第4の法則「満足できるものにする」──即時報酬と遅延報酬から考える受験勉強の続け方
更新日 : 2025年11月7日

第4の法則「満足できるものにする」──行動変化の大原則と受験勉強
「勉強しなきゃ…」と思っても続かない。そんな悩みを抱える受験生や保護者は少なくありません。
なぜ努力は続かないのか?その答えの一つが行動変化の大原則にあります。
それは──
すぐ報われる行動は繰り返され、すぐに罰せられる行動は避けられる。
脳は「即時報酬」には強く反応し、「遅延報酬」には弱い。
この仕組みを理解することが、受験勉強を習慣化し、成功へとつなげるカギになります。
即時報酬と遅延報酬の違い
私たちの脳は進化の過程で「目の前のご褒美」に反応するように作られています。
例えば──
- スマホを開けばすぐSNSで「いいね」がつく(即時報酬)
- お菓子を食べればすぐ甘い味が楽しめる(即時報酬)
- しかし受験勉強の成果が見えるのは数か月後や1年先(遅延報酬)
つまり、受験勉強は脳にとって「後回しにしたくなる行動」なのです。
「わかってはいるけど続かない」のは意志が弱いからではなく、脳の自然な反応でもあります。
受験勉強が続かない理由
大学受験のための勉強は典型的な「遅延報酬」の行動です。
模試や本番試験の結果が出るまでに数か月、場合によっては数年かかります。
だからこそ多くの受験生が、目の前のスマホやゲームという「即時報酬」に流されてしまいます。
この構造を理解せずに「やる気がない」「集中力がない」と責めても、解決にはなりません。
習慣を続ける工夫──即時報酬を与える
ではどうすればよいのでしょうか?
カギは「遅延報酬の行動に即時報酬を組み込む」ことです。
1. 学習日誌で達成感を可視化
現論会の生徒が実践しているのが「学習日誌」です。
その日に勉強した内容を書き込み、達成率をチェックすることで、進捗が目に見える報酬になります。
「今日も頑張った」という感覚が習慣を支えるエネルギーになります。

2. 小テストを習慣に組み込む
毎週の小テストや学習段階ごとの修了テストも即時報酬になります。
点数という明確なフィードバックが得られることで「努力が成果につながった」と実感できます。
3. ご褒美の設定
例えば「英単語を200個覚えたら好きなお菓子を食べる」「模試が終わったら友達とカフェに行く」といった小さなご褒美も効果的です。
勉強そのものを魅力的にするのは難しくても、「勉強をすれば楽しみが待っている」という仕組みを作ることができます。
悪い習慣を断ち切る方法
良い習慣を定着させるだけでなく、悪い習慣をやめる工夫も必要です。

1. 見張ってくれる人を作る
一人で頑張ろうとするとどうしても甘えが出ます。
親や現論会のコーチと一緒に「見張り役」を設定することで、習慣の実行率は格段に上がります。
2. 習慣契約書を作る
「習慣契約書」という方法があります。勉強の計画やルールを紙に書き、親やコーチと一緒に署名をするのです。
さらに、実行できなかった場合の罰則を設定することで効果が高まります。
例えば──
- 勉強をサボったらお小遣いを1000円減らす
- スマホを触りすぎたら週末の外出をなしにする
このように「罰」=即時のマイナス報酬を組み込むと、悪い習慣を避けやすくなります。
保護者にできるサポート
保護者の役割は「監視」だけではありません。
むしろ重要なのは承認と励ましです。
- 結果ではなく「努力」や「習慣」を褒める
- 学習日誌を一緒に見て「ここまでできたね」と声をかける
- 小さな達成でも「よく頑張ったね」と承認する
これらはすべて即時報酬になります。
「自分は認められている」という感覚が、受験勉強を続ける力になるのです。
現論会のアプローチ
現論会熊谷校では、習慣を続けるための仕組みを徹底しています。
- 学習日誌で進捗を見える化
- 毎週の小テスト・学習段階テストで即時の達成感
- 習慣契約書を用いて親やコーチと伴走
勉強のやり方を教えるだけでなく、「習慣が続く仕組み」を整えるのが現論会の特徴です。
まとめ──行動変化の大原則を味方にする
行動変化の大原則はシンプルです。
「すぐ報われる行動は繰り返され、すぐ罰せられる行動は避けられる」
この原則を理解すれば、なぜ勉強が続かないのかが見えてきます。
だからこそ──
- 即時報酬を勉強に組み込む
- 悪い習慣には即時の罰を設ける
- 保護者やコーチと伴走する
この工夫で、大学受験のような「遅延報酬の行動」も続けられるようになります。
あなたの努力を習慣に変えるために、ぜひ現論会熊谷校の無料受験相談をご活用ください。
参考文献
James Clear『複利で伸びる1つの習慣』(早川書房, 2019)
