東京大学をはじめとする難関国立大学の地理において、合否を分ける最大の要因は何でしょうか。それは、知識の量ではなく、知識を論理的に組み立てる「記述・論述力」です。

特に東大地理では、全体の7〜8割が論述問題で占められています。 用語は覚えた、センター・共通テストレベルの問題なら解ける。それなのに、二次試験の論述問題になると、何を書いていいかわからない、あるいは書いても点数が伸びない。そんな悩みを抱える受験生にとって、本校がおすすめするのは『スタディサプリの『高3 地理＜論述編＞』です。

東大地理が求める「思考力」を養う 東大地理の論述問題は、単に知識を羅列するだけでは得点できません。「なぜそのような地理的現象が起きるのか」「その事象が社会にどのような影響を与えているのか」という因果関係を、限られた字数の中で論理的に説明する能力が求められます。

本講座の最大の特長は、この「地理的思考のプロセス」を徹底的に言語化してくれる点にあります。鈴木先生の講義は、解答例を暗記させるのではなく、問題文からどのようにヒントを拾い、どの知識を引き出し、どのように文章を構築すればよいかという「頭の使い方」を教えてくれます。これにより、初見の問題であっても、自力で正解を導き出すための再現性の高いアプローチが身につきます。

知識を「得点」に変えるための作法

論述問題には、採点者に評価されるための明確な「作法」や「型」が存在します。しかし、多くの受験生はそれを知らず、独りよがりな文章を書いて減点されてしまいます。

この講座では、指定語句の使い方、因果関係の示し方、字数制限内に情報を凝縮するテクニックなど、実戦的な答案作成のノウハウを学ぶことができます。基礎知識はあるのに点数に結びつかない受験生にとって、この講座は知識を得点に変えるための変換装置となるでしょう。また、添削指導を受ける前の段階で、自分自身で答案を推敲する基準を持つことができるようになります。

最強の活用タイミングと学習ルート

この講座は非常に質が高い一方で、受講するタイミングを間違えると効果が半減してしまいます。前提として、系統地理や地誌といった基礎的な体系学習が一通り完了していることが必須です。地理の基礎用語や基本原理が頭に入っていない状態で視聴しても、解説の意図を十分に理解することはできません。

理想的なルートは、まず『村瀬のゼロからわかる地理B』などでインプットを行い、次に『共通テスト過去問』などで基礎演習を固めます。その上で、過去問演習に入る直前の「架け橋」としてこの『論述編』に取り組むのがベストです。ここで論述の型をインストールしてから過去問に挑むことで、学習効果は飛躍的に高まります。

まとめ

『スタディサプリ 高3 地理＜論述編＞』は、東大をはじめとする難関国公立大学を目指す受験生にとって、論述対策の決定版とも言える映像授業です。知識を詰め込むだけの学習から脱却し、論理的に思考し表現する力を養うことで、地理を強力な得点源に変えることができるでしょう。

論述対策は「書く」ことから始まる

映像授業を見るだけでなく、実際に手を動かして答案を作成し、解説講義と照らし合わせる作業を繰り返してください。講師の思考プロセスを自分のものにできた時、東大の入試問題が恐れるに足りないものへと変わっているはずです。

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