📘 読解力を測る「アレクサンドラ構文」&「アミラーゼ構文」テスト!やってみて!
更新日 : 2025年6月19日
あなたは文章を“ちゃんと”読めていますか? 短い説明文をもとに、空欄に当てはまる語を選びましょう。これは知識を問うものではなく、文脈読解力を診断するテストです。スクロールすると答えがあるので、答えを決めたら下に移動してみて下さい!!
アミラーゼ構文の正答率
- 全体の正答率:16.3% → 83.7%がミス
アレクサンドラ構文の正答率
- 中学生:正答率 38% → 62%がミス
- 高校生(新学校):正答率 65% → 35%がミス
【問題1】アミラーゼ構文
アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
問1:この文脈において、以下の文中の空欄に当てはまる最も適当なものを1つ選びなさい。
セルロースは( )と形が違う。
- デンプン
- アミラーゼ
- グルコース
- 酵素
▶ 答え↓
正解:1. デンプン
【問題2】アレクサンドラ構文
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
問2:この文脈において、以下の文中の空欄に当てはまる最も適当なものを1〜4の中から選びなさい。
Alexandraの愛称は( )である。
- Alex
- Alexander
- 男性
- 女性
▶ 答え↓
正解:1. Alex
文中に「女性の名Alexandraの愛称」として明記されているのは「Alex」。
🧠 機能的非識字とは?
- 文字は読める・言葉も知っている
- 識字障害や知的障害はない
- 日常生活のやりとりには支障がない
それでも説明文を正しく理解できない——そんな状態を「機能的非識字」と呼びます。
📉 影響・リスク:
- 説明書・契約書が読めない
- 公的文書や制度が理解できず損をする
- ニュースを理解できず、政治参加が困難に
- 思考が浅くなり、偽情報や詐欺に騙されやすくなる
世界では5人に1人が該当すると言われ、経済損失は年間176兆円にも上る(World Literacy Foundation 2023年)
📍 現論会宇都宮校では —— 読解力を“学力の土台”と考えます
現論会宇都宮校では、国語に限らず、すべての教科の学力の根底には「読解力」があると考えています。なぜなら、英語でも数学でも理科・社会でも、まずは設問を正確に読み取り、指示されている内容を理解することが、得点の第一歩だからです。
しかし、近年の生徒を見ていると、「読めているつもり」で進めてしまうケースが非常に多く見受けられます。たとえば、説明文に明確に答えが書かれていても、経験則や感覚で解釈してしまい、設問に対してズレた答えを書いてしまう。これはまさに、番組でも紹介された「機能的非識字」の状態と重なります。
現論会では、このような状態に陥らないよう、日頃のコーチング指導の中で次のような問いかけを行っています:
- 「この単語は“何と比較されている”のか?」
- 「この指示語(これ・それ)は、何を指している?」
- 「設問は“何を聞いている”のか?」
こうした質問を繰り返し投げかけることで、生徒たちは「文章を読むとは、文字を追うことではなく、意味を構造として捉えること」だと気づいていきます。特に志望校のレベルが上がるほど、設問のトラップや言い換えの技術が増していくため、この読解力の差が決定的な合否を分けることも少なくありません。
また、読解力は受験だけでなく、将来的に社会に出てからも重要な力です。契約書の内容を理解する、制度の利用条件を正しく読み取る、ニュースや資料を的確に判断する——そうした生活に直結する読解力を、受験期から育てることができるのが現論会の強みです。
現論会代表の柳生先生も読解力に関して多数の動画を公開してます!
ぜひご確認ください!!
「読めているつもり」を脱し、「読めるようになる実感」を育てる。
そのためのサポートを、私たち現論会宇都宮校は一人ひとりに合わせて丁寧に行っています!