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質問をしないほうが成績が伸びる!?受験勉強と質問の関係の秘密

更新日 : 2023年5月18日

大学受験勉強において、自学自習が占めている時間は意外にも多いです。

週に1回塾に通う人なら、残りの6日間は宿題を「自分で」解いている時間。

勉強してわからないことがあった時あなたならどう乗り越えていきますか?

今回は質問と成績の関係について解説していきます!

質問をしない生徒は成績が良い?その仕組みを解明

偏差値70超え超進学校での経験

筆者の母校は【私立開成中学・高等学校】という学校で、東大合格者数40年以上1位中学入試も高校入試も偏差値70超えといういわゆる超進学校でした。

400人いる学年で毎年100人超が東京大学に進学していくのですが、そんな同級生たちと日々過ごしていて高校の時からにわかに気づいていたことがありました。


それが、「優秀な人ほど、めったに質問しない」ということです。


質問なんかほとんどしないのに成績は優秀、1万人以上が受ける全国模試でも3桁2桁順位は当たり前という現象が生じているのです。

はじめは「勉強が進んでいるから質問が出ないのだ」と思っていたのですが、
開成生はじめ超進学校生徒の多くが通う鉄緑会でも、どうやら問題に苦しむことはあっても質問しまくる生徒はあまりいない模様。
言語化していくにつけどうやら構造が少し違うということに気づいてきました。

「成績が良いから質問が出ない」のではなく「質問が出ないから成績が良い」ということ

「成績が良いから・勉強が進んでいるから質問が出ない」という結論に納得してしまうのは簡単ですが、それでは鉄録会の難しい問題に悩むことはあっても質問はほとんどしないという状況が説明できません。

これは「質問が出ない」が意味することろを考えてみるとヒントが浮かんできます。

「質問が出ない」ことは「既知の知識で対処できる」だけではないでしょう。
「質問したくなることがあっても自分で解決できるから、質問がいらない」ことも十分考えられるはずです。


この自己解決力を起点として考え始めると、他の人より成績が伸びやすいトリックが明らかになります。


もしあなたが「どんな疑問もあらゆる手段を使って自己解決力できる能力」を手に入れたと考えてみてください。

① いままで先生に会えるまで3日間~1週間眠らせていた質問が、ものの15分程度で解決できるようになります。

すぐに疑問が解決できるので、基本的に行き詰まることがありません。
もやもやした気分もなく、どんどん先の単元に進んでいくことができます。

③ その結果、同じ勉強時間でもその進み具合には歴然とした差が生まれます。

④ 行き詰まっている人に比べて単純に学習量を多く確保できるので、当然成績は上がっていきますし、今後の学習にも余裕が生まれます。

これが質問をせず自己解決をすることで成績が向上する仕組みなのです。
いわゆる「勉強の要領がよい状態」と言いかえることもできるでしょう。

質問量と成績のピラミッド

質問量と成績の関係

超優秀層が質問をしないからくり、そして自己解決力が成績を伸ばしやすくすることがなんとなくお分かりいただけたのではないかと思います。

ここで偏差値と質問の量の関係のイメージ図を作りましたので、ぜひ確認してみてください。

縦軸が質問量・横軸が偏差値

ミドル層が一番質問をする

特徴として、
偏差値45以下では質問量は少なく、(=Aグループ
偏差値50~55近辺のミドル層が一番質問が多く、(=Bグループ
偏差値65を超えると質問が格段に減ってくる(=Cグループ
ことがわかると思います。


Aグループは、「何を質問したらよいかわからない段階」です。勉強のやり方がまだ身についていない場合が多く、自分が理解できている範囲を規定できず、わからないことがあってもそれを言語化できないために質問量が少ない状態となります。

Bグループは、「質問したいことにあふれている段階」です。それなりに勉強のやり方が掴めてくる段階ですが、自己解決するために大切な問題設定力解決力のどちらかまたは両方が欠けてしまっている場合が多く、人の助けを必要とします。

Cグループは、「自己解決力がついてくる段階」です。質問するために大切な問題設定力解決力を手に入れることで、自分で対処できる領域が増え、その分同じ時間で多くの範囲を学習できるという好循環に突入していきます。


難関大を志望される生徒さんには、ぜひ最終的にはCグループとして勉強する意識をもって勉強に取り組んでいただきたいです。次項では「Cグループに突入するための方法」についてレクチャーしていこうと思います。

質問しない力=自己解決力

できる人は”成長できる質問”をしている

勉強が上手な人も最初から全く質問をしないわけではありません。
他の人を真似してみたり、インターネットで調べたり、先生に考え方を聞いてみたりして自分の調べ方を徐々に確立していきます。


