【世界史対策】イスラーム王朝の流れを“地域別”で押さえよう!|現論会青葉台校
更新日 : 2025年5月20日
こんにちは!現論会青葉台校です。
今日は、世界史で頻出のイスラーム王朝の流れを、地域ごとにスッキリ整理してみましょう!
「イスラーム史って用語が多すぎて覚えられない…」
「アッバース朝とアイユーブ朝って何が違うの…?」
そんな人に向けて、地域ごとに押さえるだけで一気に理解が深まる!
共通テスト・私大・国公立2次にも使える、超重要知識をまとめました。
🔸まずは基本の本流:イスラーム世界の王朝年表(ざっくり)
- 622〜632年 ムハンマド(イスラーム教の創始)
- 632〜661年 正統カリフ時代(初代アブー=バクル〜第4代アリー)
- 661〜750年 ウマイヤ朝(ダマスクス中心)
- 750〜1258年 アッバース朝(バグダード中心)
ここまでは**「本流」**として必ず覚えておくべき超重要王朝!
🔹イベリア半島(スペイン)
イスラームの西の端!ヨーロッパとの関わりも多い。
- 後ウマイヤ朝(コルドバ)★アッバース朝に滅ぼされたウマイヤ家の生き残り
- ムラービト朝・ムワッヒド朝(ベルベル系)★マグリブの勢力がイベリアに侵入
- ナスル朝(グラナダ)★アルハンブラ宮殿で有名、レコンキスタまで生き残る
📝「コルドバ → グラナダ」と覚えると西イスラームの流れがつかめる!
🔹エジプト(ナイル川流域)
地中海・紅海の接点としての要衝。
- アッバース朝(名目的支配)
- ファーティマ朝(シーア派)★カイロを建設/10世紀は“シーア派の世紀”
- アイユーブ朝(サラディン登場)★十字軍と対決!
- マムルーク朝(奴隷出身)★モンゴルの侵入を撃退
- オスマン朝(1517年〜)★マムルーク朝を滅ぼし、エジプト支配
📝「ファーティマ→アイユーブ→マムルーク→オスマン」の流れ!
🔹イラン・イラク(メソポタミア含む)
中心はバグダード・ペルシャ。学問の中心地でもあった。
- アッバース朝(バグダード)
- ブワイフ朝(シーア派)★アッバース朝を保護=「大アミール」
- セルジューク朝(スンナ派)★「スルタン」称号ゲット
- ホラズム=シャー(セルジュークの後継勢力)
- イルハン国(フラグが建国/イスラーム化)
- ティムール朝(サマルカンド中心)
- サファヴィー朝(シーア派/近代イラン)
📝宗派とセットで覚えるとスムーズ!
🔹中央アジア(トルキスタン周辺)
交易・遊牧民の通り道。トルコ系王朝が多い!
- アッバース朝(影響下)
- サーマーン朝(イラン系)
- カラハン朝(初のトルコ系イスラーム王朝)
- 西遼(カラキタイ)★契丹人による異民族支配
- チャガタイ=ハン国(モンゴル系)
- ティムール朝(再び登場)
- シャイバニ朝(ウズベク人)→ブハラ・ヒヴァなどの後継国家へ
📝「サーマーン → カラハン → モンゴル(西遼・チャガタイ)→ ティムール」
🔹アフガン・インド(ガズナ~ムガル)
インド亜大陸にイスラームが広がる過程。
- アッバース朝(イスラーム世界全体の支配)
- サーマーン朝→ガズナ朝(初のアフガン拠点王朝)
- ゴール朝→奴隷王朝(インドへ本格進出)
- ハルジー朝→トゥグルク朝→サイイド朝→ロディー朝(デリー=スルタン朝)
- ムガル帝国(バーブル創始、アクバルで全盛)
📝「奴隷 → ロディー」までがデリー=スルタン朝
→その後ムガル帝国がインドの中心に!
💡まとめ:地域で覚えると頭がスッキリ!
イスラーム史は“王朝の名前を年代で覚える”だけではツラすぎます。
だからこそ、「地域別」にまとめることで、地図・宗派・出来事とのリンクが生まれます。
藤沢・青葉台校の生徒にも大好評のこの整理法、ぜひ使ってみてください!
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