書籍『良い戦略・悪い戦略』から学ぶ、受験戦略の構築
更新日 : 2025年4月10日

「頑張っているのに成績が伸びない」
「計画は立てたけれど、うまくいかない」
そんな受験生におすすめしたいのが、リチャード・ルメルト著『良い戦略・悪い戦略』です。
Amazonでチェックするこの本では、成果を生む「良い戦略」と、見かけ倒しの「悪い戦略」の違いを明確に説明しています。そしてその考え方は、実は大学受験にも深く通じるのです。
「戦略の不在」がもっとも危険である
ルメルトは本書で、こう断言しています:
「戦略がないことが最大の問題である」
これはまさに受験でも同じです。
「とにかく勉強する」「量をこなせばいい」という姿勢では、資源(時間・集中力)を有効活用できず、合格から遠ざかってしまう可能性があります。
受験における“悪い戦略”とは?
ルメルトは“悪い戦略”の特徴として、以下のような点を挙げています:
- 曖昧で具体性に欠ける
- 実行可能なアクションが伴わない
- 「願望」を「戦略」と勘違いしている
「単なる目標設定やスローガンは、戦略ではない」
たとえば、「東大に合格したい」という目標だけでは戦略とは言えません。
それを実現するための“現実的なプラン”がなければ、単なる夢にすぎないのです。
目標と戦略の違いを明確に意識することが大切です。
良い戦略には「核」がある
著者が強調する「良い戦略」の要素は、以下の3つの構造です:
- 診断: 現状の問題を的確に把握する
- 基本方針: どの方向で戦うかを定める
- 首尾一貫した行動: 具体的な実行策を整える
「良い戦略は、限られたリソースを一点に集中させるものだ」
これは受験戦略にぴったり当てはまります。
- 診断:模試・過去問分析から、自分の最大の課題を特定
- 基本方針:志望校の出題傾向に絞った学習方針を決める
- 行動:特定の教材に絞って繰り返し学ぶ/毎朝〇〇を習慣化する など
戦略がある人は、迷わない
良い戦略は、日々の学習で「迷い」を減らしてくれます。
「何をやらないかを決めるのも、戦略である」
全部やろうとするのではなく、合格に直結する部分に絞る。
この“割り切り”ができる人は、時間を最大限に活かすことができます。
自分だけの受験戦略を立てよう
あなたにとっての戦略とは、誰かの真似ではありません。
模試の結果や日々の学習データをもとに、「自分の戦い方」を見つけることが大切です。
そのためにも、まずは自分の現状を言語化し、目標までの道筋を逆算して考えてみましょう。
まとめ:戦略の有無が、合否を分ける
受験は、「頑張った人」が報われるのではなく、「正しく頑張った人」が合格する世界です。
『良い戦略・悪い戦略』は、勉強方法だけでなく、受験という“勝負”の捉え方そのものを変えてくれる一冊です。
「やるべきことが見えてきた」「やるべきでないことも整理できた」──そう思える状態が、戦略が機能している証拠。
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