【高2生向け】2026年大学入学共通テスト総括~2027年共通テストに向けて~
更新日 : 2026年2月20日

【高2生向け】2026年大学入学共通テスト総括~2027年共通テストに向けて~
2026年度の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)は、新課程移行2年目として実施され、思考力・判断力・表現力を重視した出題が定着しました。
全体的に難化傾向が見られましたが、これを踏まえて2027年度に向けた準備を提案します。
この記事では、2026年の受験状況、出題傾向、科目別分析、平均点をまとめ、
次年度の戦略的な対策をわかりやすく解説します。受験生の皆さんにとって役立つ情報を、図表やリストを活用して整理しています。
2026年共通テストの実施概要
2026年度共通テストは、1月17日・18日の両日に全国650会場で実施されました。出題の基本方針は前年同様、「知識・技能を活用した思考力、判断力、表現力を問う」点に重点を置き、日常的な場面設定や複数資料の提示が多用されました。平均点は前年比でやや低下し、科目間のばらつきが目立ちました。
志願者・受験者数の動向
- 志願者数: 496,237人(前年比1,066人増、100.2%)。現役生は420,311人(前年比98.7%、5,657人減)と微減した一方、既卒生は75,926人(前年比109.7%、6,723人増)と増加。Web出願の導入が既卒生の出願しやすさに寄与したとみられます。
- 受験者数: 464,090人(前年比約2,024人増)。受験率は93.52%。本試験に加え、追試験・再試験を含め、積雪などの影響があったものの大きなトラブルなく終了。不正行為は7件報告され、文部科学省が再発防止を強化する方針を示しています。
直近10年の志願者数は49万人台で安定しており、少子化による競争緩和が続いています。
全体の出題傾向と難易度
- 傾向: 新課程の定着が進み、学習過程を重視した問題が目立ちました。授業や探究活動を想定した会話形式、ノート・レポートに基づく考察、図表・グラフの分析が多用され、単なる知識暗記ではなく、情報を多角的に読み解く力が求められました。マーク数は一部科目で増加(例: 情報Iで51→60)。
- 難易度全体: 前年比で難化傾向。文系・理系ともに高得点層が減少、文理の平均点差が縮小。河合塾の総合型平均得点率は文系60%、理系60%(前年比文系-2pt、理系-3pt)。科目間のばらつきが大きく、物理や情報Iの難化が全体を押し下げました。
科目別分析
主要予備校(河合塾、駿台、東進)の分析を基に、難易度と特徴をまとめます。難易度は「前年比」で分類。
| 科目 | 難易度 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 国語 (200点) | 難化 | 実用的な文章の出題が継続し、複数資料の読み解きが増加。長文処理と考察力が鍵。平均点10点以上ダウン。 |
| 英語 (R:100点, L:100点) | R:易化, L:難化 | R: 語彙・情報処理が安定、平均点アップ。L: 1回読み問題の緊張感が増し、平均点ダウン。全体でばらつき。 |
| 数学I・A (100点) | 難化 | 日常事象の数学的解釈が増え、計算ミスが響く構成。平均点6点以上ダウン。 |
| 数学II・B・C (100点) | 昨年並み/やや難化 | 新課程範囲の横断問題が多く、立式力が試された。平均点微減。 |
| 物理 (100点) | 難化 | 過去最低レベルの平均点(13点以上ダウン)。思考力重視の新傾向が強く、計算・考察が重く問われた。 |
| 化学 (100点) | 易化 | 前年の低迷から回復(11点以上アップ)。基礎的な理解で得点しやすく、文理の差が拡大。 |
| 生物 (100点) | 易化/昨年並み | 資料読み取り中心で安定。平均点微増。 |
| 情報I (100点) | 難化 | マーク数増加(+9)、抽象化・データ処理が増え、時間配分が鍵。平均点12点以上ダウン。 |
| 地歴・公民 (例: 歴史総合など) | 昨年並み | 資料(地図・グラフ・文献)の比較・考察中心。都市変容などのテーマで多角的思考を要求。 |
理科では物理と化学の平均点逆転が注目され、得点調整は行われませんでした。
平均点の概要(大学入試センター最終集計、満点基準)
- 国語: 116.37点 (200点満点)
- 英語R: 62.81点 (100点満点)
- 英語L: 54.65点 (100点満点)
- 数学I・A: 47.20点 (100点満点)
- 数学II・B・C: 54.52点 (100点満点)
- 物理: 45.55点 (100点満点)
- 化学: 56.86点 (100点満点)
- 生物: 55.00点 (100点満点)
- 地学: 44.30点 (100点満点)
- 情報I: 56.60点 (100点満点)
河合塾の総合予想平均点(1000点満点、6教科8科目):文系596点、理系603点(速報値)。
2027年共通テストに向けた準備・対策
2026年の難化傾向(特に物理や情報I)を踏まえ、2027年度ではさらに横断的な論理的思考が問われる可能性が高いです。現高2生や浪人生向けに、全体戦略から科目別対策を提案します。早期からの基礎固めと実践演習を軸に、探究活動を意識した学習を進めましょう。
全体的な戦略とスケジュール
- 基礎固め期(高2冬~高3春): 新課程範囲を網羅的に理解。教科書中心に基本概念を定着させ、「なぜそうなるか」を考える習慣を養う。少子化による競争緩和を活かし、早めのスタートを。
- 実践演習期(高3春~夏): 模試を月1回以上活用。2026年の難化科目を復習し、時間配分を訓練。全体で8割を目指すなら、模試で6-7割を安定させる。
- 直前対策期(高3秋~冬): 過去問(2025-2026年)と予想問題集で本番形式演習。資料読み取りを毎日15-30分練習。体調管理とメンタル強化を忘れずに。
- 共通のポイント: 時事問題(AI、データ倫理など)をノートにまとめ、議論形式で考える。Web出願の利便性を活かし、複数大学を視野に入れる。
科目別対策
2026年傾向を基に、2027年の予想難化ポイントと対策をまとめます。
| 科目 | 2026年傾向 | 2027年予想・対策提案 |
|---|---|---|
| 国語 | 難化。複数資料読み解き増加。 | 実用文・評論文の速読力強化。毎日1-2記事読み、要約・考察ノート作成。時間オーバー防止。 |
| 英語 (R/L) | R易化・L難化。推敲問題定着。 | 総語数増加予想でWPM向上。多読(毎日15分)とリスニングの1回読み練習。文章構成力磨く。 |
| 数学I・A | 難化。日常事象解釈、計算ミス誘発。 | 基礎計算高速化と応用演習。新課程横断問題に備え、模試復習徹底。 |
| 数学II・B・C | 昨年並み/やや難化。横断問題。 | 積分・統計重点。母比率検定など実践問題を週3回解き、論理的立式練習。 |
| 物理 | 大難化。思考力・計算考察重視。 | 基本原理の深い理解。実験意図読み解く問題集を使い、式の意味説明練習。 |
| 化学 | 易化。基礎理解で得点可能。 | 基礎固め継続。データ分析問題増やし、応用力強化。 |
| 生物 | 易化/安定。資料読み取り中心。 | 観察・実験の筋道立て重視。図表問題毎日1問解き、根拠説明習慣化。 |
| 情報I | 大難化。マーク増加、抽象化処理。 | プログラミングコード読み取りとデータ分析重点。AIドリルで論理思考鍛え、時事学習。 |
| 地歴・公民 | 安定。資料比較・考察中心。 | 地図・グラフ分析強化。時事連動問題に備え、新聞記事週2回要約。 |
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