📘『古文インプット52(文法・和歌の修辞・演習)』|現論会 厚木校
更新日 : 2025年11月21日

「実際の文章になると訳せない」「和歌の意味がまったく掴めない」という悩みを抱えていませんか?古文を得意にするためには、単発の文法知識を、文章の中で使える「解釈力」へと昇華させる必要があります。
今回は、文法の復習から本格的な長文読解への架け橋となる名著『古文インプット52』について、その特徴と合格に直結する使い方を徹底解説します。
文法と読解をつなぐ『古文インプット52』の役割
本書は、駿台文庫から出版されており、多くの受験生に支持されている古文解釈の参考書です。その最大の特徴は、「文法の確認」と「文章解釈の練習」を同時に行える点にあります。
文法知識を「使える武器」に変える
多くの受験生が陥りがちなのが、助動詞の意味や接続を丸暗記しただけで満足してしまうことです。しかし、入試で求められるのは、文脈の中で正しい意味を判断し、正確に現代語訳する力です。本書では、52個の重要テーマ(インプット)を通じて、文法知識を実際の短文の中でどう適用するかを実践的に学びます。
3部構成で段階的に実力を養成
本書は以下の3部構成になっており、段階的に古文読解の基礎体力を鍛えることができます。
- 文法編: 助動詞や助詞、敬語といった重要文法事項を、短文解釈を通じて再確認します。文法書で得た知識が、実際の文章でどのように機能しているかを体感できます。
- 和歌の修辞編: 多くの受験生が苦手とする和歌について、掛詞や枕詞、縁語といった修辞技法を集中的に学びます。和歌の解釈は難関大入試で差がつくポイントであり、ここを対策できるのは大きな強みです。
- 演習編: 前半で学んだ知識を総動員して取り組む、長文読解の実戦演習です。詳細な解答・解説がついており、自分の読解プロセスが正しかったかを確認できます。
『古文インプット52』の効果的な使い方
この参考書のポテンシャルを最大限に引き出し、古文を得点源に変えるための具体的な学習戦略を紹介します。
「文法編」と「和歌の修辞編」を徹底反復
まずは、「文法編」と「和歌の修辞編」に取り組みましょう。ここでは、単に訳を暗記するのではなく、「なぜその訳になるのか」という文法的根拠を常に意識することが重要です。1周で終わらせず、最低2周は繰り返すことで、文法知識を反射的に引き出せる状態を目指します。特に和歌の修辞は、繰り返し触れることで独特のルールや感覚が身につきます。
「演習編」で読解プロセスを確立する
基礎が固まったら、いよいよ「演習編」に挑戦です。ここでは、正解・不正解に一喜一憂するのではなく、「読解のプロセス」を重視してください。
- 主語の省略をどのように補ったか
- 助動詞の識別をどのような根拠で行ったか
- 敬語から人間関係をどう把握したか
解説を読み込み、自分の思考回路と模範的な解釈手順とのズレを修正していく作業こそが、古文読解力を飛躍的に向上させます。
古文読解へのスムーズな接続を実現する
『古文インプット52』は、文法学習を終えた受験生が、本格的な長文読解演習に入る前の「クッション」として最適な一冊です。いきなり難しい長文に挑んで挫折する前に、この本で一文一文を正確に読み解く力を養うことで、その後の学習効率が劇的に高まります。
確実な実力向上を支える学習サポート
大学受験の成功は、適切な教材選択と、それを最高の質でやり抜く実行力にかかっています。本厚木にある大学受験予備校【現論会 厚木校】では、こうした良質な参考書をいつ、どのように使うべきかという学習の設計図を生徒一人ひとりに合わせて作成し、古文を得意科目に変えるための戦略的な学習をサポートします。
現論会厚木校では、学習に関するご相談を無料で受け付けています。フォームまたはお電話にて、お気軽にお問い合わせください!
本校は、保育園 KIDS SMILE LABO(2F)、レストラン 2343 FOOD LABO(3F)が入るビル4階にございます。上質な環境で、学習に集中したい方におすすめです。
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