最近の入試制度の変化
更新日 : 2025年3月3日
近年、日本の大学入試制度は大きな変化を遂げています。これらの変更は、単なる学力試験だけでなく、受験生の多様な能力や思考力を評価することを目的としています。本記事では、最近の入試制度の変化とその影響について詳しく解説します。
1. 大学入学共通テストの導入
従来のセンター試験からの変更点
2021年度から「大学入学共通テスト」が導入され、従来の「大学入試センター試験」と比べて以下の点が変更されました。
- 思考力・判断力・表現力の強化:知識を問うだけでなく、思考力を試す問題が増加。
- 英語の試験方式の変更:リスニングの配点が増加し、英語4技能(読む・書く・聞く・話す)を重視(したがり始めた)。
- 記述式問題の見送り:導入が検討されたが、採点の公平性の問題から見送り。
影響
- 知識の暗記だけでは対応しづらくなり、論理的思考力や読解力が求められる。
- 英語試験において、リスニングの重要性が増し、普段からのリスニング対策が不可欠。
2. 総合型・学校推薦型選抜の増加
増加の背景
近年、学力試験のみでの評価ではなく、多様な才能や経験を持つ受験生を受け入れる動きが強まっています。そのため、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の枠が拡大しています。
主な変更点
- 総合型選抜:学力試験だけでなく、面接・小論文・プレゼンテーションなどを重視。
- 学校推薦型選抜:成績だけでなく、課外活動やリーダーシップ経験も評価対象。
- 事前課題・ポートフォリオの提出:志望理由やこれまでの活動実績を示す資料が求められることが増加。
影響
- 受験勉強だけでなく、課外活動の重要性が増す。
- 志望理由書や面接対策が不可欠となり、単なる学力試験対策だけでは不十分。
- 早めの準備が必要であり、高校1~2年生から計画的に取り組む必要がある。
3. 英語民間試験の導入見送りと今後の展望
変更点
大学入学共通テストにおいて、英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を測るために、TOEFLやIELTSなどの民間試験を活用する計画がありました。しかし、公平性の観点から導入は見送りとなりました。
影響と今後の見通し
- 民間試験の活用は大学ごとの判断になり、一部の大学では引き続きTOEICや英検を利用。
- 英語4技能重視の流れは継続しており、リスニング・スピーキング対策は重要。
- 大学によって試験方式が異なるため、個別の対策が必要。
4. デジタル化の進展とオンライン入試の導入
オンライン入試の増加
新型コロナウイルスの影響もあり、一部の大学ではオンラインでの入試が導入されています。
特徴
- オンライン面接:対面ではなく、ZoomやTeamsを使った面接方式を採用。
- デジタル試験の導入:一部の大学では、コンピュータベースの試験を試験会場で実施。
影響
- インターネット環境やPC操作に慣れることが重要。
- 自宅での受験に対応できるよう、静かな環境を整備する必要。
5. 入試改革の今後の展望
考えられる今後の変更
- 多様な評価方法の導入:学力試験に加え、課外活動やポートフォリオを重視する流れ。
- オンライン試験の普及:公平性やセキュリティの確保が課題だが、今後拡大の可能性あり。
- データ活用型選抜の導入:成績や活動実績をもとにAIを活用した選抜方式が検討される可能性。
受験生へのアドバイス
✅ 早めに志望校の入試方式を確認し、対策を始める。 ✅ 外部試験の対策をしっかり行う(特にリスニング・スピーキング)。 ✅ 学力だけでなく、課外活動やプレゼン能力も意識する。 ✅ デジタル環境への適応力を高める(オンライン試験・面接対策)。
まとめ
最近の入試制度は、単なる学力試験ではなく、総合的な能力を評価する方向に進化しています。そのため、受験勉強に加えて、面接・小論文・プレゼンテーション能力の向上や、課外活動の充実も重要です。
受験生は、最新の入試情報を把握し、自分に合った入試方式を選びながら準備を進めましょう!