📘『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』|現論会 厚木校
更新日 : 2025年11月15日

化学アレルギーを克服する「語りかけ」講義
『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』シリーズは、化学初学者の救世主とも呼べる一冊です。著者は、予備校講師として多くの受験生を指導してきた岡野雅司先生。この本の最大の特徴は、まるで先生が目の前で話しかけてくれているような「講義形式」の文体です。
教科書のような無機質な説明ではなく、生徒がつまずきやすいポイントを先回りして、噛み砕いて解説してくれます。「なぜそうなるのか?」という理屈の部分を、身近な例え話や豊富なイラストを使って説明してくれるため、化学に苦手意識がある人でも抵抗なく読み進められます。文系の受験生や、中学理科から不安がある人でも、ゼロから化学の全体像を掴むことができるでしょう。
「読んで終わり」にしない、定着のための工夫
「わかりやすい本を読んだはずなのに、いざ問題を解こうとすると手が止まる…」そんな経験はありませんか?この参考書は、そんな「わかったつもり」を防ぐための工夫が随所に施されています。
各講義のあとには、学習した内容を確認するための演習問題が用意されています。インプットした知識をすぐにアウトプットすることで、記憶の定着を図ることができます。また、重要な語句や化学反応式は赤シートで隠せるようになっているため、通学中のスキマ時間を使った暗記学習にも最適です。
合格へ繋げる効果的な活用法
この参考書を最大限に活用するポイントは、「人に説明できるレベル」を目指すことです。
1. まずは「講義」を熟読する
まずは、講義部分をじっくりと読み込みましょう。一度で全てを暗記しようとする必要はありません。まずは「化学ってこういうことなんだ」というイメージを掴むことが大切です。図やイラストも活用しながら、現象をイメージする習慣をつけましょう。
2. 演習問題で理解度をチェック
講義を読み終えたら、すぐに演習問題に取り組みます。ここで解けなかった問題は、講義部分に戻って復習します。「なぜ間違えたのか」「どの知識が足りなかったのか」を確認することで、知識の穴を埋めていきます。
3. 誰かに説明してみる(セルフレクチャー)
これが最も重要なステップです。学習した内容を、本を見ずに自分の言葉で説明してみてください。友達に教えるつもりで、あるいは架空の生徒に向かって授業をするつもりで声に出してみましょう。「あれ、ここどうだったっけ?」と言葉に詰まる部分こそが、理解が曖昧な箇所です。そこを重点的に復習することで、確かな実力が身につきます。
まとめ
ゼロから始める化学のバイブル
『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』は、化学の基礎を固めるための最高の入門書です。この本で「化学の考え方」の土台を築けば、その後の『セミナー化学』や『重要問題集』といった本格的な問題演習へスムーズに接続できます。
共通テストから中堅私大レベルへの架け橋
本書をマスターすれば、共通テストの基礎レベルや、日東駒専といった中堅私大の入試問題に対応できる力が身につきます。まずはこの一冊を完璧にして、化学を得点源に変える第一歩を踏み出しましょう。
現論会厚木校では、学習に関するご相談を無料で受け付けています。フォームまたはお電話にて、お気軽にお問い合わせください!
本校は、保育園 KIDS SMILE LABO(2F)、レストラン 2343 FOOD LABO(3F)が入るビル4階にございます。上質な環境で、学習に集中したい方におすすめです。
📍 厚木市旭町1-7-3 4F(Google Maps)