「やる気が続かない…」あなたへ。勉強を習慣化するための小さな第一歩
更新日 : 2025年8月8日
この記事はこんな人におすすめ
- 勉強しようと思っても、翌日にはだらけてしまう人
- やる気の波が激しく、集中力が安定しない人
- スマホの誘惑に負けてしまい、自習が続かない人
「やる気に頼ってはいけない」その理由
「さあ、明日から本気出す!」
そんな風に決意したこと、きっと誰もが一度はあるはずです。でも、その気合いは翌日には消えてしまっていた……そんな経験も同じくらいあるのではないでしょうか。
やる気とは、言い換えれば一時的な感情の波です。感情というのは、気温や天気、体調、人間関係など、さまざまな外的要因に左右されるもの。「やる気」というものは存在しても、それに頼って行動するのは非常に不安定で危ういのです。
つまり、「やる気があるから勉強する」というスタイルでは、たまたま調子の良い日しか机に向かえない状態になります。これでは、長期間にわたる受験勉強を安定して継続することは難しいのです。
努力を続けている人は、やる気で動いていない
受験勉強を継続できている人を思い浮かべてみてください。
その人たちは、毎日やる気に満ち溢れているから続いているのでしょうか? おそらく違います。継続できている人は、やる気に頼っていないのです。
彼らが続けられているのは、「やるべきことを習慣化しているから」です。たとえば、
- 学校から帰ったらまず机に向かう
- 夜ご飯のあとに1時間だけ集中する
- 朝15分だけ英単語を見る
こういった「行動の型」が身についているから、感情に左右されずに机に向かえるのです。
やる気は、行動の“結果”として生まれる
多くの人は「やる気が出たら行動する」と考えがちです。しかし、実はその逆で、「行動したらやる気が出る」のです。
たとえば、勉強をやりたくない日でも、とりあえず机に座って、1問だけ問題を解いてみる。すると「意外とできたかも」「あと少しやってみようかな」という気持ちが芽生えてくる。これは、行動によってやる気が引き出された典型例です。
だからこそ、「やる気が出たら始める」ではなく、「とりあえず始めてみる」ことが勉強を継続する最初のステップなのです。
スマホは“距離”をとるだけで集中力が変わる
やる気の妨げになる最大の敵。それがスマホです。
SNS、動画、通知、ゲーム……。気がついたら何時間も経っていた、という経験は誰にでもあるはず。
でも、スマホの使用をゼロにする必要はありません。「距離」をとることが重要です。たとえば、
- 勉強中はスマホを別の部屋に置く
- 自習中だけ預けられるボックスを使う
- 机から2m以上離れた場所に置いてタイマーだけ使う
こういった「仕組み」を作ることで、無意識にスマホを触ってしまう状況を防ぐことができます。ルールは厳しすぎなくてOK。「前後だけ触っていい」など、自分なりのルールを決めることが大切です。
行動を仕組みにすることで、「意志」ではなく「自動」で動ける
勉強ができる人ほど、やる気や意志力に頼っていません。
彼らは「自動的に勉強できる仕組み」を持っているだけです。
たとえば、
- ルーティン(決まった時間・決まった内容)
- 使う教材を1冊に絞る
- 終わったらご褒美を用意する
こうした「仕組み」を使って行動を固定化すれば、やる気に波があっても関係なく勉強を継続できます。
まとめ:やる気は幻想。続ける鍵は「習慣化と仕組み」
やる気が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。そもそも、やる気は続かないものだからです。
大事なのは、やる気に頼らず、行動の習慣を作ってしまうこと。
そして、スマホや時間の使い方も「自分を律する」のではなく、「自分が勉強しやすくなる環境を整える」という視点で考えましょう。
「今日はやる気が出ないな」と思ったら、それでも机に向かってノートを開くだけでいいんです。小さな行動の積み重ねこそが、本物の勉強習慣を作る一歩です。
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