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第3の法則「易しくする」──習慣を続ける環境づくりと受験勉強の秘訣

更新日 : 2025年10月31日

第3の法則:易しくする ― 習慣を継続するための環境づくり

受験勉強をしている皆さん、そしてそれを支える保護者の皆さま。
「良い習慣を身につけたい」と思っても、なかなか続かない…。そんな経験は誰にでもあるはずです。今回の記事では、習慣形成のための第3の法則「易しくする」について掘り下げます。受験生の勉強習慣に直結する具体例を交えて解説します。


繰り返すことから始めよう ― 完璧を求めない

新しい習慣を身につけようとするとき、多くの人が「完璧にやらなければならない」と思い込んでしまいます。しかし大切なのは、完璧さではなく「繰り返すこと」です。
どんな習慣も最初は努力を必要とするものです。英単語の暗記でも、数学の基礎問題でも、初めは気持ちを奮い立たせなければ取り組めないでしょう。しかし、繰り返し行うことで次第に自動的な行動へと変わっていきます。

ここで考えてみてください。
「新しい習慣が身につくまで、どのくらいの時間や回数が必要だと思いますか?」

多くの人は「〇日続ければ習慣化する」といった数字を耳にしますが、実際には時間だけが答えではありません。
習慣形成において重要なのは「どれだけ繰り返したか」であり、時の流れだけでは習慣は定着しないのです。


障害が大きいほど、習慣化は難しい

人間は誰しも「楽をしたい」という心理を持っています。したがって、障害が大きいほど習慣化は難しくなります。
例えば、参考書を出すのに本棚から立ち上がり、机を片付けてからでないと勉強が始められないとしたら、その障害がやる気を奪ってしまいます。
大事なのは「したくないときでも、できる状態にすること」。

そのためには習慣に伴う抵抗をできる限り小さくする必要があります。


習慣を易しくするための環境づくり

習慣を継続させるために最も効果的な方法は「環境づくり」です。環境が人を作るといっても過言ではありません。
受験生にとって、学習を続ける環境づくりのポイントをいくつか紹介します。

1. スマートフォンとの距離を取る

多くの受験生が最も悩まされているのが「スマホの誘惑」です。勉強を始めたのに気づいたらSNSを見ている…。そんな経験がある人も多いはず。
解決方法はシンプルです。「物理的に手の届かない場所に置く」こと。
・夜9時以降は親に預ける
・勉強中は別の部屋に置いておく
・アプリ制限を設定しておく
こうした小さな工夫で、勉強への集中度は格段に上がります。

2. 勉強を始めるハードルを下げる

例えば「机に座ったら、まず参考書を開く」だけをルールにする。これなら数秒でできるため、始めるハードルが一気に下がります。
やり始めてしまえば意外と続けられるのが人間です。「最初の一歩を小さくする」ことがポイントです。

3. 朝の習慣を整える 

「朝起きられない」という相談も多く受けます。その場合は、アラームをベッドのすぐ横ではなく、部屋の反対側に置いてみましょう。体を動かさないと止められない環境を作ることで、自然と布団から出ることができます。
また、朝起きたらすぐにカーテンを開けて日光を浴びることで体内時計がリセットされ、覚醒が促されます。

4. 机の上に必要な参考書をすぐ開けるよう置いておく

「参考書を出すのが面倒で勉強を始められない」という受験生も少なくありません。そのハードルを下げるために、机の上に必要な教材をあらかじめ開いた状態で置いておくことを習慣にしてみましょう。
開いた瞬間から勉強をスタートできるため、始めるまでの抵抗感を最小限に抑えることができます。


悪い習慣を断ち切るための環境調整

良い習慣をつくるのと同じくらい大切なのが、悪い習慣をやめるための環境調整です。
例えば…

  • 夜更かししてしまう → Wi-Fiのルーターを夜は親が管理する
  • つい間食してしまう → お菓子を買い置きしない
  • 勉強中に漫画を読んでしまう → 勉強部屋から漫画を撤去する

このように「環境を変える」ことが、意志力に頼るよりも遥かに効果的です。


保護者へのメッセージ

保護者の方に意識していただきたいのは「子どもの意志の弱さを責めない」ことです。習慣が続かないのは本人のやる気の問題ではなく、環境が整っていないからです。
例えばスマホを預かる、勉強に集中できる環境を一緒に整えるなど、小さな協力が大きな成果を生みます。結果を責めるのではなく「環境づくりを一緒に工夫する姿勢」が、子どもの自立心を育みます。


まとめ ― 習慣は「易しさ」がカギ

習慣を形成するには、完璧を求めず「繰り返すこと」から始めること。
時間ではなく「回数」が習慣を作ること。
そして、抵抗を減らし「易しくする」ために環境を整えること。
これらが第3の法則「易しくする」の核心です。

受験は長期戦です。だからこそ、日々の小さな習慣を無理なく積み重ねられる環境づくりが合否を分けます。
現論会熊谷校では、生徒一人ひとりに合わせた学習習慣の形成をサポートしています。机に向かう仕組み作りから、家庭での環境調整まで伴走し、最小の努力で最大の成果を目指します。

「小さな習慣を積み上げ、未来を変える第一歩を踏み出しませんか?」

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参考文献

ジェームズ・クリア著『複利で伸びる1つの習慣』(Atomic Habits)

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