「がむしゃらな勉強」はもう卒業。大学受験に必須の「ロジカルシンキング」とは？具体例で解説

更新日 : 2025年11月22日

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はじめに：成績が伸び悩む原因は「論理」の欠如？

「毎日机に向かっているのに成績が上がらない」「何をどれくらい勉強すればいいのか不安になる」

受験生の多くが抱えるこの悩み。実は、能力の問題ではなく、「考え方（思考プロセス）」に原因があることが多いのです。

ビジネスの世界では、問題解決のために「ロジカルシンキング（論理的思考）」が必須とされていますが、これは大学受験においても極めて強力な武器になります。

今回は、現論会が大切にしている「論理的な勉強計画」の基礎となる考え方を、ビジネスのフレームワークを応用して具体的に解説します。

ロジカルシンキングとは、物事を体系的に整理し、筋道を立てて矛盾なく考える思考法のことです。これを大学受験に当てはめると、以下のようになります。

感情やその場の気分に流されず、「合格」というゴールに向かって最短距離を走るための思考法、それが受験におけるロジカルシンキングです。

ご提示いただいた参考記事にもある「MECE（ミーシー）」や「ロジックツリー」といった考え方は、そのまま受験計画にも応用できます。具体的なシーンで見てみましょう。

MECE（Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive）とは、「漏れがなく、ダブりもない」状態のことです。

【悪い例：MECEではない状態】

これでは、知識に穴（漏れ）があったり、同じ範囲を無駄に繰り返して時間ロス（ダブり）が発生したりします。

【良い例：MECEな状態】

現論会では、志望校合格に必要な要素をすべて洗い出し、無駄な重複を削ぎ落としたカリキュラムを作成しています。これが「最短ルート」の正体です。

模試の結果が悪かったとき、「もっと頑張ろう」という精神論だけで済ませていませんか？ロジックツリーを使って、原因を具体的に分解することが重要です。

【例：英語の点数が伸びない場合】

なぜ英語ができない？
- 時間が足りないから？
  - 速読力が不足している？
    - → シャドーイングを取り入れよう
- 内容が理解できないから？
  - 単語がわからない？
    - → 単語帳の完成度をチェックしよう
  - 構文が取れていない？
    - → 解釈の参考書を復習しよう

このように、「なぜ？」を繰り返して要素を分解していくことで、「今、自分が何をすべきか」が明確になります。これをせずになんとなく勉強しても、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。

ロジカルシンキングにおいて重要なのは、客観的な「事実」に基づいていることです。

これらは論理的ではありません。

この事実に基づいて、「1日あたり何ページ進める必要があるか」を割り出すのが、現論会のスタンスです。

「これで間に合うのだろうか？」という受験特有の不安は、計画が曖昧だからこそ生まれます。ロジカルシンキングを用いて、やるべきことが明確（MECE）になり、弱点の原因が特定（ロジックツリー）できていれば、あとは「やるだけ」の状態になります。

迷いがなくなれば、勉強の密度は劇的に上がります。

とはいえ、自分一人で客観的に現状を分析し、完璧な計画を立てるのは難しいものです。

現論会では、一人ひとりの志望校と現状の学力に合わせて、「何を、いつまでに、どのようにやるか」を論理的に組み立てたオーダーメイドの計画を作成します。

「今のやり方で合っているのか不安」「無駄な勉強をしたくない」という方は、ぜひ一度、現論会の無料受験相談にお越しください。あなたの現状をロジカルに分析し、合格への最短ルートをご提示します。