【速報!】2026年度共通テスト公共・倫理を翌日講評
2025年1月18日、1月19日に行われる大学入学試験共通テストについて、
今年も当日分析と講評を行います!
2026年の共通テストを攻略するためのおすすめの参考書ルートや勉強法も紹介しているので、
ぜひ最後までご覧ください!
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監修

現論会ジャーナル編集長 寺田貴博
開成中学校・高等学校を経て東京大学農学部を卒業。
現論会を運営する株式会社言楽舎の取締役。
「大学受験参考書を知り尽くしたコーチング指導のプロ」として、日々難関大受験生の自学自走と第一志望校合格をサポートしている。
今年も現論会でコーチを務める現役難関大学スタッフが実際の試験時間で解いて、徹底分析をしてくれました!
全体講評
(試験の特徴、出題内容の特徴、難易度)
第1問、第2問 「公共」分野からの出題。
第3問〜第6問 「倫理」分野からの出題。
共通テスト導入時より主流である文章読み取り問題が多く出題された。なお、5択以上の選択肢問題が増加傾向にあるため、より選択肢の吟味が必要となるが、問題自体の難易度は例年並みである。年々文章読み取り問題の難易度、分量が増加傾向にあるため、来年度移行はそういったタイプの問題が占める割合が増加する可能性が高い。
【正解について】
2026年度共通テスト『公共・倫理』の正解はこちら(大学入試センターHPに遷移します。解答はこちらよりご確認ください)
試験形式
試験時間 60分
配点 100点
大問数 6問
マーク数 32個
問題構成
| 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
| 第1問 | 社会保障制度の現状と課題 | 4問 | 4個 | 12点 |
| 第2問 | グローバル化が進む現代社会の文化や宗教 | 4問 | 4個 | 13点 |
| 第3問 | 「悪について」 | 9問 | 9個 | 28点 |
| 第4問 | 「理」と「情」について | 5問 | 5個 | 15点 |
| 第5問 | 脳神経倫理について | 5問 | 5個 | 16点 |
| 第6問 | 環境倫理 | 5問 | 5問 | 16点 |
各大問の講評
第1問
(設問の特徴・難易度)
扶助と共助に関する文章読み取り問題。社会保障制度に関する表の読み取り問題が主に出題された。知識としては深く問われていないが、読み取り問題に対して落ち着いて対処できるように演習を積んでおく必要がある。
第2問
(設問の特徴・難易度)
文化や宗教、移民に関する文章、表の読み取り問題が主に出題された。具体的な知識を問う問題は第1問同様少なく、こちらも注意深く資料を読み取り落ち着いて問題に対処できるように演習を積んでおくことが大事。
第3問
(設問の特徴・難易度)
「悪」について「理性と感情の違い」といった倫理の定番分野を源流思想、西洋思想、近代思想などから時代を超えて出題されている。同分野からの4択ではなく、さまざまな分野を組み合わせた4択問題が出題されているため、単純な1対1対応での暗記ではなく、一つの分野に関して関連知識までおさえておく必要がある。
第4問
(設問の特徴・難易度)
主に日本思想分野からの出題であった。図、絵画などを用いて複合的に解かせる資料問題が多い。同分野は他の分野と比べて深い知識を必要とするケースがあるため、参考書や教科書の隅の部分まで押さえておく必要がある。
第5問
(設問の特徴・難易度)
現代の倫理に関する問題であった。AIに関しての文章をもとにした受験生には馴染みのない問題であったが、この分野に関しての知識は特段必要ではなく、QOLなどの生命倫理に関する理解があれば解答は容易。今後こういった馴染みのないテーマに対してテクストを熟読しつつ解く問題が増えると予想される。
第6問
(設問の特徴・難易度)
現代の倫理に関する問題であった。主に環境問題に関する対話や思想家のテクストを読み取り解答する問題がメインであった。環境問題に関係している思想家は多く、知識が混ざりやすいので整理して覚えることが大事である。
前年度との共通テストとの比較
昨年度に比べて、知識の複雑さや問題の難易度に関しては大きな変化は見られなかったものの、馴染みのないテーマについてどう既存の知識と結びつけるのか、資料を正確に読み取り、落ち着いて問題に対処できるかが今年の「公共・倫理」で高得点を取るコツであっただろう。資料の煩雑さ、分量の多さは共通テストが始まってから年々増加傾向にあるため、来年度以降も今年のような傾向が続くと予想される。
新高3生・高2生へのアドバイス
センター試験や共通テスト初期と比べて一問一答で解ける問題が少なくなってきたことが学習の上での最大のポイントであろう。ただ知識を詰め込んでいても、今回のような試験であれば思ったように高得点が出ない可能性がある。そのため、知識のインプットは目標点の5割が取れるくらいにおさえ、その後は過去問中心に演習することが高得点につながるコツである。
共通テストを攻略するおすすめ参考書
おすすめ参考書①

蔭山の共通テスト倫理
共通テスト倫理を解く上で知識がきちんと図解化されており、初学者がわかりやすく学べる参考書。共通テスト本にありがちな少し深めの知識に対応できない問題や、知識が難解すぎてオーバーワークになりがち問題が解消される良書。最初の方はさらっと知識を押さえて、共通テストの過去問と行ったり来たりしながら知識を補強していく勉強法がおすすめ。
おすすめ参考書②

きめる!共通テスト 公共+倫理
1冊で公共・倫理がコスパよく学べる本。1冊の中身とは思えないほど知識の充実度が豊富であり、かつ最近の国際情勢に関する知識も余すことなく記載されている。こちらに関しても公共・倫理を初めて学ぶ人におすすめであり、過去問で目標点数に近づいてきたら過去問と行ったり来たりして勉強することをおすすめする。
ライター
現論会 教務部 金 吾允
現論会教務部所属。
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