📘『1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』|現論会 厚木校
更新日 : 2025年11月22日

「模試の長文になると全く読めない」
「なんとなくストーリーは追えるけれど、設問になると自信を持って答えられない」
多くの受験生が直面するこの「古文読解の壁」。実は、単語や文法の知識があることと、文章を正しく読めることの間には大きな隔たりがあります。古文には、現代文とは異なる特有の「読み方のルール」と「解き方のセオリー」が存在するからです。
今回、現論会厚木校が自信を持っておすすめするのは、スタディサプリの超人気講師・岡本梨奈先生による『1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』です。本書は、そのタイトルの通り、古文アレルギーの受験生でも、たった1冊で入試実戦レベルの読解力を身につけられるよう設計された参考書です。
「読み方」と「解き方」の二部構成で死角なし
本書の最大の特徴は、前半の「読み方篇」と後半の「解き方篇」にはっきりと分かれている点です。多くの参考書が読解と解法を混ぜて解説する中で、本書はこれらを明確に区別することで、段階を踏んで着実に実力を伸ばすことができます。
前半「読み方篇」で古文最大の敵「主語省略」を攻略
古文読解で最も受験生を苦しめるのが「主語の省略」です。誰が話しているのか、誰が動作をしているのかを見失うことで、ストーリーが追えなくなってしまいます。 本書の前半では、感覚に頼らず、「敬語の有無」や「接続助詞(て・で・つつ・ども)」などの文法的な手がかりを使って、省略された主語を論理的に特定する方法を徹底的に解説しています。パズルのように論理的に主語を補う技術が身につくため、文章の理解度が劇的に向上します。
後半「解き方篇」で得点に直結する「設問攻略の型」を学ぶ
文章が読めても、問題が解けなければ点数にはなりません。後半では、内容一致問題、理由説明問題、現代語訳など、入試頻出の設問パターンごとの「攻め方」を網羅しています。 例えば、「傍線部の理由を問われたら、直前・直後のどこを見ればいいのか」「選択肢のどこに注目して消去法を使えばいいのか」といった、得点に直結する具体的なプロセスを学ぶことができます。
挫折させない講義形式と鉄壁の学習サイクル
古文が苦手な受験生にとって、堅苦しい解説書はそれだけでやる気を削ぐものです。しかし、本書はその点においても徹底的に配慮されています。
岡本先生の授業を完全再現した「実況中継」スタイル
本書は、まるで予備校の教室で岡本先生の授業を受けているかのような、親しみやすい語り口調で書かれています。先生と生徒の対話形式で進む部分もあり、受験生がどこで躓きやすいかを先回りして解説してくれるため、疑問を残さずに読み進めることができます。古文に苦手意識がある人ほど、この「わかりやすさ」に救われるはずです。
インプットとアウトプットの黄金比で定着させる
各章は、「テーマの解説(講義)」→「要点のまとめ」→「演習問題」というサイクルで構成されています。講義でインプットした「読み方・解き方」のルールを、直後の演習問題ですぐに試すことができるため、知識が定着しやすくなっています。ただ読むだけでなく、実際に手を動かして解くことで、「わかったつもり」を防ぎ、確実な実力へと昇華させます。
入試現場で役立つ実践的なテクニック
本書が多くの受験生から支持される理由は、綺麗事ではない「実戦的なアドバイス」が詰まっている点にもあります。
単語がわからなくても諦めない「推測力」
入試本番では、必ずと言っていいほど見たこともない単語や、注釈のない難解な表現に出くわします。多くの受験生はそこでパニックになりますが、本書では「プラス・マイナスのイメージで推測する」「文脈から類推する」といった、実戦で使える対処法も詳しく解説されています。満点を目指すのではなく、合格点を取るための泥臭いテクニックも学べるのが強みです。
和歌や識別問題もしっかりカバー
近年、入試で配点が高くなっている和歌の修辞法や解釈、さらには紛らわしい助動詞(「なむ」「に」など)の識別方法についても、独立した章で手厚く扱われています。
まとめ
古文を「得点源」に変える最短ルート
『1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』は、古文読解の入門書でありながら、中堅私大から難関大の基礎まで通用するエッセンスが凝縮された一冊です。 古文は、正しい読み方と解き方のルールさえ身につければ、現代文や英語に比べて短期間で成績を伸ばしやすい科目です。本書でその「型」を習得し、自信を持って入試問題に挑めるようになりましょう。この一冊をボロボロになるまで使い込んだ時、古文はあなたの強力な武器に変わっているはずです。
確実な実力向上を支える学習サポート
大学受験において、良質な参考書を選ぶことは重要ですが、それをいつ、どのタイミングで、どのように使うかが合否を分けます。 本厚木にある大学受験予備校【現論会 厚木校】では、生徒一人ひとりの志望校と現在の実力に合わせて、本書のような参考書を最も効果的に活用するための学習計画を作成します。古文を得意科目にして志望校合格を勝ち取りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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