難関大受験専門塾 現論会

校舎を探す 無料受験相談

難関大受験専門塾 現論会

校舎を探す 無料受験相談

難関大受験専門塾 現論会

校舎を探す 無料受験相談

難関大受験専門塾 現論会 新宿校

【現論会新宿校】その過去問演習、無意味かも。合格点を奪取する「本当の」過去問戦略

更新日 : 2025年11月13日

こんにちは!現論会新宿校です。

突然ですが、これを読んでいる受験生のあなたに質問です。

「第一志望の過去問、もう解きましたか?」

「まだ実力が足りないから」

「全範囲のインプットが終わったら、実力試しで解くつもり」

──そう言って、第一志望校の過去問演習を後回しにしている受験生。

はっきり言いますが、あとでやろうは禁物です。

受験生は忙しく、やるべきことは無限にあります。「あとで」は永遠に来ません。

もし、まだ第一志望の過去問(最新年度)に取り組んだことがない人がいたら、今すぐ、急いで取り組んでください。これよりも遅いと本当に手遅れになってしまいます。

極論ですが、10点でも構いません。ボロボロでも構いません。

なぜなら、その内容こそが、あなたの合格戦略の「始点」になるからです。

多くの受験生が過去問演習を「腕試し」や「最後の仕上げ」と勘違いしています。

現論会の見解は、全く異なります。

私たちが考える過去問の定義は、ただ一つ。

「過去問とは、相手を知り、己を知り、そして計画・戦略を作成するためのものである。」

この記事では、あなたの過去問演習を「無駄な時間」から「合格への最短経路」に変える、現論会の戦略的過去問演習について徹底的に解説します。

危険!受験生が陥る「間違った」過去問演習

先ほどの定義、「相手を知り、己を知り、計画・戦略を作成する」を理解していないと、過去問にかけた時間がすべて無駄になります。

特に、以下の3つの「間違った」演習には注意が必要です。

誤解①:古い年度から順番に解いている

「実力がつくまで、最新の赤本は温存したい」

そう言って、5年前、10年前の古いものから取り組む人がいます。これは戦略的に大きな間違いです。

最新の傾向を知るために、新しいものからやるべきです。

あなたが戦うのは「10年前の早稲田大学」ではありません。「来年の早稲田大学」です。

そのためには、まず「今年の入試問題」=最新の過去問を分析し、「今、相手が何を求めているか」を正確に知る必要があります。古い問題は、傾向を掴んだ後の「演習」フェーズで使えばよいのです。

誤解②:過去問を「単なる問題演習」にしている

「量をこなせば慣れるだろう」

そう考え、過去問を単なる問題集(例えば『英文法ポラリス』や『1対1対応の数学』のような問題集)と同じように、「解く」こと、「解けるようになること」だけを目的にしている受験生がいます。

過去問を単なる問題演習にしてはいけません。

はっきり言いますが、過去問に取り組むだけで学力が上がることはありません。

(正確には、過去問で点数が上がるのは、実力がかなりついて、形式慣れをするときのみです)

なぜなら、過去問はあなたのレベルに関係なく、「大学側が求めるレベル」を「大学側が出したい順番」で出題するからです。

それをただ解くだけでは、知識に穴が空いたまま、形式に振り回されるだけで、体系的な学力は身につきません。

誤解③:「復習」=「もう一度解けるようにする」だと思っている

最も多く、そして致命的な間違いがこれです。

多くの受験生が、過去問の「復習」とは、「間違えた問題の解説を読み、もう一度同じ問題が出てきたら解けるようにすること」だと思っています。

しかし、それではあまり効果はありません。

考えてみてください。本番の入試で、あなたが解いた過去問と「全く同じ問題」が出る確率は何%でしょうか? ほぼ0%です。

あなたが解けるようになるべきなのは、その「特定のA問題」ではありません。

あなたが知るべきなのは、「A問題に隠された出題パターン」や「A問題を解くために必要な思考プロセス」です。

それこそが、現論会の言う「相手を知り、己を知る」ための本当の復習です。

過去問は「合格から逆算」するための最強の武器

では、過去問の正しい使い方とは何か。

それは「計画」の土台にすることです。

勉強するときも過去問からの逆算が大切です。

これが、あくまで最短経路で志望校に合格するための手段としての過去問の本当の価値です。

例えば、どういうことか。

多くの受験生は、「今やっている参考書を完璧にしてから、過去問を解こう」と考えます。(順算)

現論会の生徒は、逆です。

過去問を分析して、何の参考書をどう勉強するか決めよう」と考えます。(逆算)

最新の過去問を分析した結果、あなたの志望校が文法問題を一切出さず、長文しか出さないことがわかったとします。

その場合、あなたが持っている文法の演習の参考書を必死にやる必要はありますか?

