冬休みは、高2が受験生へと進化するための
「最初の勝負ポイント」 です。

特に数学は、
時間を確保できる冬休みに一気に伸びる科目。

逆にここで何もしないと、
高3になってから「数学だけ伸びない…」という典型パターンにハマりがちです。

この記事では、
「冬休みに数学を伸ばすための最適な勉強法」
「何から手をつけるべき？」
「参考書レベルの優先順位」
を、誰でも分かるように体系化して解説します。

◆ 冬休みに数学を伸ばすべき理由

① まとまった時間で“弱点単元”を潰せる

数学の弱点は短い学習では治りません。
冬休みのように 3〜4時間のまとまったブロックで集中的に取り組む と定着します。

② 基礎固めは高3では間に合わない

高3は演習・模試・過去問で忙しく、
基礎（チャート例題レベル）のやり直しに戻る時間がほぼありません。

③ 難関大は“数学の伸びしろ”が合否を決める

東大・京大・一橋・東工大…
どの大学も、数学で差がつきます。

冬休みは数学の底力を上げる最大のチャンスです。

◆ 冬休みの数学勉強の全体像（これを守ればOK）

冬休みでやるべき数学は下の3つだけです👇

優先度	内容	解説
⭐⭐⭐⭐	① 基礎の抜けをゼロにする（最重要）	チャート例題・学校教材の“理解できていない問題”を消す時期
⭐⭐⭐	② 弱点単元の集中補強	二次関数・三角比・数列・ベクトルなど苦手1〜2分野を潰す
⭐⭐	③ 標準レベルの演習に進む	共テ・入試基礎問題で得点力を伸ばす段階

👉 冬休みは「基礎再構築」フェーズ。難問は一切不要。

◆ 高2冬の“数学で伸びる人”の学習法

① チャート例題レベルの“理解不足”を消す（冬休みの本丸）

数学が伸びない人は共通して
「チャート例題レベルに穴がある」
という特徴があります。

冬休みにやるべきは、
“解説を読めば理解できるレベル”を徹底的に潰すこと。

取り組み方

• 各単元の例題をざっと確認
• 解説を読んで理解できないものを抽出
• それらだけを繰り返して完全に理解
• 重要例題 → 基本例題 → 演習問題 の順で

これだけで高3の数学が驚くほど楽になります。

② 苦手単元を1つだけ“倒す”

冬休みは広く浅くやると伸びません。

→ 苦手1〜2単元を決めて深掘りするのが最強。

例：

• 文系：二次関数、確率、ベクトル
• 理系：数列、微積、三角関数

苦手克服の手順

1. 教科書 or チャートの該当範囲を復習
2. 基礎問題を解く（解法暗記レベルでOK）
3. 典型パターンを5〜10題回す
4. 解き方を言語化できる状態にする

③ 標準レベルの問題集で“得点力”を上げる

基礎が固まったら、ようやく演習です。

おすすめ👇

• 1対1対応の演習（東京出版）

難問やっても伸びないので注意！

◆ 高2冬にやるべき数学参考書ロードマップ

レベル	参考書	対象	冬休みでの役割
基礎	チャート例題（黄/青）	全員	基礎の穴をゼロにする
苦手克服	学校の問題集／基礎問題精講	苦手が多い人	単元の理解を深める
標準	1対1対応の演習	仕上げ段階	得点力を底上げ

※難問対策の参考書（文系数学の良問プラチカ等）は 冬休みには不要。

◆ 冬休み前にやっておくべき準備

冬休みは 準備で成果が決まる と言われるほど大事です。

① 各単元の“穴リスト”を作る

• チャート例題の番号でOK
  -「理解できていない」「解けない」を分類

② 苦手単元の優先順位を決める

• 解けないと困る分野から
• 文理で重要単元が違う

③ 参考書・問題集を1冊に絞る

複数並行は絶対にNG。
「冬休みは1冊主義」 が伸びる鉄則。

◆ 最後に：冬休みの数学を制する者が受験を制す

冬休みは数学の“伸びしろ”が爆発的に広がる時期です。

• チャート例題の穴を潰す
• 苦手分野を1つ倒す
• 標準レベルまで引き上げる

これだけで、受験学年のスタートラインに大きな差がつきます。

この冬、数学を武器にする準備を始めましょう。

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