で苦手意識を持たれやすい分野も含まれていましたが、計算自体は複雑ではありません。データの読み取りと、設問が何を問うているのかの正確な理解が得点の鍵となりました。
特に問4は、一見すると遺伝子組換えの計算問題に見えますが、単なる計算ではなく、問題文で示された考察の流れを理解したうえで、表の情報から正答を導く必要があり、総合的な読解力が要求される問題でした。
第2問
出題分野: 細胞の構造(モータータンパク質、細胞骨格)
講評:
「細胞の構造」の範囲からの出題ではありますが、知識量よりも実験操作と結果を正確に理解できているかが重視された大問でした。
微小管、結束構造、モータータンパク質、細胞膜など多くの要素が登場するため、各実験操作によって何がどのように変化しているのかを整理できるかどうかが重要でした。
この点を押さえられれば考察自体の難易度は高くありませんが、選択肢の文章を一つ一つ実験結果と照合する必要があり、丁寧な読解と判断が求められました。
第3問
出題分野: 発生(ショウジョウバエの発生)、遺伝子発現
講評:
この大問は、条件や前提を一部でも見落とすと誤答につながりやすい問題構成となっていました。
問1では、遺伝子Bが転写されたmRNAが母性因子であることに気づけないと正答できません。
問2は、実験結果から条件を推測する問題であり、どのデータとどのデータを比較するのか、その比較から何が言えるのかを事実に基づいて判断する力が求められました。
問3は比較的易しく、KmRNAが発現するタンパク質Hの濃度範囲を推定し、それを変異体のグラフに当てはめることで解答できる問題でした。
第4問
出題分野: 生物の環境応答(植物ホルモン、動物の行動など)
講評:
基本的な知識を活用しながら、実験結果を素直に考察する問題が多く見られました。
ただし、問3(2)のように、グラフの読み取りが複雑な設問も含まれており、「活動電位が発生する音の強さの最小値(閾値)」を正しく理解できていないとミスにつながりやすい内容でした。
第5問
出題分野: 生態と環境(植物の生態、窒素固定など)
講評:
問われている知識、図表の読み取り、選択肢の検討のいずれも比較的素直で、難易度は低めの大問でした。
実験の細部まで完全に理解できていなくても、実験結果と照らし合わせることで明確に除外できる選択肢が多く, 冷静に判断できれば得点しやすい構成となっていました。
前年度との共通テストとの比較
大問数、マーク数ともに昨年度から変化なし。近年の傾向通り実験・考察問題が増加傾向。難易度は例年並み~やや易化。実験・考察問題が二次試験に近くなっているのと、その中でも解きやすい問題が多かった。
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70%台が目標の場合
80%台が目標の場合
90%以上を目指す場合
勉強の方針
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ライター
現論会教務部 田口葵央良
現論会ジャーナル編集部 大広純也
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