【超効率的に極めろ!】難関大合格のための古文単語の覚え方
更新日 : 2025年5月30日
こんにちは!現論会 横浜校です!
突然ですが、こんなお悩みはありませんか?
・「英単語は覚えられるけど、古文単語だけどうしても苦手…」
・「古文の文法は好き。でも単語が全然覚えられない…」
そんなお悩みを抱えている高校生・受験生は、多いのではないでしょうか?
この記事では、古文単語が苦手な人でもスラスラ覚えられるようになる暗記法を紹介します!
さらに、やってはいけないNG暗記法や、オススメの単語帳まで紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
【そもそも】なぜ古文単語を暗記するのか?
「古文って昔の日本語でしょ?なんとなく意味もわかるし、そんなに勉強しなくてもいいんじゃない?」
そう思っている方、要注意です!
古文には、現代語とは意味が“真逆”な単語や、全く別の意味を持つ単語が数多く存在します。意味を取り違えると、本文の理解が大きくズレてしまいます。
たとえば、こんな単語に注意!
■「あはれ」
- 現代語のイメージ:「哀れ(=かわいそう、惨め)」
- 古文での意味:「しみじみと心が動かされること。感動、愛おしさ、趣深さ」
👉 つまり、ネガティブな意味ではなく、ポジティブな感情にも使われる言葉なんです。
例:「あはれなる人」=情が深く、心を打つような人
現代語の感覚で「哀れな人(かわいそうな人)」と訳すと、大きな誤訳になります!
■「あさまし」
- 現代語のイメージ:「浅ましい(=みっともない、恥ずかしい)」
- 古文での意味:「驚きあきれるほどひどい。非常に意外だ」
👉 古文では、“予想外で呆れるほどショック”というニュアンスが中心。
「情けない」「驚く」「見苦しい」などに訳されます。
例:「人のあさましき振る舞い」=人の驚くほどひどい行動
現代語の「卑しさ」だけで解釈すると、これもまた誤読につながります。
古文単語を覚える大きな3つのメリット
1. 長文がスラスラ読めるようになる
古文は、英語と同じ「外国語のようなもの」。
単語の意味がわからなければ、文章を読んでも「なんとなく」で流してしまい、内容をつかめません。
古文単語を知っていれば、意味を瞬時に捉えられるので、
いちいち辞書を引かずに文章の流れに集中でき、読むスピードと理解力が格段に上がります。
2. 文法知識が活きてくる
古文では「単語の意味」と「文法」はどちらも欠かせません。
でも、どちらか一方だけでは読解には不十分です。
たとえば、「助動詞の識別」はできても、周囲の単語の意味があいまいだと文章の意味はつかめません。
逆に、単語がしっかり入っていれば、文法を使って正確に読み解く力がグンと上がります。
「単語の意味がわかる」+「文法で構造がわかる」=読解力UP!
つまり、単語を覚えることで、今まで学んだ文法知識が“生きた武器”になるんです。
3. 記述や選択問題でミスが激減する
古文単語を知らないと、
- 選択肢の意味を勘違いする
- 解釈違いを起こし、文脈のズレが起こる
- 記述で「それっぽいけどズレた答え」になる
といったもったいないミスが起こります。
逆に、単語の意味を正しく理解していれば、選択肢の消去や記述の軸がブレません。
単語力=解答の正確さにつながるので、
「あと一問正解していれば…!」という惜しい場面を確実にモノにできます。
💡古文単語は「古文を得点源にするための最初のステップ」なんです!
【驚きの事実】古文単語は英単語より圧倒的に少ない!
大学受験で覚える単語量
・英単語:3000〜4500語
・古文単語:300〜500語
なんと、難関大に必要な古文単語の必要語彙数は英単語の1/10以下!
中学生のうちに英単語を1000語以上覚えた経験があるなら、古文単語300語なんてあっという間ですね。
英単語よりも圧倒的に少ないので、正しい覚え方をすればすぐに成果が出ます!
実際に、1ヶ月〜2ヶ月で古文単語を一通りマスターすることは十分可能です!
【要注意!】古文単語のNGな覚え方
⚠️現代語訳を丸暗記しようとする⚠️
古文単語は英単語と違い覚える訳語が多い場合がほとんどです。
暗記法を知らずにそのまま丸暗記しようとすると負担が非常に大きくなってしまい、和訳自体も曖昧なものが多いです。
意味の丸暗記に頼っていると文章中で出てきた時に意味を文脈に沿って理解することができません。
そのため、長文でも活用できないので、丸暗記は卒業しましょう!
