セルフレクチャーとは?大学受験における活用法
更新日 : 2025年5月27日
セルフレクチャーとは、「自分で自分に講義をする」勉強法で、大学受験対策として非常に効果的な方法です。自分が教師になったつもりで、学んだ内容や問題の解法を自分の言葉で説明することで、知識の定着と理解の深化を図ります。
セルフレクチャーの具体的なやり方
· 問題を読む
· 解法やポイントを声に出して説明する(ブツブツと小声でもOK)
· 計算問題は式だけ作り、グラフや図が必要なら簡単に書く
· 実際に手を動かして一つひとつ書くのではなく、口頭で解法を説明
· 解答を見て確認し、説明できなかった部分を再度復習する
· 説明がスラスラできるようになるまで繰り返す
この方法により、1問あたりの復習にかかる時間が大幅に短縮され、短時間で大量の問題を反復できるのが特徴です。例えば、1問あたり1分であれば1時間で60題、3時間で180題の復習が可能です。
セルフレクチャーのメリット
· 圧倒的な反復回数が可能:短時間で多くの問題を復習できるため、知識が潜在意識レベルまで定着しやすくなります。
· アウトプット力の強化:自分の言葉で説明することで、理解が曖昧な部分を洗い出せる。
· 試験本番での即応力向上:問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶようになる。
· 要約力や思考力の向上:現代文などでは要点をまとめて説明する力が鍛えられる。
セルフレクチャーの学習スケジュール例
1. 1回目:解かずに読んで理解する
2. 2~4回目:セルフレクチャー(2回目2~3分、3回目1分以内、4回目30秒以内)
3. 5回目:実際に手を動かして解く
4. 6回目以降:セルフレクチャーと書いて解く方法を組み合わせて反復
このように、同じ問題集を最低7回は繰り返すことが推奨されています。
セルフレクチャーの注意点・デメリット
· 復習管理がやや手間
· 学習量が増えると時間管理が難しくなることもある
· 学校や予備校に通いながらだと、毎日大量の復習時間を確保しにくい場合もある
まとめ
セルフレクチャーは、大学受験において「短期間で大量の知識を定着させたい」「自分の理解を深めたい」という受験生に非常に有効な勉強法です。数学や現代文など、幅広い科目で活用できるので、ぜひ取り入れてみてください。
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