“演習→復習→定着”の黄金ループを回せ!成績を伸ばす問題演習の正しい使い方
更新日 : 2025年8月4日
✅ はじめに:演習“だけ”で成績は上がらない
「問題集は繰り返してるのに、点数が伸びない…」
そんな悩みを持っている受験生は多いです。
でもその原因の多くは、
“演習をした”=“勉強が終わった”と思ってしまっていること。
本当に大切なのは、演習 → 復習 → 定着の「ループ」をしっかり回すことなんです。
✅ 黄金ループ①:演習は“試す”時間である
問題演習は、「理解したつもり」をあぶり出す時間です。
- 時間を測る
- 解法を自力で出せるか確認する
- 手を動かして間違いを可視化する
✅ 演習=アウトプットの時間/弱点の可視化の時間
✅ 黄金ループ②:復習は“再インストール”の時間
演習で間違えた問題に対して、
- なぜ間違えたか(知識不足?思考の飛躍?)
- なぜこの答えになるのか(ロジックの確認)
- 似た問題で再現できるか(練習問題を自作してみるのも◎)
✅ 復習=ただの“解き直し”ではない。理由と言葉で理解し直すこと
✅ 黄金ループ③:定着は“間隔×繰り返し”が鍵
人間の脳は忘れる。だから定着には「戦略的な復習タイミング」が必要です。
定着ルールの例 | 内容 |
---|---|
当日中 | ざっくりと復習。間違えた理由を記録 |
2〜3日後 | 解法を見ずに自力で再現できるか確認 |
1週間後 | 新しい演習に混ぜて再出題する |
✅ 同じ問題を“時間差で再現”することで、本当の定着になる
🔻 【具体例】英語:長文演習の復習で差が出る部分
例題:早慶レベル 長文での語彙・論理構造の誤読
❌ 伸びない復習パターン
- 設問の正誤だけ確認して終わる
- 長文全体の要旨や構造は放置
- 分からなかった語彙を“調べただけ”で満足
✅ 伸びる復習ループ
P:本文の主張は?パラグラフごとの論理展開は?
→ 3パラ目の例示と4パラ目の結論が逆転していたのに気づかず誤答
D:どの語彙・文構造が誤解を生んだ?
→ “respectively” の訳し方と、接続詞の逆説に気づけなかった
C:その誤解は、どんな思考の甘さから?
→ 文全体を読まずに設問の該当箇所だけ見ていた
A:どう対策する?
→「段落要旨を30秒でメモする」ルールを導入
→ similar / respectively など論理マーカーのリストを復習
🔻 【演習を伸びにつなげる“思考の言語化テンプレ”】
間違えた問題の振り返り5ステップ:
- どんな問題?(単元/形式)
- どこで詰まった?(処理・読解・選択肢…)
- なぜ詰まった?(知識不足/理解誤差/処理順ミス)
- どうすれば避けられた?(方法・視点)
- どんな再現練習をする?(リトライ/類題/ルール化)
✅ 演習は「回数」より「1回の質」が成績を決める
「3周した!」という言葉よりも、
「1周目で何に気づいて、どう修正して、2周目で何が変わったか?」の方が大事。
✅ 演習を“回す”ことより、“演習で何を学んだか”を振り返る習慣を持とう。
✅ まとめ|勉強の主役は“復習と定着”である
- 演習=試す場/間違えるためにある
- 復習=成績を上げる唯一の手段
- 定着=戦略的に何度も再現する
成績が上がる人は、「演習を消費せず、資産化している人」です。
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