長文でも得点源にするために、以下の効率的な方法で覚えてみましょう!
【暗記のコツ①】イメージで覚える
古文単語は、感覚で覚えると格段に定着率が上がります!
▶︎「プラス or マイナス」で分類する
- 「をかし」=趣深い、おもしろい(→プラス)
- 「あさまし」=あきれる、情けない(→マイナス)
- 「いみじ」=とても〜だ(良い意味・悪い意味どちらも)
単語を読んだときに、
- 「明るい感情?」
- 「ネガティブな状況?」
といった感情の方向性で分類するだけで、意味が思い出しやすくなります。
▶︎場面で思い浮かべる
例文やシチュエーションを思い浮かべながら覚えると、記憶が長く定着します。
たとえば「はづかし(恥ずかしいほど相手が立派)」
→ 目上の人の前で気後れしている自分をイメージ!
“単語”ではなく“シーン”で覚えるのがポイントです!
【暗記のコツ②】語源で覚える
語源(もともとの意味)から理解すると、関連語もまとめて覚えられます!
▶︎ 例1:「はづかし」
- 語源:恥ずかしい
- 意味:相手が立派で、自分が恥ずかしい →「立派だ」と訳す
▶︎ 例2:「あさまし」
- 語源:あきれる・驚く
- 意味:驚き呆れるほど… → 情けない、ひどい、見苦しい
語源を知っておくと、文章の中で意味を判断しやすくなり、応用が効くようになります!
おすすめ古文単語帳2選
読んで見て聞いて覚える重要古文単語315

特徴
・受験に最適な語数を含んでいる
・単語のニュアンスを解説してくれている
この単語帳は、単語の意味だけでなく、原義やニュアンスまで丁寧に解説されているのが特徴です。
ただし、注意点もあります。
解説が丁寧すぎるがゆえに、つい「読むこと」に集中してしまい、「覚える」ことが後回しになるケースもあります。
最初の1〜2周目まではじっくり読んで理解するのがオススメですが、それ以降はテンポよく繰り返し、
「どの単語が覚えられていて、どれが覚えられていないか?」を確認する暗記モードに切り替えることが大切です。
読む→覚える→テスト→抜けたところを復習
というサイクルを回すことで、知識がしっかり定着していきます。
『古文単語315』は共通テストから二次試験まで幅広く対応できる1冊。
「どれを選べばいいかわからない」という人は、まずこの単語帳から始めてみてください!
古文単語330

特徴
・330語という受験に必要十分な単語数を含んでいる
・単語の意味をイラストとkeyで解説されている
学校で採用している高校も多いので、持っている方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
古文単語330は読んで見て覚える古文単語315と似て、単語に対する解説がしっかりしています。
意味をイラストで解説されていたり、keyで「現代語だとどう表現されるか」を解説しているので覚えづらい単語も様々な側面から覚えられる仕組みができています!
古文単語315と同じように、読む→覚える→テスト→抜けたところを復習というサイクルで覚えていきましょう。また、慣れてきたら類義語も少しずつ覚えられるようにしましょう。
特に難関大学では、類義語の単語が出てきてわからないということもあると思うので、余裕のある人はぜひ古文単語330に取り組んでみてください!
【まとめ】古文単語を制する者が古文を制す!
古文が苦手な人のほとんどが「単語があやふや」です。
でも逆に、古文単語を覚えるだけで、一気に読解が楽になるのも事実です!
必要語数は英単語の1/10。覚え方も、「イメージ」と「語源」を使えばスラスラ覚えられます。
今からでも全く遅くありません!
ぜひ、今日から古文単語を「イメージ」と「語源」で覚える方法に切り替えてみてください!
横浜で大学受験に本気で挑むなら、現論会横浜校へ!
現論会横浜校では、あなたの現在の学力・生活スタイル・志望校に合わせて、最適な学習戦略を無料でご提案します。
難関大合格を目指すなら、“横浜で大学受験に強い塾”を選びましょう。
✅ 自分に合った勉強法や参考書選びを、コーチが徹底的にアドバイス
✅ 最新の入試傾向・受験情報をふまえた、志望校から逆算する具体的な学習戦略を提案
✅ 受験生ご本人・保護者様双方の悩みに丁寧に対応
👉【今すぐ予約】無料受験相談のお申し込みはこちら
