志望校が“まだ決まらない”…それって本当にまずいの?【戦略的な考え方で答えます】
更新日 : 2025年7月8日
はじめに|「志望校が決まらない」ことに、必要以上に焦っていませんか?
「周りはもう志望校を決めてるのに、自分だけ決まっていない…」
「そろそろ志望校を固めないと不安だけど、どう選べばいいのか分からない」
そんな声は毎年多く聞かれます。
ですが、結論から言うと――
✅ “まだ決まっていない”こと自体は、焦る必要はありません。
❌ ただし、“何も考えていない”ことがまずいのです。
この記事では、現論会の考え方に基づき、
「志望校が決まっていない状態」とどう向き合うべきか、論理的・戦略的に整理していきます。
1. 志望校が“未決定”なのは、受験設計上どう影響するか?
まず冷静に、「志望校が決まっていない状態」が与える影響を見てみましょう。
デメリット:
- 目標がないと「勉強の優先順位」が定まらない
- モチベーションがふわっとしやすい
- 戦略(共通テスト比重・科目選択・時間配分)が曖昧になる
しかし一方で、こうも言えます:
メリット:
- 「視野が狭くなりすぎない」
- 「本当はもっと合っている選択肢を探せる」
- 「迷いながらも、自分に合った進路を吟味できる」
📌 ポイント:“決まっていないこと”ではなく、“決まらないまま動けないこと”が問題。
2. 志望校が決まっていない人がやるべき3つのこと
✅ ① 「自分の軸」を言語化する
例:
・将来の職業に直結する学部に行きたい
・都会で一人暮らしをしたい
・共通テストの点数は武器だから、二次重視より共通型が良い
→ 志望校を選ぶためには、「自分にとって大事なこと」が何かを知る方が先。
✅ ② 「合格最低点」ではなく「入試傾向」を見る
偏差値や合格点で学校を探すと、“レベルで選ぶ”だけになりがち。
→ それよりも、「その大学はどういう力を求めているか?」を分析する方が、
自分に合った志望校が見えてくる。
例:
- 記述型が得意→東大京大・一橋・旧帝などが向いているかも
- 共通テスト型で戦いたい→神大・筑波・名大・大阪公立など選択肢が広がる
共通テストと二次試験の配点比較表(文系モデル)
大学名 | 共通テスト(点) | 二次試験(点) | 共テ割合(%) | 二次割合(%) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
東京大学 | 110 | 440 | 20.0% | 80.0% | 文系・共テ比率低 |
京都大学 | 150 | 550 | 21.4% | 78.6% | 文系・共テ比率低 |
一橋大学 | 250 | 650 | 27.8% | 72.2% | 文系・共テ高め |
大阪大学 | 450 | 800 | 36.0% | 64.0% | 学部により異なるが二次比重大 |
名古屋大学 | 450 | 800 | 36.0% | 64.0% | 文系・共テ4:6~5:5 |
筑波大学 | 400 | 600 | 40.0% | 60.0% | バランス型 |
大阪公立大学 | 450 | 650 | 40.9% | 59.1% | 前期は共テ重視の学部あり |
✅ ③ 「仮」でいいから第一志望を1つ置いておく
「まだ決められないから決めない」ではなく、
「とりあえずこれにしてみて、勉強しながら考える」でOK。
仮決定で得られるメリット:
- 目標スコアが明確になる
- 過去問の出題傾向が参考になる
- 時間配分や戦略のイメージが湧く
📌 実際、“7月に志望校を変える”生徒は多くいます。
→ それでも結果を出せるのは、「仮でも志望校があったから動けた」から。
まとめ|“志望校未定”はマイナスではなく、“考える時間”の証拠
✅ 志望校が決まっていないからこそ、視野を広く持てる
✅ でも、「決められないから動けない」は損
✅ 仮決定+逆算思考で、今やるべきことを整理しよう
今、迷っている自分を否定する必要はありません。
ただ、迷っているなら、その状態でも前に進む準備を。
「動きながら決める」ことこそ、今のあなたにできる最も合理的な選択です。
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