特に重要になるのが質問の仕方です。

「先生、この問題がわかりません、答えを教えてください。」

このように質問をしてしまっていませんか?
残念ながらこのような質問の仕方だと自己解決力を育むのは難しいです。

それはなぜでしょうか。


答えは簡単「他人に代わりに考えてもらい、自分で考える機会を逃してしまっているから」です。


あなたがバク転ができるようになりたいと思っていたとします。
先生からバク転を目の前で見せてもらった(=答えを直接見せてもらった)として、
いきなりそれをやれと言われたら成功できるでしょうか。
もし成功できるなら、最初から先生はいらないはずです。

自分のものにするためには「何を意識しているか」「どこを見るのか」「最初は倒立からはじめてみるとよい」など、成功するために必要な過程を知る必要があるのではないでしょうか。


勉強でも全く同じ。先生に質問する目的は「今度自分でできるようにする(=再現性を持たせる)」ためで、そのためには「調べ方」「考え方」を教えてもらいその武器を使って試行錯誤してみる時間が必ず必要なのです。

課題設定力と解決力が決め手

自己解決能力を養うためには、「課題設定力」「解決力」の2点が大切です。

課題設定力:自分の分からない点を正確にとらえ、課題として言語化する能力。

解決力:与えられた課題を、適切なリサーチを通じて解決する能力。

この2つの能力が高い人は、たとえ初見の知識や、難しい問題であっても、するりと自分で課題を解決することができてしまいます。

課題設定力を鍛えて質問上手になろう

課題設定力を一番簡単に確かめる方法は、「誰かに質問をするつもり」で内容を整理することです。


ダメダメな質問:「先生、この問題がわかりません、答えを教えてください。」


この質問をブラッシュアップしてみましょう。
この質問には問題点が2点あります。それは、課題アプローチ(解決手段)の設定です。


☆課題の設定:「この問題がわかりません」

→ どこまでわかっていてどこから先がわからないのか、何行目がわからないのか、解説のどの部分が不可解なのか、疑問に思っていることが自分の中でも言語化できていないといえます。徹底的に言語化しましょう!

改善案:「この問題の3行目まではわかったのですが、4行目で何が起こったのかわからないので解決したいです。仮に4行目が解決できれば、その後は納得なんです。


☆アプローチの設定:「答えを教えてください。」

今度自分でできるようにするための質問に作り変えてみましょう。再現性を得るために知りたいのは、「何に注目すればよいか」「どんな調べ方をすればよいか」「自説の何が間違っているのか」、などであるべきです。

改善案:「自分としてはこうすればうまくいくと思ったのですが、どうもうまくいかないようです。その原因はどこかで計算ミスをしているか、公式が適用できないのに使ってしまっているのかもと考えています。どのようにチェックしたらわかりますか?

解決力を蓄えて自分で対応できる範囲を増やそう

正しく課題設定ができていれば、自ずと何を参照するべきかもわかってきます。
ここでは調べ方のコツをいくつか紹介します。


参考書・辞書を使う場合は索引を利用する
→ 適切な課題設定ができていれば、何を調べなければいけないかいくつか候補が出てきているはずです。巻末に索引が載っている参考書は多いですので、お目当てのキーワードから該当のページに直接アクセスすると時間効率がアップします。

ネットで検索する
→ 大学受験程度の知識であればネットで検索すれば複数のわかりやすいサイトが出てきます。キーワードと関連する言葉を入れて、情報を収集しましょう。


最初は大変かもしれませんが、調べる経験値を重ねていくと、わからないことがあっても「あれを使って調べればわかるんじゃないかな」とすぐに見当がつけられるようになります。

課題設定力解決力を手に入れて、難関大受験者に必須な自己解決スキルを高めていきましょう!

まとめ

今回は「質問が少ない人は成績優秀である」というからくりについて解説しました。

質問をしない人、つまり自己解決能力が高い人は、質問をしなければいつまでも先に進めない人に比べて同じ時間でより多くのことを学べます。

この時間効率の良さが勉強の要領の良さに繋がり、他の人よりより早いスピードで成績が上がっていくのです。


そして、自己解決能力は今からでも鍛えていくことができます。
質問の仕方を少し変えてみるだけで良いのです。

はじめから一人ですべて解決できる必要はありません。
まずは「自分自身の成長につながるいい質問」をすることから始めてみてください。
課題設定力解決力を養って、自分で対処できる守備範囲を広げていきましょう。
一連の取り組みが成績向上につながることをお約束します!


また、現論会にご相談いただければ、毎週あなたの質問を伺って、よりよい課題設定の仕方や、実際に解決する方法や考え方をお伝えします!
通い始めて最初は質問が10個あるような生徒さんも、あなたに合わせたコーチングを通じて2~3ヶ月で自己解決能力を伸ばして質問がほとんど無くなってしまいます!

興味のある方はぜひ無料受験相談からお問い合わせしてみてください!

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