その答えはNoです。その時間を「4択問題」の演習や「長文読解」に充てるべきです。

これが「過去問からの逆算」です。

過去問は、あなたが今やっている参考書の「どこを、どのレベルで、どのように」勉強すべきかを教えてくれる、唯一の羅針盤なのです。

現論会 新宿校が教える「合格戦略」作成の全手順

では、具体的に「相手を知り、己を知り、計画を作る」とは、どういう手順で行うのか。

現論会が指導する、過去問演習の全手順を公開します。

Step 1. 「実行前」:目標と戦略を立てる

演習は「よーいドン」で始めてはいけません。

まずは目標とその目標を達成するための戦略を考えます。

過去問を解く前に、合格最低点と配点を調べ、今回の「目標点」と「時間配分戦略」を立てるのです。

この戦略は、「第1問に10分かける」などかなり細かく作成します。

【例:私大英語 90分 / 150点満点 / 合格最低点 90点】

  • 目標: 95点 (最低点+5点)
  • 戦略(時間配分と目標点):
    • 大問1 (文法・語彙 / 30点): 15分で解き、24点取る。
    • 大問2 (長文A / 60点): 40分で解き、42点取る。
    • 大問3 (長文B / 60点): 30分で解き、30点取る。
    • 見直し: 5分
  • 合計: 90分 / 目標 96点

これがあなたの「仮説」となります。

Step 2. 「実行中」:時間を計り、”痕跡”を残す

Step 1で立てた戦略(仮説)をテストします。

次に時間を計って過去問に取り組みます。

この時、必ず守ってほしいルールがあります。

もし、時間内に終わらなければ、延長して取り組んだものがどこか分かるようにして、解き終えること。

例えば、90分の試験なら、90分のアラームをセットします。

アラームが鳴ったら、すぐに赤ペンに持ち替え、そこから先は赤ペンで解き続けます。

「時間内に解けなかった」という事実は、それ自体が「己を知る」ための超重要データです。

「時間が足りない」のか、「特定の設問(大問1)に時間を使いすぎた」のかを分析するため、必ず「ここまでが時間内」と明確に区別してください。

Step 3. 「実行後」:採点と「一次分析」

採点をします。

ここで一喜一憂してはいけません。ここも「分析」のフェーズです。

以下の3つの視点で得点を出してください。

  1. 全体得点: 100点 / 150点 (目標 95点に対し+5点)
  2. 時間内得点: 80点 / 150点 (時間外で解いた20点分は、本番では取れない点)
  3. 大問別得点と所要時間:
    • 大問1: 25点 / 30点 (所要時間: 25分 ※戦略15分に対し+10分!)
    • 大問2: 45点 / 60点 (所要時間: 35分 ※戦略40分に対し-5分)
    • 大問3: 30点 / 60点 (所要時間: 30分 ※時間ピッタリ)

この分析(一次分析)で何がわかったでしょうか?

「全体では目標点を越えたが、それは大問1に時間をかけすぎたから。その結果、大問2の時間が圧迫され、時間内に解き終わらなかった。時間内得点だけ見れば、合格最低点に達していない」

という「己の課題」が明確になりました。

Step 4. 「分析」:最も重要な「戦略的復習」

採点が終わり、一次分析が終わったら、そこからが本番です。

ここが、この記事で最も重要な部分です。

復習とはもう一度同じ問題が出てきたら解けるようにするというように思っている人が多いが、それではあまり効果はありません。

過去問とは「相手を知り、己を知り、そして計画・戦略を作成するためのものである」ため、

どのような形で出題され(相手を知る)

自分と合格点との差(課題)を認識し(己を知る)

何をいつまでに取り組めばその差が埋められるかの計画、戦略を立てる(計画作成)

ことがとても大切です。

Phase 1. 「相手を知る」

「もう一度解ける」ことではなく、「相手の傾向を掴む」ために、以下の点をすべて分析ノートに書き出します。

  • 出題形式: マーク式か記述式か?長文の設問タイプは(内容一致、空欄補充、和訳…)?
  • 出題分野: どの単元・トピックが頻出か?(例:世界史は『戦後史』が半分を占める、など)
  • 難易度: 「捨て問」はあったか?標準的な問題はどれか?
  • 時間: 全体の分量に対し、試験時間はタイトか?

Phase 2. 「己を知る」

なぜ、あなたは失点したのか?

失点した問題すべてを、以下の4つに分類します。

  • A. 知識不足: 知らなかった、覚えていなかった(英単語、公式、歴史用語)
  • B. 読解/思考力不足: 知識はあったが、文章が読めなかった、アプローチを思いつかなかった
  • C. 戦略ミス: 時間配分を間違えた、解く順番を間違えた、焦った
  • D. ケアレスミス: 読み間違い、計算ミス、マークミス

この分析が重要なのは、原因によって対策(=次の計画)が全く異なるからです。

「A. 知識不足」なら、参考書に戻るべきです。

「C. 戦略ミス」なら、Step 1の計画を修正すべきです。

「B. 思考力不足」なら、解釈や読解の参考書を追加すべきです。

すべてを「勉強不足」で片付けてしまうから、成績が伸びないのです。

Phase 3. 「計画・戦略を作成する」

Phase 1(相手)とPhase 2(己)の分析結果を掛け合わせ、「明日から何をすべきか」の具体的な学習計画に落とし込みます。

【分析】

  • (相手)大問1の文法は、語法問題(特にassumeなど)が頻出。
  • (己)大問1で時間を使いすぎた(C. 戦略ミス)。失点の半分は語法の知識不足(A. 知識不足)。

【計画】

  • (A対策)『Next Stage』の語法セクションを今週末までに3周する。
  • (C対策)次回の演習では、大問1の目標時間を20分に変更し、時間内に解けなくても大問2に進むルールを徹底する。

そして、次回の過去問演習(例えば2週間後)で、「一回目の過去問演習で立てた計画、戦略をどこまで達成できたか、そもそも立てた計画、戦略が正しいかを調べる」のです。

この「計画→実行→分析→計画修正」といったPDCAサイクルを回すことこそが、「本当の」過去問演習です。


過去問 戦略的復習シート (例)

この分析のイメージを分かりやすくするために、2024年に実際に現論会生が行った分析の実例をご紹介します。こちらは簡易版なので、実際に行う際はより詳しく行いましょう。


結論:過去問は「解く」ものではなく「使い倒す」もの

ここまで読んでくれた方なら、「過去問に取り組むだけで学力は上がらない」という理由が骨身に染みてわかったはずです。

多くの受験生は、実力がないうちから「形式慣れ」をしようとします。

それは、設計図も読めないのに家を建てようとするようなものです。

過去問を解くことのみで点数が上がるのは、実力がかなりついて、形式慣れをするときのみです。

それまでは、点数を上げるためではなく、「実力を上げるための計画」を作るために、過去問を「使い倒し」てください。

必ず復習(=戦略的復習)を行い、学習につなげることが大切です。

過去問戦略に不安があるなら、現論会新宿校へ

「……理屈はわかった。でも、この分析、一人でやるのは難しそうだ」

そう感じたかもしれません。

その通りです。この「相手を知り、己を知り、計画を立てる」作業は、大学受験で最も難しく、最も価値ある作業です。

そして、これこそが、私たち現論会新宿校のコーチが、毎週の指導で受験生と一緒に行っていることです。

現論会新宿校は、現論会が開校した最初の校舎であり、全国でも屈指の人気校舎です。

教室長を始め、精鋭のコーチ陣が、あなたの志望校の過去問を徹底的に分析し、あなた専用の「合格戦略」を作成します。

過去問の分析や、そこから立てる計画に不安がある、何かわからないことがある場合は、ぜひ一度、現論会新宿校の無料受験相談にお越しください。

無料受験相談では、あなたの今の成績と志望校をお聞きし、「合格から逆算した学習計画」をご提案します。もちろん、「具体的な勉強方法」や「過去問の最大限活用法」まで、あなたの状況に合わせて明確にお答えします。

あなたの「最短経路」を、私たちと一緒に見つけましょう。

一覧に戻る

SCHOOL BUILDING

全国に校舎を展開中

RECRUITMENT &
BUSINESS PARTNERS

現論会では、一緒に働く仲間を募集中です

無料受験相談 資料請求